一時的に重要な情報と長期的に重要な情報のバランスについてです。
どちらが大切か
一時的に重要な情報と長期的に重要な情報。ちょっと抽象的なので具体例を挙げておきましょう。
一時的に重要な情報とは、例えば怪我をしたときの応急処置に関する情報を、その場で手に入れることを指します。
長期的に重要な情報とは、怪我をしたときの応急処置に関する情報を、体系的かつ事前に手に入れておくことを指します。
つまり、一時的に重要な情報とは言い換えると即時的な情報だと言うことが出来ます。すぐに使う情報をその時に手に入れると言うことですね。
先のことは誰にも分かりません。ですので、即時的な情報と言うのもある程度必要になってきます。
ですが、ある程度決まり切っていることもありますよね。例えば日常生活には会話が欠かせませんので、国語の勉強は必要です。こういうものは一時的に重要な情報と長期的に重要な情報が複合しているわけです。
「一時的に重要な情報」の段階を超えると、次は「長期的に重要な情報」の段階に入りますので、無理なく技術を磨いていくことが出来るわけです。
一時的に重要なだけの情報、長期的に重要なだけの情報は、それらを生かす機会がとても限定的な場面になりがちなので、どちらが大切というよりも、一時的に重要な情報と長期的に重要な情報をシームレス（seamless：継ぎ目が無いよう）に利用するための環境を整えることの方が重要だと言えます。
先の言語の例で説明すれば、日常的にステップアップの機会が存在しているため、無理なく楽しみながら自分のレベルに合わせて技術を磨いていくことが出来ますよね。つまり、そういうことです。
心理的なストレスの解消にも
このことさえ理解して、習慣作りに役立てることが出来れば、中々定着しなかったような習慣もすぐに定着するようになってきます。もちろん健康的な習慣作りに関しても同じように言えます。
そして更に、心理的なストレスの解消にも一役買ってくれるでしょう。
中々定着しない習慣や、中々上手くいかない計画、それらのことを、このことを念頭に置いて進めるようにしてみると大分無駄を省け、よりスマートな日常生活を送れるようになるかと思います。結果的に心理的なストレスも減るという訳です。
ということで、そういった悩みを書かていている方は、是非ともこのことを意識して習慣作り、計画作りに取り組まれて見てください。強い動機があって環境を変えたい場合、自分を違う環境に置くよう行動するのが一番手っ取り早いです。
ストレスをため込まない程度に、習慣作りの計画を練ってみてくださいね。
