重伝建、宇陀松山の町並み巡り後編です。
奈良らしい風景が続きます。
奈良一奈良漬 いせ弥
慶応2年(1866)創業の老舗。
見事な漬け樽の看板。
昭和初期までは造り酒屋だったそうです。
銘菓きみごろも本舗 松月堂
宇陀の銘菓"きみごろも"で有名な、明治創業の老舗です。
立派な唐破風付き看板。
山邊家住宅
天明5年(1785)頃の築造。
宇陀紙問屋の総元締めを担った家柄でした。
薬の館(旧細川家住宅)
(宇陀市指定文化財)
際立つ唐破風付きの看板。
江戸末期築造の元薬問屋の旧宅で、現在、資料館として活用されています
*入館料¥300
森田家住宅
文化5年(1808)頃の築造。
薬問屋を商った家柄で、様々な薬の看板が戸袋に使われています。
玄関上の格子窓が独特で目を引きます。
緩やかな曲線を描く街道。
日乃出館
詳細不明ですが、旧旅館建築。
荒れていますが、この風情が堪らない。
街道に入って1km半程で、重伝建地区の北端に着きます。
慶恩寺
(御本尊:阿弥陀如来)
その起源は持統天皇9年(695)と伝わる、浄土宗の古刹です。
心洗われる美しい境内。
帰路は、主街道と並行した川沿いの通りへ。
城下町らしい交差をずらした十字路。
今も生活の場となっている町並み。
格子の美を知る。
万法寺
(御本尊:阿弥陀如来)
永和3年(1377)創建、浄土真宗の寺院。
御本堂(奈良県指定文化財)は工事中でした。
町家以外の建築も発見。
旧福田医院
全面タイル貼りで増築された建築も。
起点に戻り、町の南側へ。
久保本家酒造
元禄15年(1702)創業の老舗酒蔵。
"初霞"のブランドで知られています。
気付けば、あっという間の2時間。
町ともお別れの時です。
ご当地マンホール
旧大宇陀町の花カザグルマの柄。
漫遊の最終地へ向け大阪に戻ります。
続く。
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