11時過ぎに心臓カテーテル検査が終了し

ここから2時間はベッド上安静。






造影剤の副作用も

今のところ出ていない。






カテーテルの挿入が右手首からで

止血バンドがきつく巻かれている。


左腕には点滴。


数時間は両腕が不自由で

スマホを見ることも

Switchで遊ぶことも難しい。


お昼ご飯が運ばれてくるまで

娘とおしゃべりをして過ごした。






カテーテル検査の感想を聞かせてくれる。


手首に局所麻酔をしていて

カテーテル挿入時の痛みはないのだけど

押し込まれる圧迫感はとてもあったのだと。


先生からは無いと聞いていたけれど

カテーテルが身体の中を通る嫌な感覚も

実際にはあったらしい。


特に、心臓の弁の部分を通過する時には

強く感じたと。


造影剤注入時の不快感もあって

痛みは感じないけれど

やっぱり苦痛のある検査。






それでも

鎮静剤を使用した

鼠蹊部からのカテーテル検査と

局所麻酔のみで手首からのカテーテル検査

両方を経験した娘は

どちらの検査が良かったかと言えば

今回の局所麻酔だと答えた。






理由は

検査後すぐに身体を動かせるから

自由度が高いと。






そんなおしゃべりをしているうちに

昼食が運ばれてくる。


今日のお昼ご飯は

ベッドで寝ながら食べられる検査後食

と言われるもの。


おにぎりとつくね串とカットフルーツ。






朝食抜きで検査を受けているので

おなかはペコペコなんだけれど

造影剤の副作用で

また吐き気が出てくるのではという不安で

時間をかけて少しづつ食べることに。






ベッド上安静の2時間が過ぎると

トイレに立てるようになるので

身体から早く造影剤を抜くために

苦手な水分摂取を頑張っていた。






手首の止血バンドが外れる夕方までは

DVDを観て過ごす。


バンドの圧迫が強くて痛いらしい…


指先の痺れが無ければ大丈夫とのことで

あと数時間は手首の痛みと付き合うしかない。






循環器内科の先生が来てくれて

カテーテル検査の結果は

冠動脈に特に問題は無くて

安心して良いと。


不整脈については

薬で調整していくだろうけれど

そこは担当の心臓血管外科の先生から

またお話があるらしい。


とりあえず、問題がなくて一安心。






検査が終了して6時間が経った。


やっと、痛かった止血バンドが外れる。


看護師さんが

バンドの圧迫を少しづつ弱めて

出血がないか確認していく。


半分近く緩めたところで

突然溢れるような出血。


看護師さんも私も驚いた…


急いで圧迫し直して

もう2時間様子を見ることになる。


6時間も圧迫していたのに

まだ止血できていないのか…


ワーファリンを飲んでいるから

出血が止まりにくいとは聞いていたけれど。






待ちに待った、2時間後。


今度こそ

止血バンドから解放されるだろうと

娘も私も思っている。


ところが…

バンドを緩めた途端

今度は吹き出すような出血。


飛び散る血で

ベッドから床からカーテンから

大惨事。


さすがに看護師さんも慌てていた。


また圧迫をし直して

更に2時間様子を見ることになる。


2時間後も止まらなければ

朝まで圧迫したままだと言われて

圧迫の痛みにずっと耐えている娘は

もううんざり…






私は私で

噴き出すような出血を見てしまって

ちゃんと止まるのだろうかと

ものすごく心配になってしまった…