漫遊2日目。
後半は重伝建巡り。
今回の漫遊で3地区を巡るも、全123地区の内、まだ53地区で先が長い…
昼に諏訪を出て、塩尻経由で南下します。
<旅の行程>
1日目:茅野→上諏訪(高島)→下諏訪
2日目:下諏訪→木曽平沢→奈良井
3日目:奈良井→南木曽(妻籠)
まず立ち寄ったのは、木曽漆器の里。
◆木曽平沢◆
(国選定重要的建造物群保存地区)
江戸時代を通して漆工町として栄えた木曽平沢。
"木曽漆器"は伝統的工芸品に指定され、漆器と共に栄えた町並みも平成18年(2006)に重要的建造物群保存地区(重伝建)に選定されました。
駅からすぐの東西500m程が重伝建地区です。
巣山家住宅主屋
(国登録有形文化財)
昭和8年(1933)の築造です。
出桁に袖壁、この地方らしい造り。
丸と菱の窓が粋ですね。
ちきりや手塚万右衛門漆器店
*Link→CHIKIRIYA
寛政年間(1789〜1801)創業の老舗です。
6月と10月には漆器祭で賑わう町も、コロナ禍のシーズンオフで、お店はほぼ休業状態。
そんな中、営業中だった「ちきりや」さんでお猪口を購入し、色々お話を伺えました。
職人による手作りの為、大量生産が出来ない事、その職人や工房も減ってきている事…
古い町並みあるある、突如現れる洋館。
右も左も漆器店が連なっています。
伝統的な建築に3階部分を増築したようなものも。
建物がずれて並んでいるところが面白い。
山加萩村漆器店
*Link→山加オフィシャルショップ
「山加」さんはモダンでお洒落なラインナップ。
通りを振り返る。
通りを引き返し、反対側へ。
漆器松野屋
奥行きのある町屋らしい造り。
オカヤ漆器店
緩やかな坂を上れば、重伝建地区の西側終点。
橋を渡り、資料館へ向かいます。
木曽漆器館
*入館料¥300
国の重要有形民俗文化財である「木曽塗りの製作用具及び製品」が3,700点超展示されています。
伝統工芸士や人間国宝の作家の作品も展示中。
長野五輪のメダルも。
山に囲まれた地だからこそ生まれた芸術。
漆も今では国内で調達出来ず、中国やベトナムからの輸入に頼っていますが、その技術と製品を愛でる感覚は連綿と受け継いでいって欲しいものです。
「ちきりや」さんで購入したお猪口。
底に金箔が貼られ、その上から漆が塗られています。
その深い雅さに一目惚れ。
箸はこの後訪れた奈良井・妻籠で購入したもの。
ご当地マンホール
塩尻市の名産ヤマメとナラの木の柄。
漆器の美しさにすっかり魅了された散策でした。
宿のある奈良井へ向かいます。
続く。
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