とある高校球児の苦い人生。~甘くてほろ苦い恋愛と共に~ -5ページ目

第⑤話   『別れⅡ』


彼女は一生懸命に、俺に気持ちを伝えるために、ひとつひとつ大切に大切に言葉を伝えた。






今、僕がつらい状態だということも、

何かに支えてもらわないとどうしようもない状態だということも、

そんな時こそ支えてあげたいってことも、

でも、




そこで彼女は言った。









「私には今のあなたを支えきれないし、受けとめきれない。だから、時間が欲しい。」




その時、僕はこう言い返した。









「ぢゃぁ、別れよう。」



これ以上の言葉は無かった。


彼女は泣きながら、うなづいた。







こうして、彼女との関係は1年弱の期間で幕を閉じたんだ。




彼女が今までで1番僕のことを理解してくれたから、

だからこそ、僕も彼女を理解できていた。




だから、わかるんだ。






本当に辛かったんだよね。

つらい態度いっぱいとってたもんね。

受けとめられなくて、当然だよ。

そらぁ、そぉ言われて、腹はたったよ。

でも、自分が悪いからそぉするしかないんだ。






今までこんな僕を支えてくれて、笑わせてくれて、楽しましてくれて、

本当に大切ないい思い出ばかりです。

生まれてはじめて自分から告白した、大好きって思えた彼女。









ありがとう。


本当に本当に、


ありがとう。

第④話   『別れ』

彼女が帰った後、僕は一人で泣き続けた。






普段はちょっとのことで泣かない俺が、家で1人でわんわん泣いた。






彼女への謝り、そして自分でのもどかしさ、せつなさ、悔しさ、憤り、
何もかもが重なって泣いた。







ただ、願うことは一つだけ、












「投げたい。」





ただ、それだけだった。








明くる日、病院へいって先生にこっぴどく叱られたことは言うまでもない。

状況は、そこまでは変わらなかったみたいだが、それでも自分の体、自分で守れと何回も言われた。






僕の病名は、筋挫傷。
つまり、肩の筋肉が断裂しているのだ。3か所。






この日、医者は僕にある提案をした。






痛み止めの注射を打つことを。






ただ痛み止めにはかなりのリスクはある。

副作用だってある。それに、痛みを感じさせずに野球をやるわけだから、後遺症だって残る。
大学で野球ができなくなるかも知れない。






その日に、結論は出せなかった。






その結論で、自分の人生が決まってしまうかもしれないのだから。






練習中に、ずぅっと走り込みをしながら、どおしようかずっと考えていた。

練習終わってからも、誰にも相談することはできず、1人でずぅっと考えていた。






そんな時だった。






携帯からオレンジの光が放たれた。






彼女だ。






「話したいことあるから、今から行っていい?」






( ̄□ ̄;)!!






まさか、このパターンは…





この時、一瞬我に返った。






彼女とは、あれ以来、普通にメールで仲直りをし、普通にメールをしていた。

ただ、会ってはいなかった。






彼女が来て、久しぶりに彼女は僕と目を合わせた。








彼女の目は、真っ赤に充血していた。

第③話   『八つ当たりⅡ』

彼女といろんなことでもめたりする日が続いた。






どこにもぶつけることのできない苦しみ、怒り、
そんなものをぶつける所は他の所でも現れた。






父、






母、






姉、






ついには、病院の先生にまで当たるようになった。





けれど、友達やチームメイトには数人を除けば、辛いという仕草をも一切見せなかった。






強がりの性格が、災いし、友達みんなに辛いところを見せたくなかったのだ。






その分怒りは違う矛先へ
という訳だ。






けれど、肩の痛みはボールを投げる時だけに痛むだけぢゃなくなってきていた。







字を書く時や、寝るとき、手をあげる時など
何をするにしても、肩がきつくてどぉしようもなくなってしまった。






ついには、病院の先生が信じられなくなってしまっていた。







俺は、次の日思い切って練習してみた。







普通にノックを受け、
普通に全力で投げ続けた。






その次の日、僕はうごけなかった。
あまりの肩の痛さに学校に行くことさえ、できなかった。






学校の終わりに、彼女がお見舞いに来た。






俺の部屋に来て、必死にいろんなことをしゃべってくれた。
今日学校であったこと、面白かったこと、






でも、正直、何も聞きたくなかった。
俺だって学校いきたかったのに…

俺は、思わず言ってしまった。



















「帰って(´`)」