とある高校球児の苦い人生。~甘くてほろ苦い恋愛と共に~ -4ページ目

第⑧話   『復活&新たな出会い』




次の日、監督と話をした。




一人じゃ怖かったから、その友達についてきてもらって、




全て話したら、次の試合に使うつもりだったから頑張れよ。と優しく言われた。




今まで、散々心配してくれたからこその優しさだろう。




そぉして、次の練習試合からはスタメンで試合に出た。
打順は7番だったけどね(笑)




でも、こぉして痛み止めを打ち続けてでも、高校野球を最後までやるって決めることができたんだ。




それは、監督、友達、チームメイトなどの支えがあったから。




感謝、感謝。







そんな時、1人の女の子に声をかけられた。




彼女は、1つ年下のバスケ部の女の子だ。
とても可愛らしくて、同学年ではかなりもてるらしく、自分的にもかなりタイプだった。




彼女には、以前にアドレスを聞かれたことがあったが、1度メールをしたことがあったか無かったか。
それくらいだ。




そんな子に、ストレートに、




「彼女と別れはったんですか?」




若干、テンソン、いや、テンションが上がるも必死に押さえ、




「あぁ、別れたで!何でなん?」




「いや、べ、別に。何でもないです。クラブお疲れ様です!」




何てカワイイ!(o>ω

と、不覚にも見とれてしまった。




顔的には、前の彼女のほうがタイプなのだが、笑顔、仕草が何とも言えなく、愛しかった。




ただ、今、自分がしんどい時期だからこそ、1人で頑張るということは決めていたから、彼女にしたいとかそんな気持ちは一切無かった。




だが、確実にテンションが上がりながら家に帰った。




帰ってる途中に携帯が鳴った。




今日話し掛けられた子ちゃぅか?(笑)




と、内心わくわくしつつ携帯をポケットから出すと、














携帯からは、オレンジ色の光が放たれていた。

第⑦話   『痛み止めとの戦い』




痛み止めを打ってからは、徐々に練習をするようになった。




痛み止めの効果は1週間。医者と相談し、木曜日に痛み止めを打つと決めた。




だから、効果が切れかかる水曜日はすこぶる肩が重い。




ただ、必死に痛み止めを打って練習をしていた。






そして、

痛み止めを打ち出してから、はじめての練習試合。






「痛み止めも打ったし、たくさん監督とも相談してる。スタメンで使ってもらえるやろ。」





勝手におもってた。




ただ、








スタメンに自分の名前は無かった。






2試合目にスタメンで呼ばれたが、雨が降ってきて試合は中止となった。




ただ、2試合目というのはいわば、2軍。

つまり控えが出るような試合にスタメンだったんだ。






試合の帰りのバスで、呆然としていた。




その様子に一人の友達が気付いてくれた。




彼は、俺と二遊間をくんでいて、、高校に入ってから、毎日一緒に帰っている、息もぴったりの友達だった。




もちろん、彼のことを1番信頼していた。




彼女といろいろあった時も、あまり相談しない俺が、彼だけには相談していた。




そんな友達に、

今の不安をぶつけた。




不安は次から次へ、

痛み止めを打つことに対する不安。
痛み止めを打っても試合に出れない悔しさ。
後遺症が残るかもしれないプレッシャー。





たくさん、話した。




話を聞いた後、彼はこう言った。









「俺はもう一度お前と、お前と!二遊間を組みたい。」




僕の目から涙が止まらなかった。

第⑥話   『決意』




彼女と別れて2週間が過ぎようとしていた。




その2週間の間、俺はいつも笑っていた。




絶対に彼女の前で、悲しい仕草を見せたくなかったんだ。




だから、強がった。




強がって、

強がって、

強がった。





何日も、

何日も、

何日も。






彼女が学校で泣いてるのは知ってたよ。

クラスは違うけど、1つだけ同じ授業もあるし。

だけど、俺は大丈夫な顔で、その目の前を通り過ぎる。

かなり、やな奴だよね(;-_-+




でも、強がらないといけなかった。





自分を保つことで必死だったから。







けれど、別れという大きなことがあったからこそ、今まで悩んでたことに、踏ん切りをつけることができたんだ。





俺は一人になって

今を生きることを選ぶことができた。

将来なんてどうでもいい。

後先なんて考えても仕方がない。

今は、





野球がしたい。





答えは1つだった。









その日、自分の肩に、痛み止めを打った。

夏の大会まで、すでに2か月を切っていた。