ワインは素敵な恋の道しるべ -386ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は好きな造り手のジンファンデルを抜栓。


マクナブ・リッジのジンジラ、2005年。


マクナブ・リッジは、1868年、スコットランドから移住したアレキサンダー・マクナブによって設立。


移住の際に連れてきたボーダー・コリーの一種がメンドシーナで種として定着し、マクナブ犬と呼ばれている。


ここの普及版はNVの赤と白で、エチケットはマクナブ犬。


赤の犬はフレッドでフレッズ・レッド、白の犬はティンでティンズ・ホワイトと呼ばれている。

さてこのワイン、初めて見た時は真面目なワインなのかと訝ったが、マグナブのワインと知って、日本橋高島屋で一本、丸ビルでもう一本購入した。


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このおどろおどろしいエチケットの絵は、このワインがジンファンデルの古木のぶどうを使用しているので、ぶどうの樹がモンスターになったという想定。


ジンジラと言う名前は、ジンファンデルとゴジラを合わせた造語。


ジンファンデルには、"シン・ジン"や"ザ・セヴン・デッドリー・ジン"など、美味しさを強調する面白い命名のワインがいくつもある。


でも、このワインの奇抜さは格別。



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裏のエチケットには、ワインの説明が書かれている。


満月の夜に、カリフォルニアのジンファンデルのぶどう畑から、ジンジラは噴き出すように現れる。


モンスター・ジンファンデルは、濃く力強く、カリフォルニアの他のヴァラエタル・ワインを荒廃させてしまい、他のジンファンデルをカリフォルニアの彼方に弾き飛ばしてしまう。


ジンジラは、ラズベリー、チョコレート、ペッパーやスパイスの複層的なニュアンスを持っているのだそうだ。


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色合いはとても濃い。


それでいて過度に重過ぎず、果実味と熟成感のバランスのとれた素晴らしいボディを持っている。


他のジンファンデルを弾き飛ばしてしまうかどうかは判断できないが、間違いなく高品質の洗練されたジンファンデルである。


ジンファンデルは、イタリアのプリミティーボと縁戚関係にあるぶどうだが、プリミティーボより確実に高度な発展を遂げている。


アメリカでブラッシュと呼ばれる甘めのピンクから、気軽なボディの赤、そしてとても重い赤までバラエティに富んでいるのもひとつの特徴だ。


久しぶりにモンスター・ジンファンデル、ジンジラを楽しんだお家ワインでした。





ある東京近郊の街で過ごす、風邪の夜の続き。
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牛肉料理が出たので、今夜は飲まないつもりだが、ハウス・ワインの赤を1杯だけ追加することにする。


赤もチリのフロンテラのワインで、ぶどうはカベルネ・ソーヴィニヨン。


フロンテラはチリを代表するワイナリー、コンチャ・イ・トロの製品。


本当に美味い高級ワインから、フロンテラのようなデイリー・ワインまで生産しており、保有するぶどう畑はチリ全土で9,000haに及ぶ。


先に飲んだシャルドネは、全く味がわからなかった。


さて、赤はもう少し味がわかるだろうか。


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やっぱりわからない。


白よりは美味しく感じるが、それでもワインであることがかろうじてわかる程度の味覚しかない。


風邪の影響、恐るべし。


やはり今夜は飲まない方が良いようだ。


食べログによると、この店の”真夜中のカレー”が人気なのだそうだ。


そこで〆に注文すると、今は人気メニューが変化し、”つけ麺”が一番人気なのだそうだ。


ちょっと食べ過ぎとは思いながら、バーがまかない食に作っていたというつけ麺”を注文。


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豚骨を砕いて丁寧に出汁を取って作っている本格的な豚骨スープ。


これは掛け値なしに旨い。


お腹はいっぱいなのだが、残さず食べてしまった。


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豚骨スープが濃厚なので、爽やかな飲み物が欲しくなった。


そこで、スーパードライのドラフト・ビアを注文。


これは美味そうだ。


ところが飲んでみると、めちゃくちゃ苦い。


味がわからず、苦みしか感じないのだ。


今夜はお酒を控え、おとなしくホテルに帰って寝ることにしよう。




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このお店、来る時に場所がわからず、苦労した。


結局お店の人に駅前まで迎えに来てもらった。


外に出て振り返ると、確かに店の名前が書かれている。


これを見付けられなかったということは、やはり風邪が重症だ。


ほとんど飲まずに過ごした、風邪の夜でした。






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ちょっと用事があって訪れた、東京近郊の街でのこと。


初めての街なので、駅前の○○グランド・ホテルに宿泊した。


大抵の場合、グランド・ホテルと名が付くと、その街で一番良いホテルの可能性が高いのだ。


朝起きると頭が重く、喉や関節が痛い。


これは、ひょっとして風邪!?


もう10年以上風邪を引いたことが無いし、風邪を引くのは精神が緩んでいる証拠だと思っていた。


確かに英語での論文提出で半徹夜が続き、体力は落ちていた。


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基本的に私は薬を飲まない。


美味しいものを食べて暖かくして寝ていれば治ると信じている。


下痢になっても決して下痢止めを飲まない。


悪いものがあるから排出しているのであり、これを止めては身体に害になると思っている。


用事が終わって、やっと夜。


まずマッサージを90分受けて身体をほぐすと、美味いものを食べることにする。


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初めての街なので、食べログで”イタリアン、一人でも可”で検索して一番最初に出てきた、お店。


店に入ると、これは紛れもないバー。


今夜はお酒を飲まないのにどうしよう。


ワイン・リストを見ていると、好きなガヴィ・デ・ガヴィがあったので、1本注文してしまう。


でも、お店の方の”お客様、風邪気味とのことですが、本当に1本飲まれますか?”の問いかけに、我に返る。


結局お店の勧めで、ハウス・ワインを1杯だけいただくことに。


チリを代表するワイナリー、コンチャ・イ・トロが造る、フロンテラ、シャルドネ。


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料理は、ヴィタミンを摂るために、アヴォカドとモッツアレラのカプレーゼ風。


これが結構美味い。


でも、ワインの味は全くわからない。


元々安いハウス・ワインなのでボディがどうのこうのと言うつもりは無い。


でもこのワインは、トロピカル・フルーツの華やかさを持つ気軽でフレッシュな味のはずなのだが、本当に味が全く分からないのだ。


風邪が結構重症だと気が付く。


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そこで、スタミナも付けなければと牛の温カルパッチョを注文。


焼き加減も良く、これは美味い。


ヴォリュームもたっぷりだ。


料理の味はわかるのに、ワインの味がわからないとは、やはりワインはとても繊細な味覚と嗅覚を必要とする飲み物なのだ。


本当に何年振りかに引いた風邪の夜の続きは、また次回。





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今夜は、ボルドーの大好きな赤を抜栓。


シャトー・グリュオ・ラローズ、1994年。


サン・ジュリアンの二級格付けグラン・クリュである。


これは確か3本購入し、1本は彼女にプレゼントし、2本はハイアットかシェラトンに持ち込んで彼女と一緒に飲んでしまったと思っていた。


ところがセラーのボルドーのコーナーに、まだ1本眠っているのを見付けたのだ。


と言うことは、別にもう1本買っていたということだ。


残念ながらセラーに入っている90年代のボルドーはこれで無くなってしまった。


2000年代初めのヴィンテージを大事に寝かせておくことにしよう(20年物を飲むためには、更に10年近く待たなければならない!!)。


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グリュオ・ラローズは好きなワインなので、エチケット帳を見ると1970年代から2000年代に至るまで、多くのヴィンテージのエチケットがずらりと並んでいる。


オーナーの変更等を受け、エチケットが年代によって微妙に変化しているのも面白い。


特にコーディアがこのシャトーのオーナーとなっていた時代のエチケットには、上部に黒い縁取りがあり、そこに"コーディア"と書かれていた。


コーディアが手放し、余分な名前の入っていないこの美しいエチケットに戻っている。



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有名なのは、この表記。


書かれている場所は変化しているが、「王のワイン、ワインの王」という表記は健在。


抜栓する前にこの表記を読んでは、"大した自信だ"と何時も満足に思っている。



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さすがグランクリュ、コルクの長さは秀逸。


質もとても良く、状態も良い。



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数年前に蔵出し品を正規輸入元から直接購入した。


ヴィンテージを考えるとリコルクはしていないはずだが、まだまだ使用に耐えるコルクだ。



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キャップシールにも、トレードマークとシャト・グリュオー・ラローズの名前が入っている。


なかなか出来の良いキャップシールだ。





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サンジュリアンは、ポイヤックとマルゴーの間にある地区。


ポイヤックの重厚さとマルゴーの優雅さとを併せ持つと言われ、それをまさに体現したのがグリュオ・ラローズだと思っている。


20年の熟成を経て、豊かな果実味と滑らかなタンニンのバランスがとても良い。


エレガントで力強く、まだまだ熟成に耐えるボディを持っている。


やはりグリュオ・ラローズは美味い。


セパージュはヴィンテージによって微妙に異なるが、大体カベルネ・ソーヴィニヨン57%、メルロー30%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド4%、マルベック2%といったところ。


また新しいヴィンテージを買い足しておこう。


大好きなサン・ジュリアン、グラン・クリュを堪能した、今夜も楽しいお家ワインでした。






今夜は久し振りにインドワインを抜栓。


インドには400を超えるワイナリーがあると言われてる。


しかしその中で飲んで美味しいワインは限られている。


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インドに駐在する森本さんが中心となって編纂した「インドワイン百選」には150種類程のワインが掲載されている。


私はこの内50種類ほどを飲んでいるが、本当に美味しいと思うのはスラとグローヴァーのみだ。


このボトルは、そのグローヴァー・ヴィンヤードが生産するカベルネ・シラーズ、ナンディ・ヒルズ、アート・コレクション、2010年。


グローヴァー・ヴィンヤーズのワインはインドでも人気が高く、リカー・ショップに買いに行っても売り切れのことが多い。


そこでインドに行くときは、インドに住む友人に早めに買い集めてもらうように頼んでいる。


私が彼にこのワインを紹介し、彼もこのワインの愛飲者なので、何とか手に入れてくれるのだ。

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グローヴァーは親子三代で経営するワイナリーで、インドでフランス系のぶどうを最初に栽培したことで知られている。


そして特徴的なのは、インドの名だたるイナリーの大多数がムンバイの北にある街、ナシク周辺に集中しているのに対し、グローヴァー・ヴィンヤーズはバンガロール近郊に位置しているのだ。


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もう一つの特徴は、フランスの空飛ぶ醸造家、ミシェル・ロランのアドヴァイスを得ていることだ。


エチケットの下部には、「ミッシェル・ロランとのコラボレーションで造られた」と記されている。



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裏面にはグローヴァーのワイン造りの信念といったことが書かれている。


グローヴァー・ヴィンヤーズはグローヴァー家の夢の実現であり、1988年から、ナンディ・ヒルズの麓の私たちのワイナリーで最高品質のワインを生産することがフィロソフィーである。


ワイン造りはまさに芸術であり、芸術家の才能と想像力を生かしてこのアート・コレクションを生み出した。


等々、ワイン造りに掛けるグローヴァー家の想いが記されている。


ところで、会社自体は他のワイン会社と合併し、今はグローヴァー・ザンパという名称になっている。


ザンパのワイン何種類か飲んだことがあるが不味く、この合併によってザンパの品質が向上することを願いたい。


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さて、飲んでみることにしよう。


グローヴァーのワインは今まで20本ほどは飲んでいるので、ブログでも何度かご紹介している。


少し還元臭があるものの、全体としては果実味も豊富でタンニンもしっかりしている。


オーク樽で6か月熟成させているとのことで、熟成具合も良い。


香りと味の強いインド料理に合わせると、とても美味いのだ。


だから自宅で飲むときも、合わせる料理には気を使うようにしている。


インド・ワインとしては最高クラスにあると思うグローヴァー、アート・コレクションを堪能した、今夜も楽しいお家ワインでした。







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今夜は、ピークを過ぎて味が落ちてしまっていると思い、セラーに放置していたワインを恐る恐る抜栓。


セラーに入りきらないボトルがあるのに、このワインをセラーに置いたままにしてあるのはおかしいと考えたのだ。


一方でセラー外に保管すると確実に老化が進むので、仕方なく抜栓することにした。


キュナード、クイーン・エリザベス 2、メルロー・ド・カンプジェ、キュヴェ・スペシャル、ヴァン・ド・ペイ・ドュ・ガルド、1995年。


1995年は確かに良い年だ。


しかも超人気のシャトー・ド・カンプジェのワインである。


でも、ヴァン・ド・ペイ、20年の保管に耐えられるはずが無い。


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このワイン、名前からお分かりの通り英国キュナード社が保有する『クイーン・エリザベス 2』のメイン・ダイニングで出されるハウス・ワインである。


以前、『クイーン・エリザベス 2』が横浜に寄港した時、キュナードのご招待でメイン・ダイニングで食事をした時のお土産で頂いたもの。


記念の品なので飲まなくても良いと思い、セラーで10数年寝かせたままになっていた。


正確に言えば、寄港した『クイーン・エリザベス 2』の中は国外。


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ボトルの裏側を見ても、納税シールは見当たらない。

だから船内で出されるワインは日本の酒税法に基づく納税は行っていない。


でも、下船するときに通関した記憶は無い。


キュナードが代行して通関してくれたのだろう。


さすが世界一の豪華客船会社だ。


『クイーン・エリザベス 2』は、先代の退役を受けて1969年に就航し、2008年に引退した。


その後、2010年に新『クイーン・エリザベス』が就航している。


『クイーン・エリザベス 2』の名前は、先代の『クイーン・エリザベス』の後継という意味で、2 (トゥー)と命名され、今のクイーン・エリザベス二世の名を冠したもの(この場合はⅡ、ザ・セカンド)ではない。


ところが進水式で、クイーン・エリザベス二世が船の名前を"クイーン・エリザベス・ザ・セカンド"と呼んでシャンパーニュを割ったのは有名なお話し。



『クイーン・エリザベス 2』の総トン数は69,053tで、先代の『クイーン・メアリー』(81,237t)や『クイーン・エリザベス』(83,673t)よりも小振りに建造されている。


これは、客船旅客の減少への対応と、パナマ運河通行のために船幅を狭くしたためである。


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上の写真は、2008年に最後の航海で大阪港に寄港した時の、『クイーン・エリザベス 2』。


そして左の写真は、昨年5月にカリフォルニア、ロングビーチに旅した時に遊びに行った『クイーン・メアリー』の写真。


第一世代の船が左右の舷側に広いデッキがあるのに対し、第二世代の船は舷側まで客室が広がり、外側にデッキが無くなっている。


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コルクはかなり濃く着色している。


でも、状態は良く、香りに問題は無い。


これはもしかして、と期待が膨らむ。


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グラスに注ぐと、ボトルの寝かせてあった下側に、多くの澱が付着している。


澱を落とさないように静かにグラスに注ぐ。


デキャンタージュした方が良かったと反省しながらも、澱が撹拌されなかったことにほっとする。


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香りは少し弱くなっているものの、腐敗臭は無く、ぶどうの果実香は健在。


色も若干の退色は見られるものの、レンガ色というほどではない。


口に含んでみる。


驚いたことに、タンニンこそ弱くなっているものの、ヴィンテージ・ワインの旨味を充分に味わうことができる。


恐らくヴァン・ド・ペイを20年も寝かせて飲んだことがある人は居ないだろう。


20年の保管に耐えるとは、シャトー・ド・カンプジェのワインは恐るべき。


今夜も楽しい、お家ワインでした。






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ブログお休みの記事を書いた後に、ワイン記事を掲載するのは何とも具合が悪い気がする。


でも、飲んで美味しいワインはやはりご紹介したい。


今夜の泡は、カンパーニャのダブリュ、ファランギーナ、メトード・クラシコ。


私のブログに3~4回は登場しているワインである。


造り手が、あのファウディ・ディ・サン・グレゴリオとアンセルム・セロス(ジャック・セロス当主) と聞けば、このワインの話題性がお分かりと思う。


二人の偉大な造り手の協力によるワインと言う意味で、ダブリュと名付けられた。


ぶどうはファランギーナ。


別に、グレコで造られたものもある。


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ファウディ・ディ・サン・グレゴリオはカンパーニャの地ぶどうで高品質のスパークリング・ワインを造りたいと思っていたが、実現できないでいた。


そこでジャック・セロスの当主、アンセルムの協力を得て5年の歳月を経てようやく創り上げたのが、このダブリュなのだ。


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ファウディ・ディ・サン・グレゴリオ初のスパークリングということで、コルクにも気合が入っているようだ。


コルクの頭にも、DUBLの文字が刻印されている。







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ミュズレにも、DUBLの文字が入っている。


シャンパーニュのように手の込んだミュズレではないが、シャンパーニュ以外のスパークリングは価格帯がどうしても低くなるので、あまりお金を掛けることができないのだろう。


でもダブリュは、シャンパーニュ以外のスパークリングとしては割と高い価格帯にある。


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ダブリュは、メトード・クラシコ、つまりシャンパン製法と同じ造り方で製造され、瓶内二次発酵させたスプマンテなのだ。


泡は細かく勢いがある。


メトード・クラシコで造られたスパークリングでも、シャンパーニュと同じこんな綺麗な泡はなかなか出ない。


熟したピーチやジャスミンの香り。


口に含むと爽やかな辛口で、しっかりとした熟成感がある。


ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ以外からもこんなに素晴らしいスパークリングを造ることができるのかと、感心。


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泡が良く見えるように、上からも撮影。


クラシック・スタイルのシャンパーニュ・グラスが良く似合う素晴らしいスプマンテだ。


このスプマンテを飲むのは、恐らく10本目ぐらいだと思う。


初めて知ったのは、銀座のイタリアンの名店、『シルベラード』。


これをハウス・スプマンテにするとは、さすが『シルベラード』。


ダブリュの前は、ロータリー・リゼルヴァがハウス・スプマンテだった。


ダブリュの美味しさに改めて感激した、今夜も楽しいお家ワインでした。







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銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


メインの肉料理は、岡山県産蒜山ジャージー牛熟成ランプ肉のグリエ。


レアーで頼んだが、焼き加減が最高に良い。


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出されたナイフはラギオール。


横になっているので見えないが、柄の部分にはちゃんと蜂の模様が付いている。


このマーク、蜂なのだが私は蝉に見えると何時も思っている。




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この料理も二人に取り分けるが、それでもヴォリューム満点。


レアーで仕上げた上質の赤身がワインに良く合って美味い。


実はこの料理の付け合わせには、わがままを聞いてもらった。


特別に、入荷したばかりのシャンピニオンとアスパラ・ソヴァージュを使ってもらったのだ。


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入店した時に、美味しそうなシャンピニオンとアスパラ・ソヴァージュが入荷しているのを見掛けた。


これがそのシャンピニオン。


6種類ほどが大きなトレーにいっぱい載っていたのだ。


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そしてこれがアスパラ・ソヴァージュで、野生のアスパラという意味。


ソヴァージュと聞いてファラ・フォーセット・メジャーズの髪形を連想する人は、もうあまり居ないだろう。


私はイヴ・サンローランのソヴァージュと言うオードトワレが好きで、長く愛用していた。


話が脇道にそれてしまったが、この二品を使ってもらった訳だ。


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メイン料理に合わせて飲んでいる今夜のワインは、ピエモンテの赤。


フレンチのお店なので白はフランスにしたが、赤は好きな造り手のものがあったのでイタリアを選んだ。




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メイン料理を食べ終えても赤ワインが充分に残っているので、フロマージュを選ぶ。


美味しそうな食べ頃のフロマージュが、大理石のワゴンに載って出される。


でも私は、素敵な女性の顔に目が向いてしまい、パンと同じくフロマージュの説明をちゃんと聞いていない。


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そればかりか、切り取ってもらったフロマージュの写真も撮り忘れ。


このお店、料理の質が高いだけではなく、女性従業員も素敵なのだ。


でもやはり私の彼女の右に出る人は居ないと、彼女に意識を戻す。


フロマージュとワインを終えた彼女が、妖艶に微笑む。


「本当は食べすぎなんだけど...」


「今夜は食べ過ぎようよ。デセールは何にする?」とメニューを渡す。


彼女が選んだのは、このパフェ。


しかも二つ。


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彼女は美味しそうにデセールを食べてしまったが、私はかなり苦労して食べ終えた。


そう、今夜は明らかに食べ過ぎです。


何時ものことながら、私と同量を食べて、どうしてこんなにスタイルが良いのだろうと不思議に思う。


料理にもワインにも満足した時の彼女は、本当に綺麗だ。


銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす、楽しく素敵な夜でした。





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新年あけましておめでとうございます。


『ラ・カンティーヌ・サントル』の連載記事の途中ですが、新年のご挨拶をさせていただきます。


私がアメブロに最初の記事を掲載したのは、2009年の11月9日でした。


それから6年余り、ほとんど毎日記事をアップしてきました。


2010年の元旦の記事は、上海の南京東路で迎えた華やかな新年でした。


ワインは素敵な恋の道しるべ


2011年の始まりの記事は、台北のグランド・ハイアットで迎えた新年でした。


隣りの101ビルでの新年を告げる派手な花火の演出には、彼女も感激。


このビルの高層階レストランも素晴らしいですね。



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さすがグランド・ハイアット、ロビーの噴水とツリーが美しいです。


世界各地のハイアットに宿泊しましたが、どこに行っても最高のサービスと安心を得ることができます。


でも、台北では仕事や観光にはウエスティンの方が便利ですので、普段はウエスティンに宿泊しています。




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2012年の元旦は、サンフランシスコで迎えました。


ユニオン・スクエアのグランド・ハイアットから見た日の出です。


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2012年の元旦は霧が出て、とても幻想的でした。


でも彼女は、大晦日にケイコ・ア・ノブ・ヒルでワインを飲み過ぎたので、すやすやと眠っており、この素晴らしい景色を見ることができませんでした。


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2013年の新年は、久し振りに日本で迎えました。


新年に彼女と抜栓したのは、二人が好きなアンドレ・クルエのシャンパーニュ、ブリュット・ミレジム、2003年。


先祖がナポレオンからぶどう畑を拝領したことから、特別なミレジムにナポレオンの軍隊の制服の色を使っているシャンパーニュです。



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2014年の新年は、再びサンフランシスコ。


今回はユニオン・スクエアのウエスティン・セント・フランシスから見た、シスコの新年。


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ユニオン・スクエアに面している、とても伝統あるホテルです。


ロビーには、"パリスの審判"で優勝したシャトー・モンテレーナのお店もあります。


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ホテルの目の前はユニオン・スクエア、デパートや専門店が立ち並び、ショッピングに最適。


路面電車の駅にも近く、どこに行くにも便利なのです。


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2015年は、日本でサッシカイアを抜栓して新年を迎えました。


サッシカイアのように開拓精神を持ち、強く、渋みのある男になるぞ、と彼女に誓った新年でした。


そして2016年は、海外で新年を迎えています。


場所は、秘密です。


実は2015年の秋に一念発起して、海外の大学の大学院に入学しました。


全く事前準備をしていなかったので試験で落ちるだろうとダメもとで受験したのですが、面接の評価がとても高く、教授推薦で合格してしまいました。


英語での論文提出に追われている毎日で、卒業できるかどうか自信がありませんので、大学名はまだ秘密にさせていただきます。


既にお気づきの方も多いと思いますが、秋以降に掲載している記事の幾つかは、過去のレストランの訪問記です。


もちろん日本に一時帰国した時の新しい記事もありますが、これからは勉強が一段と忙しくなりますので、勉学に専念したいと思います。


ワインの紹介記事を時々は掲載できると思いますが、基本的には2016年以降卒業できるまでは、記事をお休みしたいと思います。


今まで多くの方とブログを通じたお付き合いをさせていただき、ありがとうございました。


これからも、英語に疲れたら日本語で皆様の記事にコメントをさせていただきたいと思います。


新年にあたり、皆様のご健勝とご発展を祈念し、今までのご厚情へのご挨拶とさせていただきます。


高原 幸



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銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


こちらのお店では、パン、シャリュキュトリ、フロマージュを自由に選べるコースが人気。


パンを4種選んだあとは、シャリュキュトリを選ぶ。



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今夜は8種を選択。


これを二人の皿に取り分けるのは私の仕事。


今夜もなかなか綺麗に取り分けることが出来たと、自己満足に浸る。


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グリーンアスパラガスとシェーブルチーズとカラスミのサラダ。


好きな食材の組み合わせだ。


カラスミは台湾に行った時には必ず購入しているが、実はトルコでも良いカラスミが作られている。


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サラダも私が二人に取り分ける。


ちょっと雑な盛り方になってしまった。


二人分より取り分けた方が量が多く見えるのは、写真の倍率のマジック。


これは美味い。


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白のボトルを飲み干したので、抜栓しておいた赤に切り替える。


白はフランスのものを選んだが、赤は好きな造り手のものがあったのでイタリアを選んだ。


ピエモンテ州のマッテオ・コレッジアが作る、ロエロ・ロッソ、2010年。


マッテオ・コレッジア氏がロエロ地区にカンティーナを創業したのは1935年。


白のロエロ・アルネイスで有名な地区で、赤用ぶどうのネッビオーロはぶどうで販売していたが、自らワイン造りを始め、ネッビオーロのロエロ・ロッソを確立したのはマッテオ氏の業績。


彼は2001年に開墾作業中に不慮の事故で帰らぬ人となってしまったが、奥様のオルネッラ女史によって意思は引き継がれ、素晴らしいネッビオーロが造られている。


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バローロやバルバレスコの価格が上がってしまったので、品質で引けを取らないロエロのネッビオーロは私のお気に入りなのだ。


背景の色のためにワインの色合いがわかりにくいが、綺麗なルビー色をしている。


ぶどう本来の自然な果実香を持ち、凝縮されたタンニンと熟成感が素晴らしい。


決して強いボディのワインではないが、ネッビオーロの美味しさを充分に堪能できるワインである。


ぶどう栽培に除草剤は用いず、畑にトラクターも入れないため、土はふわふわなのだそうだ。


彼女は、「本当に美味しいワインを良く知っているのね」と、このワインが気に入ったようだ。


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メインの魚料理は、静岡県産鮎のコンフィ、バルサミコソース。


おや、鮎は一匹だけだった。


注文する前に尋ねておけば良かったと反省。




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彼女が、「今夜はパンとシャリュキュトリを食べ過ぎだし、食後にフロマージュも食べたいからこれで充分」とフォローしてくれる。


と言う訳で、私の皿に載っているのは鮎の尻尾。


でも、彼女の優しさが身に染みる美味しさ。


銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女とと過ごす楽しい夜はまだ続きます。