金沢の重伝建4地区巡り。

 

茶屋街2地区の次は寺町2地区です。

 

まずは、ひがし茶屋街の北、卯辰山の麓に広がる寺院群から。

 

城下守護の為、元和2年(1616)に加賀藩三代藩主・前田利常により各地から集められた寺院群で、今も50程の寺院が連なっています。


それでは、山の裾野に広がる寺院巡り。

 

◆卯辰山麓◆

(国選定重要伝統的建造物群保存地区)

慈雲寺

 

天正5年(1577)創建の法華宗寺院。

 

蓮昌寺

 

天正10年(1582)創建の日蓮宗寺院。

 

泉鏡花の小説の舞台になった寺院です。

 

西養寺

 

寛正元年(1460)創建の天台宗寺院。

(元の創建地は越前)

 

源氏の家紋と同じ笹竜胆に興奮。

 

 

西養寺御本堂

(金沢市指定文化財)

 

天明3年(1783)建立、式台玄関が特徴的。

 

円光寺

 

大永元年(1521)創建の日蓮宗寺院。

(元の創建地は能登)

 

本光寺

 

応永23年(1416)、創建の法華宗寺院。

(元の創建地は越中)

 

本光寺山門

(金沢市指定文化財)

 

石垣が続く趣きのある風景。

 

 

全性寺山門

(金沢市指定文化財)

 

通称、赤門。

 

全性寺は大永2年(1522)創建の日蓮宗寺院。

(元の創建地は越前)

 

 

円光寺と共に現地に移転しました。

 

石と板と土塀が織り成す造形美。

 

 

妙泰寺山門

(金沢市指定文化財)

 

妙泰寺は慶長15年(1610)の創建。

 

石垣の道を進み、卯辰山麓の寺院群を後に。

 

 

山の麓を上がったり下がったり、軽いハイキング気分な小1時間でした。

 

その入口、ひがし茶屋街の端に鎮座する由緒ある神社にもお参り。

 

宇多須神社

 

養老2年(718)創祀と伝わり、当初は多聞天社と称されていました。

 

江戸時代、加賀藩二代藩主・前田利常が藩祖・前田利家を祀り卯辰八幡宮とします。

 

以降、藩主の祈願所として崇敬を集めました。

 

 

所々に忍者が…(笑)

 

明治時代に入り、御祭神(前田利家)は尾山神社に遷座され、この元宮は主祭神を高皇産霊神として、宇多須神社となり今に至ります。

 

 

御朱印

 

もうひとつの寺町へ向かいます。

 

続く右矢印

 

 

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