重要伝統的建造物群保存地区。

(通称:重伝建)

 

現在、全国に126ヶ所存在している特別な古い町並みの保存地区。

 

この鳥取漫遊では3地区を巡り、累計68地区となり、やっと折り返し点を越しました。

 

<旅の行程>

1日目:鳥取→若桜→鳥取

2日目:鳥取→湯梨浜町→倉吉→三朝温泉

3日目:三朝温泉→大山町→米子→美保関

4日目:美保関→米子

 

それでは、

 

鳥取重伝建1地区目の風景を送ります。

 

◆若桜◆

(重要伝統的建造物群保存地区)

*読みは"ワカサ"

 

昨年8月に選定されたばかりの重伝建です。

 

鳥取県東南部の八頭郡(ヤズグン)にある山間部の町で、江戸時代には鳥取と姫路を繋ぐ若桜・伊勢街道の宿場町として栄えました。

 

軒先に"仮屋"と呼ばれる雪除けの庇があるのが町並みの特徴。

 

昭和おもちゃ館

 

昭和の玩具を展示している旧町屋。

 

木島家住宅(休憩交流処かりや)

(国登録有形文化財)

 

仮屋に水路に石州瓦…若桜を象徴する風景。

 

雪も屋根から水路に落ちる仕組みです。

 

その隣りのお宅も風流。

 

 

中尾家住宅

 

ひと際目立つ住宅は町一番の豪商の邸宅。

 

今もご家族が居住されています。

 

 

ところで、

 

格子に小窓が付いているのですが、これは伊勢参りなどで街道を行く人がこの小窓から杓子を差し入れて、家人がそれに米や銭を入れる為のものだそうです。

 

 

若桜民工芸館

 

向かいの中尾家の旧宅をリノベした資料館。

*内部の記事は次回

 

街道には新旧様々な建築が連なります。

 

 

面白い窓設置のこちらは旧床屋?

 

 

三階建てレベルの迫力。

 

ここから裏通りである蔵通りに入ります。

 

 

黒板の腰壁に水路、風情たっぷり。

 

蔵通りには寺院も点在しています。

 

西方寺

(宗派:浄土宗)

 

蔵の町並みに色を添える紅葉と黄葉。

 

 

このひっそりした感じが良い。

 

建物に囲まれている感も堪らない。

 

 

重伝建の端へ。

 

 

洋館棟が気になる。

 

太田酒造場

 

明治42年(1909)創業の酒蔵です。

 

若桜迎賓館

 

昭和9年(1934)築造の古民家を改修して交流施設にしたものです。

 

ご当地マンホール

 

雪山と川、町の名物だった鯉、雪と桜の柄。

 

次回、若桜民工芸館の記事を送ります。

 

続く。

 

 

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