ワインは素敵な恋の道しるべ -387ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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ちょっと以前のお話し。


銀座一丁目にある『ラ・カンティーヌ・サントル』を彼女と共に訪問した。


ここは有名なパン屋さん、ヴィロンの系列店。



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昼は食パン専門の『サントル・ザ・ベーカリー』として営業し、夜はレストラン、『ラ・カンティーヌ・サントル』になるのだ。


だから店内いたるところに、食パンを焼くトースターが展示されている。


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レストランはエントランス側が気軽に食パンを食べることが出来る部屋にで、奥に料理とワインを味わえる部屋がある。


奥の部屋からエントランス方面を見ると、こんな感じ。


超人気店だが、夜の部の始まりにはまだ時間が早いので、店内は静か。


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エントランス側にもトースターがずらりと並ぶ。


それにしてもいろいろな種類があり、またいろいろ良く集めたものだと思う。


トースター博物館で食事をしているような雰囲気だ。


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席に着くと、料理の前に白ワインを選ぶ。


時間も早いので、料理は飲みながらゆっくり選べばよい。


イヴ・グラッサが造るワインを見つけたので、迷わず選択。


ドメーヌ・デュ・タリケ、コート・ド・ガスコーニュ、ソーヴィニヨン、2013年。


このワイン、ヴァン・ド・ペイである。


でもイヴ・グラッサがガスコーニュで造る白ワインは、手頃な価格で旨いのだ。


イヴ・グラッサは、ガスコーニュには無かったシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン等の品種を導入し、また無理と言われていたこれらのぶどうのマリアージュまで行ってしまった人物。


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ソーヴィニヨン・ブラン100%らしく、色合いは薄く、ほんのりとモスグリーン。


フレッシュで、ぶどうの溌剌とした果実味がしっかりと感じられる。


柑橘系の香り、甘い花の蜜の香り、そしてミネラル感と酸味も爽やか。


やはり美味い。


ガスコーニュのワインを飲むことは滅多にないが、イヴ・グラッサのワインを見つけたらまた飲みたいと思う。




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ヴィロンのお店なので、パンは充実。


今夜のパンの中から、好きなものを選ぶ。


美しい女性の説明を聞いていると、意識は彼女に集中してしまい、頭の中にはパンの情報が残らない。


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彼女に悟られないように、「どれも美味しそうで迷ってしまうから、君が好きなものを選んでね」と彼女に選択権を一任する。


彼女が選んだパンはこの四種。


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さて、白ワインとパンを楽しみながら、今夜の料理を選ぶとしよう。


銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。





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今夜は美味いカリフォルニアのカベルネを飲みたくなった。


何にしようか、スタッグスリープは最近飲んだばかりだし、リッジのカベルネはまだ若い。


ダリオッシュはまだ寝かせておきたい。


ナカイのカベルネは飲んだばかりだ。


そこで取り出したのが、テッラ・ヴァレンタインのカベルネ・ソーヴィニヨン、ナパ・ヴァレー、ブラック・ラベル、2010年。


これはテッラ・ヴァレンタインのワイン会で二本購入し、彼女に1本プレゼントしたので私一人で飲んでも問題ない。


テッラ・ヴァレンタインのワインは、色々なボトルを6~7本セラーに入れていたが、気が付くとこのカベルネとピノ・ノワールの2本となってしまった。


このブラック・ラベルはアメリカではレストラン用に造られているもので、一般には流通していない。


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テッラ・ヴァレンタインのエチケットには、ハートのマークがあり、名前もヴァレンタインなのでヴァレンタイン・デーの贈り物として人気がある。


でも私がこのワイナリーのワインを好きな理由は外見ではなく、中身の品質。


ナパの奥まったところにあるスプリング・マウンテン、そこにシャトーがある。



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石造りの美しいシャトーは、スプリング・マウンテンの秘宝と呼ばれているそうだ。


一度訪れたいワイナリーだが、まだ一度も行ったことが無い。


シャトーは歴史ある建物だが、醸造設備は最新で、素晴らしいワインを生み出しているのだ。


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コルクの品質はとても良い。


2010年ヴィンテージなのであまり年数が経っていないが、弾力性を良く保ち、濡れ具合も良い。


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コルクには、ワイナリーの名前に加えてホームページのアドレスと電話番号が刻印されている。


いかにもアメリカ的だ。


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そしてトレードマークの弓を射る人とハートのマーク。


愛する人の心を射止めるワインなのだ。




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グラスに注ぐと、黒い果実系の豊かな果実香。


口に含むと、ブラックベリーやカシスのニュアンス。


そして心地よい樽香と、まろやかなタンニン。


アルコール度数は14.9%もあるが、熟成感があるのでアルコール・アタックは感じない。


フレンチオークの樽で15か月間熟成され、新樽比率は25%。


セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンが80%に、マルベックやシラー等がマリアージュされている。


やはりテッラ・ヴァレンタインは美味しい。


彼女の心をではなく、私の心を再び射止めてしまった。


急いで買い足しておこう。


今夜も楽しい、お家ワインでした。








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今夜は、リカーショップで見つけて思わずジャケ買いしてしまったスパークリング・ワインを抜栓。


ジェイコブズ・クリーク、スパークリング・ロゼ。


オーストラリアの気軽なスパークリングである。


ジェイコブズ・クリークはバロッサ・ヴァレーで1847年に創業。


高品質ワインを手軽な価格でリリースしているので、私もお家ワインとして重宝しているワイナリーである。


でも、このボトルを見るのは初めて。


雪の結晶が描かれたボトルは、冬にのむには最適。




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ジェイコブズ・クリークのトレードマークが入っているエチケットは、他のヴァージョンと変わりない。


と思ったら、ボトルから零れ落ちてきたかのように赤い雪の結晶がひとつ、エチケットにも描かれている。


心憎いデザインだ。


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ミュズレは他のスパークリングと同じく、ワイナリーのトレードマークが入り。


何個も持っているのでこれ以上集めても仕方が無いと思いながら、ミュズレ収集箱に入れてしまう。


プレミアム・シャンパーニュのミュズレとは別の箱に気軽なスパークリングのミュズレを入れているのだ。


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泡が少し大きいのは如何ともしがたいが、まあ許せる範囲だ。


色合いと同じく、甘いストロベリーの香り。


口に含むと、口当たりはまろやかながら、後味はキレのある辛口。


これなら料理の邪魔はしない。


ぶどうはピノ・ノワールとシャルドネで、シャンパーニュ製法で製造され、瓶内二次発酵を行っている。


思わずジャケ買い、いやボトル・デザイン買いしてしまったスパークリング・ロゼの、楽しいお家ワインでした。








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今夜はクリーヴランドで購入した、ちょっと男心を誘うワインを抜栓。


マリリン・メルローという名のワインで、エチケットもマリリン・モンローの写真とサインの図柄。


う~ん、何という悩殺ポーズ。


一度目に留まると目を離すことができなくなり、他のワインを4本選んだあと、最後にさっとこのボトルを買い物カートに入れてしまった。


このワイン、実はモンロー財団の公認ワインで、マリリン・ワインズがマリリンの誕生日の6月1日に毎年リリースする限定生産ワインなのだ。


ファースト・ヴィンテージは1985年。


それ以来、マリリンの有名な様々なポーズ、シーンの写真がエチケットに使われ、コレクターズ・アイテムとなっている。


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2010年はこの赤いドレスで、なんとも表現しにくいポーズの写真である。


でも中身は、ナパの最高級のぶどうを用い、最新の設備と優秀な醸造家によって造られた、素晴らしいメルローなのだ。


話題性だけでなく品質も伴っているからこそ、人気を維持出来ているということだ。


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マリリンのファンならずとも、自分のセラーにマリリンのワインが何種類も入っていれば嬉しくなるだろう。


だからバック・ヴィンテージは高額で取引されており、5年経つと価格は三倍程度になっているようだ。


と言うことは、このワインはUS$30.-程度で購入したので、今ではUS$90.-になっている計算だ。


もっと古いヴィンテージだと、US$1,000.-~3,000.-にもなるそうだ。


飲まずに置いておこうかとも思ったが、話題性のあるワインであればあるほど飲んでみたくなり、遂に抜栓。



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コルクを見て驚いた。


二か所にマリリンのキスマークが付いている。





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そしてそれだけではない。


何とトレードマークのほくろまで付いているのだ。


う~ん、エチケットだけでなく、このコルクも取っておきたくなる。


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そしてキャップシール。


良く見ると、これもマリリンのキスマーク。


それにしてもキャップシールのキスマークは肉感的だ。



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いよいよ飲んでみることにする。


確かに、これは上質のメルローだ。


ヴェルヴェットの滑らかさを持ちながら、重すぎず、綺麗なバランスに仕上がっている。


ブラックベリーらラズベリーのニュアンスが、シルキーなタンニンと良く合う。


マリリンのメルロー、是非一度試してみてはいかがですか?


そういえば、マリリンの本名を冠したノーマ・ジーンというブランドのワインも、セカンドとして売り出されています。


今夜も楽しい、お家ワインでした。







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博多の警固にある隠れ家フレンチ、『ル・フラマンローズ・アムリタ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


シャンパーニュは、シャルル・エドシック、ブリュット・リゼルヴ。


ブルゴーニュの赤ワインは、ドメーヌ・ダニエル・リヨン、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2009年と飲み進んできた。


料理も、アミューズ、冷たい前菜二皿、温かい前菜一皿を食べ、いよいよメイン料理となった。


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魚料理は、オマールエビ・テールのソテー。

バターソースが香ばしい。


オマールもソースも濃厚なので、強いピノにも良く合って美味い。


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仔羊の鞍下肉のソテー。


昨日の記事でジビエが好きだと書いたが、羊も大好きだ。


敢えて羊と記したのは、上品なラムも美味しいが、臭いのあるマトンも好きだからだ。


イランに行って毎日マトンを食べ、同行者全員が臭いに辟易しても、私一人だけは平気だった。


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まだ赤が残っていたので、フロマージュを出してもらう。


香りの強いものが好きだと伝えたので、しっかりと熟成した美味いフロマージュ、4種が届いた。


美味いピノに旨いフロマージュ、至福のひと時である。


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一緒に出されたパンも気が効いている。


三種類あり、フロマージュとの相性を考えながら選ぶのも楽しい。





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さて、赤ワインも飲み干し、夜も更けた。


でも彼女はまだ帰りたくない様子。


今夜の店を心行くまで楽しみたいようだ。


そこで、グラスでシャンパーニュを飲むことにする。


グラスで頼むと、グラスの種類が変わった。


このグラスも素敵だが、ピントが後ろに並べた今夜飲んだボトルに合ってしまった。


私も少し酔ったようだ。



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シャンパーニュを飲み終えても、まだ帰りたくない。


時間はとっくに午前零時を回っているが、夜道は更けないものだ。


そこでナイト・キャップに強いモルト・ウイスキーを飲むことにする。


アイラ・モルトの、ラガヴリン、16年。


好きなモルトで、自宅のスピリッツの棚にも3本置いてある。


一番好きなアイラはポート・エレンで、先日も記事に書いたばかりだ。


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ヨード香の強い独特のモルトで、慣れないと飲みづらいのだが、彼女は私の影響でアイラがすっかりお気に入りとなっている。


丸く削った氷を通してグラスの模様が見える。


「美しい」とつぶやく。


「え?」と首を傾げる彼女。


「今夜の君」と答える私。


『ル・フラマンローズ・アムリタ』で過ごす博多の夜は、素敵に更けていきました。








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博多の警固にあるフレンチ・レストラン、『ル・フラマンローズ・アムリタ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


私たちの好みを知ってくれている店は貴重だ。


何も言わなくても、好みのシャンパーニュを選んでくれる。


シャルル・エドシック、ブリュット・リゼルヴァ。


今夜は彼女も飲むスピードが速いようだ。


ここから『グランド・ハイアット』までは車でほんの数分。


帰りが楽だと、リラックスして飲むことができるのだろう。


そして知っていないと決して来ることが出来ない隠れ家のお店と言う雰囲気が、暖かな安心感をもたらしてくれるのだ。


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アミューズのパテ。


彼女との素敵な雰囲気を邪魔しないよう急いで撮影。


すると、ボケてしまった。


彼女に、「今夜料理の写真を撮って良いかい?」と聞き、「良いわよ」と返事をもらったのに、これではブログを見て彼女に笑われてしまう。


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サンダニエリのプロシュートとフレッシュ・モッツアレラ。


あれ、これはイタリアンのようだ。


でも、フリウリのサンダニエリは大好きなので迷わず注文。


フリウリの州都、トリエステに行った時に地元の人に「美味しいよ」と言われて食べて以来、ファンになってしまった。


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鹿肉のパテ。


冬はジビエが美味い。


特に柔らかい赤身の鹿肉は大好きだ。


以前ある人に、「肉は何が好きですか?」と聞かれ、「鹿、鳩、雉、それに猪も好きです」驚かれたことがある。


カンガルーも好きだと言わなくて良かったと思っている。
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暖かいパンが出された。



パンとワインは最良の伴侶。


美味しいパンがあればそれだけでワインを楽しむことが出来る。



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リードヴォー。


私がリードヴォーの美味しさを知ったのは、八重洲にあった伝説的欧州料理店、『むら八』。


乳飲み仔牛にのみある特別な部位の美味しさに魅了されてしまった。


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シャンパーニュを飲み干してしまったので、選んであったブルゴーニュの赤ワインを出してもらう。


ドメーヌ・ダニエル・リヨン、ニュイ・サンジョルジュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2009年。


ニュイ・サン・ジョルジュの名手と言われる、ダニエル・リオンの2009年。


ブルゴーニュの2009年は好きなヴィンテージで、2009年のフレデリック・マニャン、シャルロパン・パリゾ、フレデリック・コサール、バロ・ミロ等の造り手のブル赤をいっぱい買い込んだことがある。


このドメーヌは1955年にダニエル・リヨンによって設立され、今は息子たちの代となっている。



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最初は2haだった畑も、今はニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニーに合わせて18haと広がっている。


ぶどう栽培はファソン・アンテグレ(総合農法)というもので、リュット・リゾネよりもビオロジックに近く、除草剤、殺虫剤は一切使用していない。


樹齢30~50年のぶどうの果実を使用し、オーク樽での熟成期間は15か月。


新樽比率は50%。


果実味と果実の凝縮感、そして熟成感のバランスが良く、まだまだ熟成に耐えるポテンシャルを持っている。


彼女も好きなタイプのブル赤に満足したようで、「やっぱりダニエル・リヨンのニュイ・サン・ジョルジュは美味しいわね」とのこと。


博多の警固にある隠れ家フレンチ、『ル・フラマンローズ・アムリタ』で彼女と過ごす素敵な夜は、まだ続きます。






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彼女と過ごす、楽しい博多への旅。


ちょっと遅めの夕食に出かけることにする。


『グランド・ハイアット』のロビー・ラウンジには、美しい歌声が響き渡っている。


純白のピアノを弾きながら歌っているのは、金髪の美女。


写真を撮っていると、彼女は私を残してエントランスにさっさと行ってしまった。


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ホテルのキャナル・ウォーク側では、噴水ショーが繰り広げられている。


音楽に併せ、噴きあげられた水がリズミカルに踊るのだ。


眺めていたいが、レストランの予約時間に遅れるといけないのでホテルを後にする。


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向かった先は、警固にあるフレンチ・レストラン、『ル・フラマンローズ・アムリタ』。


牛島さんが経営するお店で、ブルゴーニュ・ワインの品揃えが素晴らしいのだ。


このお店、どこにも名前が出ていない。


フラマンローズ(フラミンゴ)がワイン・グラスになった小さな絵だけがここにお店があることを示している。


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お店がここに移転してもう二年。


前の店にも彼女と二人で来ているが、ここに来るのは初めて。


店内は広く、落ち着いた空間を提供している。


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予約しておいたカウンターの一番奥の席に着く。


ここでは、オーナーの牛島さんと話しながら食事ができるカウンター席が最上の場所。


前の店はイタリアンだったが、ここはフレンチ。


ワインがシャンパーニュとブルゴーニュなので、フレンチの方が自然だ。


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牛島さんにお薦めのシャンパーニュをお願いする。


私の好みを知っているので、的確に良い選んでくれるのだ。


今夜牛島さんが薦めてくれたシャンパーニュは、シャルル・エドシック、ブリュット・リゼルヴ。


シャルル・エドシックの創業は、1851年。


シャンパーニュ・メゾンとしては4番目に古い歴史あるメゾンである。









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その特徴は、徹底した品質へのこだわり。


平均10年以上の熟成を経たリザーヴ・ワインを40%もアッサンブラージュし、地下20mにある室温10℃のセラーでの3年間の熟成を経てリリースされている。





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そのため味わいは深く複雑で、まさにダンディな男のためのシャンパーニュだと、私は勝手に思っている。


ミュズレには、創業者の肖像画が描かれている。


これでコレクションがひとつ増えた。


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グラスを目の前にかざし、彼女と目と目で乾杯をする。


色合いは輝く黄金色。


しっかりとした熟成感と、ぶどうの凝縮感。


それでいてきりりと引き締まった辛口。


まさに大人のシャンパーニュである。


セパージュは知らないが、ピノ・ノワールとピノ・ムニエの黒ぶどうの比率がとても高いようだ。


博多、警固の『ル・フラマンローズ・アムリタ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。





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グランド・ハイアットにチェックインを済ませると、お腹が空いたので連絡橋を渡ってキャナル・シティに向かう。


博多に来たなら、博多ラーメンを食べなければならない。


でも外の有名店に行けば時間が掛かり、夜に予約しているフレンチが美味しくなくなってしまう。


そこで、ホテルに隣接するキャナル・シティに入っている好きなお店に行くことにしたので。


彼女はこってり系のとんこつラーメンが好きだ。


まさにこってり系の元祖と言えるお店、『初代秀ちゃんラーメン』がキャナル・シティに入っているのだ。


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グランド・ハイアットとキャナル・シティの間には、"キャナル"があり、美しいイルミネーションが輝いている。


思わず立ち止まって写真を撮影。


あれ、彼女はどんどん先に行ってしまった。


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キャナル・ウォークの5階に『ラーメン・スタジアム』があり、日本各地の有名ラーメン店が揃っている。


熊本の『桂花ラーメン』もある。


熊本に行った時には必ず寄るお店だ。



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『ラーメン・スタジアム』内は薄暗く、レトロな感じ。


え~と、『秀ちゃん』はどこにあったかな。


そう言えば今夜行くフレンチは、警固にある『秀ちゃんラーメン』のすぐ近くだ。


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あった、これが『初代秀ちゃんラーメン』だ。


中はほとんど満席。


海外からの旅行客も多い。


海外の旅行ガイドブックに載っているのかもしれない。


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なんとか席を二つ確保し、定番のとんこつラーメンを注文。


こってりしたとんこつスープがたまらない。


何時もなら替え玉も注文するところだが、お腹がいっぱいになると夕食が美味しくなくなるので、今日は我慢。


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美味そうなストレート細麺。


湯で加減は、もちろん"バリかた"。


"硬茹で"よりもさらに硬い仕上げで、店によっては"クギ"とか"粉落とし"と呼ぶところもある。



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お腹が一杯にならないように、と言いながら、辛餃子も注文。


この店の人気メニューの一つだ。


羽根付き餃子の上に、唐辛子がいっぱい振りかけられている。


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これに酢醤油とラー油を掛けて食べる。


口がひりひりするが、美味い。


でもこれを食べていると、ビールを飲みたくなってしまう。



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さて、ホテルに戻って一休みすることにする。


一休みの後は天神でのんびりマッサージを楽しみ、それから予約している警固のレストランに向かうのだ。




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ホテルとキャナル・シティを結ぶ連絡橋の上からは、キャナルの中のイルミネーションを見渡すことができる。


ブルーからレッド、そしてグリーンへと徐々に色が変化する。




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しばらく眺めていたかったが、彼女が部屋でコーヒーを飲みたいと言うので、部屋に引き揚げることにする。


さて、楽しい博多の夜の続きは、また明日。






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彼女が、久し振りに博多に行きたいと言い出した。


よし、それではすぐに行こうということで、羽田空港に直行。


急いで予約したホテルは、『グランド・ハイアット』。



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ハイアット・グループのプラチナ・メンバーなので、急な予約でも無理を聞いてくれるのがありがたい。


『グランド・ハイアット』は最高級ブランドなのだが、外から見た眼は普通のホテル。


でも、キャナル・シティの一角を構成しているので、何をするにも便利なのだ。


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ハイアットは豪華なロビーで有名。


世界中の多くのハイアットに宿泊したが、どこも期待を裏切らない。


でもここは、正面エントランスを入ったところがかなり地味。


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でもその後ろを見ると、やはり豪華な世界が広がっている。


大きな円柱に囲まれた下のフロアーはラウンジになっている。


フロアー内にも小さなキャナルがあり、外にはキャナル・シティとの間に大きなキャナルを臨むことができる。

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下のフロアーでのんびりコーヒーを飲みたいと思いながら、ここに来るときは何かと忙しく、ラウンジを利用したことが無い。


今回も残念ながら時間が無さそうだ。




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部屋に入ると、まず目を引くのがバスルームとベッドルームを隔てる和風の壁。


これが障子のように開けば面白いのだが、ここは開かない。


ソウルと東京の『パーク・ハイアット』や、虎ノ門の『アンダーズ』等はバスルームの造りに遊び心があって楽しい。


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ベッドは窓際に置かれている。


とてもシンプルなベッドだが、ここのベッドは寝心地が良いので好きだ。


カーテンを閉めずに寝るのも楽しいが、ここではそれは無理のようだ。


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何故なら、窓の外はキャナル・シティ。


この部屋は最上階の一つ下、11階にあるのだが、不思議なことにより低層のキャナル・ウォークが目の前に見える。





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各種設備も必要にして充分。


デスクも使いやすく、さっそく持参したPCを開いて彼女の顰蹙を買ってしまった。


デスクの上には、総支配人からの歓迎のレターとクッキー。


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博多では駅や空港に近い『ハイアット・リージェンシー』を利用することが多く、『グランド・ハイアット』を利用することは少ない。


「いつもグランド・ハイアット・福岡をご利用いただきまして誠にありがとうございます。」と総支配人に言われると、ちょっと申し訳ない気がしてしまう。


でも、このクッキーは美味しくて好きだ。


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ここで彼女の評価が一番高いのは、バス・ルーム。


広さも充分で、設備が充実している。


壁の二面、約3m50cm位が全て鏡張り。


このガラスのシンク、私のブログに何度も登場していますが、おわかりですか?


そう、ハイアット・リージェンシー・コルカタのシンクと同じなのだ。


そう言えば、ここのバス・ルームの全体感は何となくコルカタのハイアットを連想させる。


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ひょっとして、設計者が同じなのかもしれない。


それはバスタブとシャワーにも感じる。


バスタブのすぐ隣りにシャワーがあり、両者が仕切られていないのだ。


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これがバスタブのすぐ右側にあるシャワー。


確かにバスタブとシャワーを別々に仕切って作る必要は全く無い。


むしろ一緒の方が、濡れた足で滑る大理石の床を歩いて移動する必要が無いので便利なのだ。


ここのシャワーで面白いのは、座って使えるカランが付いてることだ。


これは虎ノ門の『アンダーズ』でも取り入れられている、和のテイストだ。




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それがこの低い位置にあるシャワー。


座る椅子まで用意されているので、バスタブの外でしっかりと身体を洗いたい人には嬉しい仕様だ。






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シャワーのあとは、バスローブ。


二人分がちゃんと用意されている。


五つ星ホテルでは必須アイテム。


バス・タイムのあとは、いきなり寝具を着るのではなく、寛げるバスローブが必要だ。


でも、欧米のホテルではバスローブしか置いていないところがほとんどだ。


これで寝ると寝心地が悪いので、欧米に行くときはパジャマを持参している。



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でも日本のホテルでは心配は不要。


ちゃんと寝間着も用意されている。


彼女の寝間着姿もなかなか素敵だ。



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そうそう、バスルームにはテレビも設置されている。


一人の時はバスルームのテレビを重宝しているが、彼女と一緒の時はむしろ邪魔だ。


ただでさえ長い彼女のバスタイムが、更に長くなってしまうからだ。


さて、ホテルの検分も終わったので、ちょっと外に出ることにします。


そのご紹介は、また明日。






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今夜は美味しいカリフォルニア・ワインを飲むことにした。


シルヴァラード・ヴィンヤーズ、ナパ・ヴァレー、エステート・グロウン、カベルネ・ソーヴィニヨン、2009年。


このワインは、有楽町のあるレストランで手に入れた。


シルヴァラード輸入元から、オーナーが来日して開くワイン会にお誘いを受けたが、その日は日本に居ないので参加出来ないとお断りした。


まさにその日、行きつけのレストランの支配人が良いワインを三本手に入れましたと言って見せてくれたのが、このボトル。


その夜は別のワインを飲んでいたので、一本を分けていただいて私のセラーで寝かせておいたのだ。


シルヴァラードは、ウォルト・ディズニーの愛娘、ダイアン・ディズニー・ミラーとご主人のロン・ミラーによって1981年に設立された。


ワイナリーのある場所は、カベルネ・ソーヴィニヨンの聖地とも言えるスタッグス・リープ・ディストリクト。


その中心にあるシルヴァラード・トレイルがその場所だ。


シルヴァラードの名前は、近くにあった銀鉱山に由来している。


シルヴァラードと聞くと、銀座にある大好きなレストラン『シルベラード』を思い出す。


今はイタリアンだが、開店した時はカリフォルニアンで、カリフォルニア・ワインの素晴らしいラインナップを持っていた。(今はイタリア・ワインの品揃えが素晴らしい。)


何故"シルヴァラード"ではなく"シルベラード"としたのか、今も謎のままだ。



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裏面には、ワインの紹介文が書かれている。


1981年から、自社畑のぶどうを用いてワイン造りを行っている。


私たちのワインは、畑の場所の重要性を語っている。


私たちのヴィンヤーズは、バランスのとれたストラクチャーとヴェルヴェットの肌ざわりを持ち、ブラックチェリーのアロマ、熟したプラムのフレーヴァー、そしてフィニッシュにはリコリス(甘草)のヒントを持つ、クラシック・スタイルのカベルネ・ソーヴィニヨンをお届けします。


シルヴァラード・ヴィンヤーズは七つの畑を持ち、その中には1976年の"パリスの審判"で優勝したスタッグス・リープ、カベルネ・ソーヴィニヨン、SLVにブレンドされたぶどうの畑も含まれている。

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2009年ヴィンテージは、早飲みが基本のカリフォルニア・ワインにしては充分に古い。


でもボトリング後4年程度しか経っていないので、上質のコルクはとても綺麗。


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キャップシールには、シルヴァラード・ヴィンヤーズの頭文字をあしらったトレードマークが入っている。


じっと見ていると、カタツムリのように見えてしまう。


それとも、蛇だろうか。



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色合いはとても濃い。



説明のとおり、ブラック・チェリーのアロマを持ち、樽香も心地よい。


口に含むと、ブラック・ベリー、カシス、シナモンを感じ、バニラのニュアンスも持つ。


余韻はとても長い。


過度に重すぎず、洗練されたバランスを持つボルドー・スタイルのカベルネ・ソーヴィニヨンである。


今まで飲みたいと思いながら、なかなか飲む機会の無かったシルヴァラードのカベルネ。


今夜も楽しいお家ワインでした。