毎度ながら1ヶ月以上も続く漫遊記事。

 

4月の岐阜・滋賀漫遊記事もこれが最終話。

 

重伝建、五個荘の町並みの風景を送ります。

 

時間が無く滞在は小1時間程度でしたが、それでは到底堪能出来ない程に素晴らしい街並みが広がっていました。

 

◆五個荘金堂◆

(重要伝統的建造物群保存地区)

寺前・鯉通り

 

その名の通り、水路に鯉が泳ぐ寺町の風景。

 

手前の浄栄寺には、聖徳太子がこの地を訪れた際に金堂を建てたという伝承が伝わっていて、これが町名の由来になったそうです。

 

外村繁邸の塀伝い。

 

 

花筏通り

 

外村繁の作品「花筏」に因んだ通り。

 

赤ポストよ、永遠に。

 

花筏通りを振り返る。

 

 

迫りくる重厚な蔵に挟まれて…感無量。

 

石造りになまこ壁という堅固さ。

 

 

あきんど通り

 

勝徳寺

 

長屋門は、江戸時代に向かいにあった陣屋から移築されたものと伝わります。

 

金堂まちなみ保存交流館

 

中江家の旧宅で、現在はお土産屋・喫茶店として営業中。

 

板塀と水路の美しき町並み。

 

 

皇太子殿下行啓記念碑

 

6年前にご視察されたそうです。

 

町の入口には鎮守社が佇んでいます。

 

大城神社

(主祭神:高皇産霊神)

 

聖徳太子が建立した金堂の守護として創建されたと伝わる古社。

 

 

後ろ髪を引かれる思いで金堂町を後にして、五箇荘駅へ徒歩で戻ります。

 

が、これが失敗。

 

近江鉄道本線の五箇荘駅へは徒歩30分。

 

ところが、町を挟んで反対側を走る東海道本線の能登川駅へはバスが出ていて、金堂町観光にはこの能登川駅利用が主流と後で知る…

 

最寄の五箇荘駅の方が不便というオチ。

(基本的なリサーチを怠った事を反省)

 

それにしても、町名は五"個"荘なのに、駅名は五"箇"荘…何故?

 

結局、五箇荘駅発の列車に間に合わず、駅で1時間待ちぼうけ。

 

けれど、五箇荘駅に向かう途中、素敵な建物に出会いました。

 

松居家住宅(旧五箇荘郵便局)

(国登録有形文化財)

 

大正14年(1925)に建てられた旧郵便局舎で、壁面の幾何学的な装飾が印象的。

 

西澤梵鐘鋳造所

松居家住宅の正面に建つ屋敷。

 

門前には、大きな梵鐘が置かれていました。

(写真にも小さく写っています)

 

能登川駅へバスで行っていたら出会えなかった風景。

 

これはこれで、良かったのだろう。

 

五箇荘駅

 

初の滋賀漫遊。

 

予想を遥かに上回る素晴らしい漫遊でした。

 

今度は琵琶湖の西側を巡りたい。

 

これにて旅のお仕舞いです。

 

*次回から5月の新潟漫遊記事になります。

 

 

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