時刻は14時過ぎ。

 

城端から高岡に戻り、町並み散策です。

 

"千本格子の家並み"、重伝建の金屋町へ。

 

重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)

文化財保護法に基づき市町村が指定した伝統的建造物保存地区の内、

特に価値が高いものとして国が選定したもので、

令和元年12月時点で全国43都道府県100市町村120地区が選定されています。

 

◆金屋町◆

(重要伝統的建造物群保存地区)

 

江戸時代、加賀藩の元で鋳物師が集められ、高岡銅器産業の中心として栄えた町です。

 

5年前には重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、往時を偲ばせる格子造りの町家と石畳の風景が続いています。

 

たたら庵 喜泉

 

店頭には様々な銅像。

 

町家は住居の他、土産物屋やギャラリーとして今も通りを行き交う人を迎えています。

 

まちの駅 鐡瓶屋

 

"The 昭和"なおかっぱ娘さん。

 

高岡市鋳物資料館

 

鋳物製造の工程を学べます。

 

大寺幸八郎商店

 

万延元年(1860)創業の鋳物商店。

 

現在も製造卸業と共に店舗兼喫茶として営業中で、アクセサリー作成体験も出来ます。

 

通称"体操坊や"がお出迎え。

 

 

女将さんに町家内を案内して頂き、錫(すず)や金屋町のお話を伺い、ちょっと長居。

 

大正ロマン漂う美しい家具に囲まれた喫茶広間は、まるで貴賓室の様な空間。

 

 

このポスターは、棟方志功に師事した高岡在住の版画家佐竹氏によるもの。

(お店の紙袋もこのデザイン)
 

錫のぐい呑みと風鈴を購入しました。

 

image
 
ぐい呑みは老舗工房「能作」さんのもの。
 
風鈴は小田和正さんも購入した人気商品で、その美しい音色に私も一"耳"惚れ。
 
素晴らしいひと時と出会いに感謝。
 

脇の小径。

 

 

やはり赤ポストですね。

 

 

高陵金壽堂

 

新調された格子造りが眩しい。

 

通りを振り返る。

 

 

宗泉寺

 

曹洞宗の寺院です。

 

ちょうどこの辺りが重伝建地区の南端。

 

表通りと並行した裏通りを戻ります。

 

鋳物工房利三郎

 

明治初期から続く鋳物工房。

 

大通りを隔てて北側にも町並みが続きます。

 

北側の通り。

 

 

南側と違って、生活空間が続く町並み。

 

旧南部鋳造所キューポラと煙突

(国登録有形文化財)

 

大正時代の溶鉱炉の遺構です。

 

これにて金屋町散策終了。

 

かつての繁栄振りは今は昔でも、連綿と受け継がれてきた職人技術を伝える町、金屋町。

 

素晴らしい文化と共にいつまでも。

 

続く右矢印

 

 

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