緊急時には生命活動を優先させる




まず最初に重要だと思われるのが、コルチゾールというホルモンです。

 

 

 

 

 

 

 

コルチゾールは、ストレス(刺激)を受けた時に対処反応として腎臓より分泌される副腎皮質ホルモンです。アドレナリン等と同じく血圧の昇圧機能を持っており、代謝機能を上げ身体機能を高める、血圧を上げて痛みを遠ざける等の役割があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、本来は物理的な生命リスクに直面した時に分泌されるホルモンです。しかし現代社会において、コルチゾールは極頻繁に分泌され、物理的な生命リスク以外にも同じように対処するために社会的な問題を引き起こしていますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがストレスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレス自体は何ら悪いものではないのですが、身体のストレスへの対処が原始的な構造のままなので、人間はそのストレスの対処により更にストレスを抱え込むという悪循環を背負って生きる以外に、今のところ術が無いのが実情なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、ストレス発散などという非生産的な行為を行わなければならなくなるのです。本来、ストレスへの対処が終了したらそれで御破算となるはずの副腎皮質ホルモンも、現代社会においては余計なお世話以外の何物でもないと言うわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この副腎皮質ホルモンであるコルチゾールやアドレナリンの大量分泌によって、本能的に短絡的な思考に走りやすくなるという傾向が生まれるとともに、交感神経優位の状態が続き、アドレナリンの受容体を持つ顆粒球の活動が活発になりアセチルコリン受容体を持つリンパ球の活動が低下するために、代謝機能が低下します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代謝機能が低下すると言うことは、すなわち肌荒れやニキビ、睡眠不足、食欲のコントロール、精神状態のコントロールに以上を来たしやすい状態になるということです。生命の基本的な活動を優先させるために、人間と言う動的な実体を細部まで制御できなくなるわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに先程登場しました顆粒球ですが、近年の研究結果によって顆粒球が活性化しすぎることで免疫異常を誘発してしまい、そこから精神疾患や脳機能障害に発展するケースも確認されているとのことです。膠原病や鬱病などはその類かと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体に悪い食事をすると身体は過度に酸化します。この酸化を放っておくことは、癌細胞を身体の中で野放しにするのと等しいのです。そして、交感神経を常時優位にすると言う行為は、まさに癌細胞を身体の中で野放しにするのと同じような行為なわけです。代謝酵素を活用できないというのは、そう言う意味なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節の変わり目に気圧配置が変わることで自律神経のバランスは大きく変わります。それによっても、体調に変化を来たします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月から6月にかけて気圧が急激に低下します。そしてこの変化は人の体調を交感神経優位から副交感神経優位に変化させます。このためリンパ球が増加し、リンパ球の炎症の頻度が高まります。これが春の花粉症の時期です。リウマチの人の関節痛もこの時期に悪化します。




逆に、9月から11月にかけては気圧が急激に上昇するので、この変化は人の体を副交感神経優位から交感神経優位に変化させます。このため顆粒球が増加し顆粒球の関与する組織傷害の病気の頻度が高まります。心筋梗塞や脳卒中を起こすやいのもこの時期です。




(ソース:白血球と自律神経 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが現在社会と人間の身体が抱えるストレスの根源的な問題であり、全ての人が知っておくべき基本的な身体の構造です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体の自滅を防ぐためには




身体の酸化を防ぎ、交感神経優位の状態を短期間でやめさせるためには、健康的に生活する以外方法はありません。この「健康的な生活」という言葉の中にはストレスを遠ざけると言う意味も含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレスが発生すれば身体は緊急事態として身体を緊急モードにするというのは先程お話したとおりです。現代人の多くは、この緊急モードで常時過ごしているのと同じことなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを解決するために、健康的に過ごすことを心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精神的な負担を軽くするために、身近なところから改善する、例えば身の回りの整理整頓をしてみて、「本当に必要なもの」「本当は不要なもの」を改めて確認してみましょう。そんな簡単なことから、自分の身の回りの環境は音を立てて変わり始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さな行動は明日への大きな一歩です。あなたの未来の為に、そして人類の未来の為に!




あなたの小さな一歩を世界は毎日待っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 










 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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