とある高校球児の苦い人生。~甘くてほろ苦い恋愛と共に~
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第①⑦話  『奮闘』




1回戦を終えて、次の日また病院へ行って、痛み止めを打つ。






試合を終えて、病院に行くことは日課になっていた。






2回戦、1番ショート。
7ー3で勝利!!!
結果は、左線二塁打、右安打、遊ゴロ、投ライナー、中安打。






3安打1打点1盗塁の活躍でチームに貢献することができた。







無事2回戦も突破した。






A子はとても興奮して、毎日のように喜んでくれていた。





そんな姿が嬉しかった。






そして、3回戦。
3回戦、4回戦は2日続けての連戦だった。





誰にも言わなかったが、連戦に耐えられるのかどうかの不安があった。





でも、不安を口にするとその不安がまた大きくなっていく気がしたから、







だから、僕は不安を誰にもぶつけることは無かった。






3回戦。
相手は、秋にベスト8に残った強豪。


7回まで、1ー1の攻防。

試合を決めたのは、僕のバットだった。





8回、2アウト1、2塁で飛び出した、起死回生の左中間真っ二つの三塁打。






試合は決まった。
3ー1で見事勝利した。






試合後、地方紙からの取材を受けた。

次の日の新聞に載るんだって。

小さくだけど!!笑






次の日の新聞を見ると、
『怪我を乗り越えて、執念のタイムリー』みたいなことが書いてあった。





いっぱい、しゃべっちゃったしね。





ただ、その記事がすごく嬉しかった。





今まで、新聞に載ったことなんてなかった。





ただ、新聞に浮かれながらも気付いてたんだ。






2日続けての試合では痛み止めは打てない。











自分の肩が、昨日よりも上がらないことに

第①⑥話  『決戦』




ついに、この日が来た。





待ちに待ったこの日。






この日がくることが、






どれほど長かったか。






いつもの試合では、あんまり緊張のない俺が






これでもかというほど緊張していたんだ。






たくさんの応援が来ている。






はじめて、感じた。






これが最後なんだってことを






今の俺には、家族、友達、そして、A子や元カノだって、応援してくれている。






改めて考えて、緊張がほどけた。






そんなこんなで試合がはじまった。






僕は1番ショートで先発だった。






ちょっと最後になって、バッティングの調子があがって打順昇格してました!笑





てなわけで、プレーボールのバッターボックスに立つことができました。





スタンドからは応援がきこえる。応援は自分で選んだ『We will rock you』






バッターボックスはかなりの快感だった。






1回戦の相手は、弱小チーム。






7回コールド、11ー0の快勝だった。






俺の結果はというと、
三振、三ゴロ、右フライ、四球、投犠打
と散々だった。






ただ、1イニングだけあのマウンドで投げることができた。





僕は元々、肩を壊す前は2番手だった。
肩を壊してからは投げてなかったが、自分で直訴して1イニングだけ投げさしてもらえた。
三者凡退で押さえた。





快感だった。





あの快感、あのボールを投げる感触、マウンドから見たまわりの景色。






今でも僕の体に染み付いている。

第①⑤話  『決戦前夜』

渡したいものがあるとのことだった。





次の日、学校で、約束の場所へ行くと、
おまもりを渡された。




ひとつだが、大切に作られたおまもりだった。





「試合ほんまにがんばってな!o(^-^)o応援行くし!」




はい!文句なしに1番可愛いわぁ~って改めて思うバカな俺だったが、








ありがとう。




俺のために、ありがとうね。




確か、裁縫苦手だったよね。




ありがとう。





そんな感謝の気持ちでいっぱいだった。






そのおまもりも、首からぶらさげてつけることにした。






そうして、練習をこなしている内に、もう大会まで後1日となった。




少し不安があった。





でも、元彼女もA子も応援メールをくれた。他の、俺の怪我を知ってる友達、知らない友達、チームメイト、たくさんメールが来た。





本当に応援されているんだなって。





ただ、応援されていることが一瞬プレッシャーにも感じた。





そんな時にA子から、「外に出てきて。」とのメールが




言われるまま、外に出ていった。






「緊張してるんぢゃないかなって思って(*^_^*)」




「するか、バカ!明日活躍するイメージしかうかばんわ!」




「またまたぁ~。あっ、短いですけど手紙書いてきたんで読んで下さい。ヂャまた明日です。」




手紙には、




「ついに明日ですね。イモってるんじゃないですか?(笑)最後なんだし、深く考えず思い切って楽しんできたらいいと思いますよ。応援ちゃんといきますんで!〇〇さんのユニホーム姿楽しみです(≧▼≦)では、明日。

 A子」











ありがとう。
今夜はぐっすり眠れそうだ。
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