第⑧話 『復活&新たな出会い』
次の日、監督と話をした。
一人じゃ怖かったから、その友達についてきてもらって、
全て話したら、次の試合に使うつもりだったから頑張れよ。と優しく言われた。
今まで、散々心配してくれたからこその優しさだろう。
そぉして、次の練習試合からはスタメンで試合に出た。
打順は7番だったけどね(笑)
でも、こぉして痛み止めを打ち続けてでも、高校野球を最後までやるって決めることができたんだ。
それは、監督、友達、チームメイトなどの支えがあったから。
感謝、感謝。
そんな時、1人の女の子に声をかけられた。
彼女は、1つ年下のバスケ部の女の子だ。
とても可愛らしくて、同学年ではかなりもてるらしく、自分的にもかなりタイプだった。
彼女には、以前にアドレスを聞かれたことがあったが、1度メールをしたことがあったか無かったか。
それくらいだ。
そんな子に、ストレートに、
「彼女と別れはったんですか?」
若干、テンソン、いや、テンションが上がるも必死に押さえ、
「あぁ、別れたで!何でなん?」
「いや、べ、別に。何でもないです。クラブお疲れ様です!」
何てカワイイ!(o>ω
と、不覚にも見とれてしまった。
顔的には、前の彼女のほうがタイプなのだが、笑顔、仕草が何とも言えなく、愛しかった。
ただ、今、自分がしんどい時期だからこそ、1人で頑張るということは決めていたから、彼女にしたいとかそんな気持ちは一切無かった。
だが、確実にテンションが上がりながら家に帰った。
帰ってる途中に携帯が鳴った。
今日話し掛けられた子ちゃぅか?(笑)
と、内心わくわくしつつ携帯をポケットから出すと、
携帯からは、オレンジ色の光が放たれていた。
第⑦話 『痛み止めとの戦い』
痛み止めを打ってからは、徐々に練習をするようになった。
痛み止めの効果は1週間。医者と相談し、木曜日に痛み止めを打つと決めた。
だから、効果が切れかかる水曜日はすこぶる肩が重い。
ただ、必死に痛み止めを打って練習をしていた。
そして、
痛み止めを打ち出してから、はじめての練習試合。
「痛み止めも打ったし、たくさん監督とも相談してる。スタメンで使ってもらえるやろ。」
勝手におもってた。
ただ、
スタメンに自分の名前は無かった。
2試合目にスタメンで呼ばれたが、雨が降ってきて試合は中止となった。
ただ、2試合目というのはいわば、2軍。
つまり控えが出るような試合にスタメンだったんだ。
試合の帰りのバスで、呆然としていた。
その様子に一人の友達が気付いてくれた。
彼は、俺と二遊間をくんでいて、、高校に入ってから、毎日一緒に帰っている、息もぴったりの友達だった。
もちろん、彼のことを1番信頼していた。
彼女といろいろあった時も、あまり相談しない俺が、彼だけには相談していた。
そんな友達に、
今の不安をぶつけた。
不安は次から次へ、
痛み止めを打つことに対する不安。
痛み止めを打っても試合に出れない悔しさ。
後遺症が残るかもしれないプレッシャー。
たくさん、話した。
話を聞いた後、彼はこう言った。
「俺はもう一度お前と、お前と!二遊間を組みたい。」
僕の目から涙が止まらなかった。
第⑥話 『決意』
彼女と別れて2週間が過ぎようとしていた。
その2週間の間、俺はいつも笑っていた。
絶対に彼女の前で、悲しい仕草を見せたくなかったんだ。
だから、強がった。
強がって、
強がって、
強がった。
何日も、
何日も、
何日も。
彼女が学校で泣いてるのは知ってたよ。
クラスは違うけど、1つだけ同じ授業もあるし。
だけど、俺は大丈夫な顔で、その目の前を通り過ぎる。
かなり、やな奴だよね(;-_-+
でも、強がらないといけなかった。
自分を保つことで必死だったから。
けれど、別れという大きなことがあったからこそ、今まで悩んでたことに、踏ん切りをつけることができたんだ。
俺は一人になって
今を生きることを選ぶことができた。
将来なんてどうでもいい。
後先なんて考えても仕方がない。
今は、
野球がしたい。
答えは1つだった。
その日、自分の肩に、痛み止めを打った。
夏の大会まで、すでに2か月を切っていた。