アルミVペグ16/mont-bellモンベル
ペグって目立たないし、地味~なキャンプギアですけれど
こちらのペグはモンベルの隠れたロングセラー商品かも知れません。
僕はモンベルのテントを実際のフィールドでマジマジと見たことがないので判りませんが、
もしかしたら同社のテントに付属されているから需要がなくならないのかも知れませんが。。。
若き日の山にどっぷりハマッていた当時、僕の中では「ペグを買う」って行為自体が
「あり得ない」ことでした。
「そんなもん、わざわざ買うほどのモノか?」と感じていました。
(※主に使っていたテントがドーム型だったこともありますが)
硬い半岩場のような所でペグが刺さらないような硬い地面では
大き目の石や岩にガイロープを括り付けたり、
川原や積雪時のフィールドでは小石や雪を3kgくらいビニールのゴミ袋などに詰めて
ガイロープに括り付けていたりしました。
その他、倒木に括り付けていたりもしました。
時には落ちている適当な太さの木の枝などを折ったりナイフで削ったりしてペグ代わりにすることも多々ありました。
ペグを本当に必要とするシーンの方が少なかったほどです。
ところが、ラテラのテント( LA TERRA ラテラ L-V0202 VET22)を購入した時に
付属品として入っていたペグがあまりにもショボかったので
2,3回の山行でほとんどが全滅してしまいました。
そのため、ペグを初めて購入しました。
それで、いろいろ探しまわった挙句、
mont-bell(モンベル) アルミVペグ16 1122498に出会いました。
当時1980~90年代中盤、チタンの軽量ペグなどはありませんでした。
(有ったのかも知れませんが、まったく普及しておらず)
そのため、軽量ペグと言えばほとんどはアルミやジェラルミンペグの独壇場でした。
アルミは軽量だけど、ご存じのように硬度がイマイチで「曲げ」の強度に難点があります。
その「曲げ」の強度を補うためにモンベルのアルミVペグは
補強が施されています。
2本の赤い線の間が補強されているので、軽量かつ屈強なペグになっています
コロナ禍で始まったと言われている今回のキャンプブームでは
テントやタープに付属されているペグでは事足りず、
わざわざペグを購入するキャンパーさんが増えているみたいです。
キャンプ系youtuberさんなどもキャンプ歴が浅い人ほど、
やれ「鍛造ペグだ!」やれ「チタンペグだ!」と言っているようです。
確かに鍛造ペグもチタンペグも素晴らしいアイテムなのですが、
アルミペグも経験の浅いキャンプ系youtuberさんたちが言うほど
カンタンに曲がってしまうようなものばかりではありません。
どこかでチラッと書いたように思いますが、
ペグの軸と同じ方向に石やハンマーを打ちつけていれば
アルミペグだってそんなに曲がりません。
例えばカンタンなDIYで、板に釘を打ちつけていると、
ちょっとでも釘の軸と違う角度でハンマーを打ちおろしてしまうと
釘は曲がってしまいます。ペグ打ちもこれと同じようなもの。
動画を観ているとけっこう打ちそこねているストロークがあったりします。
それをペグのせいにするのもなんだかペグが哀れに思えてきます。
自分は過去に20本購入して、ローテーションのように代わるがわる使ってきました。
けっこう使い勝手が良いと感じてますし、ずいぶん重宝していました。
ちなみに、このペグでは強風などに煽られて抜けてしまったことはありません。
現在このペグを買うとしたら、中華製のチタンペグの方が
安価で購入できますが。。。