ワインは素敵な恋の道しるべ -388ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は珍しくビール。


何時もお家ワインなので、家でビールを飲むのは何年ぶりだろうか。


ビールは夏のものと思われがちだが、冬に部屋の中で飲むビールも美味いのだ。


暖房で部屋の中は暖かい上に、湿度が下がっているので室内は乾燥気味。


そこで大好きなザ・プレミアム・モルツを冷蔵庫から取り出した。


何年振りと言いながら、何故ビールが冷蔵庫にあるのか?


答えは簡単、飲みたくなったので歩いて3分のコンビニで買ってきたのです。


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500ml缶から勢いよくジョッキに注いで飲むことに。


と思ったら、ジョッキを冷やしていなかったので多量の泡が発生。


泡で浮かび上がった文字を見て苦笑。


"Have a Cold One."


グラスをColdにしておけば良かったと反省。


このグラス、オハイオ州にある友人の会社のロゴ入りジョッキなのです。


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2缶目は、ザ・プレミアム・モルツ、香るプレミアムを飲むことにする。


最初のプレモルがピルスナー(ラガーの一種)だったのに対し、こちらはエールである。


下面発酵と上面発酵の違い、つまり酵母の違いと言えば簡単だが、味わいの違いは歴然としている。


ピルスナーがすっきり爽やかなのに対し、エールは独特のエステル香があり、まさに香るビールである。


私はエールが好きで、特に焦がし麦芽を用いたダーク・ビアが好み。




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エールに用いたグラスは、ちょっと変わっている。


これは写真の撮影が悪いのではなく、グラス自体が傾いているのだ。


先のジョッキを冷やしておけば良かったと言いながら、このグラスも泡を大量に発生させてしまった。


最初のプレモルを勢いよく飲んでしまったので、グラスを充分に冷やす時間が取れなかった。


でも、エールはあまり冷やさなくても美味いのだ。


ロンドンのパブでは冷えていないエールを1パウンドグラスで、ちびちびと飲んでいる。


もちろんスコッチを飲むときも氷は入れない。


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スコッチの話になったところで、このグラスのご紹介。


エールをごくりと一口飲むと、グラスに書かれた名前が現れる。


タリスカー!


そうです、スコットランド西方海上にあるスカイ島の蒸留所、タリスカーのグラスなのです。


ヨード香が強いアイランズ・モルト、その中でも香りが強いことで有名なタリスカーは、私の大のお気に入り。


私は基本的にウイスキーは水やソーダで割って飲まないので、ウイスキーグラスはショットかオールドファッションドしか使わないのです。


そこで、このグラスをビールに使用してみました。


お家で飲んでも美味しい、プレモルでした。






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今夜は、大好きなドミニク・ローランのワインを抜栓。


ショレイ・レ・ボーヌ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2008年。


ドミニク・ローランは1988年に32歳でパティシエから転じて醸造家となった異色の人材。


今ではブルゴーニュを代表する造り手の一人となっている。


ドミニク・ローランのワイン造りは、新樽200%と言われる独特なもの。


ネゴシアンとして購入したワインをすぐに新樽に入れ、更に半年後に再度新樽に入れ替えると言うもの。




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彼のワイン造りの特徴はそれだけではない。

ぶどうはヴィエイユ・ヴィーニュ(樹齢50年以上)を用い、樽は自作(マジック・カスク)。


そしてシュール・リーで熟成させ、SO2使用は最小限で、ノンフィルター。


彼のワイン造りの信念がこれらに現れている。


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2008年ヴィンテージだが、思ったよりコルクにワインが浸透している。


でも香りは良く、コルクの弾力性にも退化は無い。




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コルクには、ドミニク・ローラン、ショレイ・レ・ボーヌ、V.V.、2008年と、必要な情報が全て刻印されている。


結構高価なコルクを使っている。




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キャップシールには、ドム・ローラン、ニュイ・サン・ジョルジュと書かれている。


そうか、ドミニクが長すぎるので、略してドムと表記しているのか。






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抜栓時はまだ温度が低かったので、グラスに霜が付いてしまい、注いだワインが良く見えない。


ブルピノにしては、かなり色合いは濃い。


アメブロのpumpkinsさんが同じ2008年ヴィンテージを、確か2012年に飲まれていたが、その時は淡いルビー色とのことだった。


熟成期間4年と、7年で色合いがかなり違っているようだ。






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もっと色合いがわかるようにと思い、接写してもたが、もっとボケてしまった。


でも、味わいは全くボケていない。


酸味がちゃんとあるので、まだまだ熟成に耐えられる。


熟成感も充分で、それほど高価なワインではないのだが、複雑なストラクチャーはヴィエイユ・ヴィーニュ由来なのだろうか。


新樽200%と言われるが、樽がギシギシに効いているわけではなく、ほのかな樽香も心地よい。


やはりドミニク・ローランは美味しい。


今夜も楽しいお家ワインでした。










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銀座の『バー・シェイク』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


二杯目は、ポート・エレンのセヴンス・リリースをストレートで味わう。


ポート・エレンは昨夜もご紹介した通り、スコットランドの西方海上のアイラ島にあった蒸留所。


ポート・エレンという会社自体は残っているが、1983年に蒸留所の操業を停止し、今は製麦部門だけで操業を続けている。


そして残ったモルトを毎年一樽分ずつリリースしているのが、このシリーズである。


とても人気のモルトなので、今では入手困難になってしまった。


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このセヴンス・リリースは、全部で5,274本がボトリングされている。


1年に世界で販売される本数が5,000本前後では入手が難しくなるのも仕方が無い。


このモルトは1979年に蒸留され、2007年に28年物としてボトリングされている。


フィフスが2004年に25年物としてボトリングされているので、この間に発売の無かった年があったようだ。


セヴンスはアルコール度数が53.8%と、他のリリースに比べて低い。


しかし完成度は非常に高く素晴らしいバランスに仕上がっていることから、最も人気の高いリリースなのだ。


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そして三杯目は、タリスカー、25年をストレートで味わう。


タリスカーはアイラ島の近くにあるスカイ島のモルト。


ヨード香が強いことで有名で、ポート・エレンと並んで私が好きなモルトである。


タリスカーはアイランズ・モルトに分類されている。


タリスカーの最上級ヴィンテージ物は30年だが、これはなかなか入手困難。


私も1本だけ手に入れてキープしていたが、昨年飲み干してしまった。


でも、この25年も充分に上質で、ボトル・ナンバーも入っている。


アルコール度数は54.2%。


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彼女が古田土さんのシェーカー捌きを久し振りに見たいという。


彼のシェーカーを振る姿は美しく、女性ファンも多い。


そこでギムレットを作ってもらうことにする。


照明を落とした店内で、ちょっと離れた場所でシェーカーを振る姿を撮影するのは難しい。


動きも激しいので、かなりピンボケになってしまった。


古田土さん、ごめんなさい。















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モルト・ウイスキーの後のショート・カクテルは格別だ。


でも、50度を超えるモルトを三杯ストレートで飲んだ後なので、かなり酔いが回ってしまった。


それに、ここに来る前に夕食時にワインも飲んできているのだ。






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このオリーブは、丸亀にある港のバー、『サイレンス・バー』のオーナーの丸岡さんからいただいたものだそうだ。


実は『サイレンス・バー』には一度行ったことがあり、スコッチの品揃えの素晴らしさに感激したことを思い出した。


彼女と過ごす、銀座の『バー・シェイク』での楽しい夜でした。










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今夜は彼女と遅い時間に銀座で待ち合わせ。


彼女が夜に予定があったので、終わるまで銀座で時間を潰し、待ち合わせることにしたのだ。


目的のお店は、『バー・シェイク』。



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バーテンダー界での有名人、古田土雅之さんのお店だ。


彼との出会いは、銀座資生堂の最上階のバー、『ファロ』。


その後、古田土さんが独立してからも彼の店に時々顔を出している。


時々と言っても、実際には年に1~2度。


それでいてボトルを三本もキープしているのだから迷惑な話だと思っている。


彼女は私の影響でアイラ・モルトが好きになってしまった。


そして彼女がアイラを飲みたいと言うと、ここに来るのだ。


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やっと彼女の先約が終わり、落ち合うと、『バー・シェイク』のドアをくぐる。


予約してあったので、私のボトル達がカウンター上で迎えてくれる。


タリスカー25年、ポート・エレンのフィフス・リリースと、セヴンス・リリース。


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古田土さんが、ウイスキーのお供を出してくれる。


今夜はキッシュ・ロレーヌ。


ここはバーだが、食べ物も美味い。


一人の時は、パスタを作ってもらったりしているが、これが美味いのだ。


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最初の一杯は、ポート・エレン、フィフス・リリース。


ポート・エレンはアイラ島にある、いや、あった蒸留所。


スコットランドのウイスキー産地は、一般的には、ハイランド、ローランド、スペイサイド、キャンベルタウン、アイランズ、アイラに区分されている。


この中で、アイランズとアイラはどちらも島にある蒸留所だが、スカイ島やジュラ島には蒸留所が一つずつしか無いのに対し、アイラ島には八つもある(もうすぐ九つになる)ので独立したモルトとして分類されているのだ。


どちらも島のモルトなので、ピートの中に海藻が混じっており、強いヨード香が特徴である。


彼女の表現を借りれば、子供の頃に薬箱に鼻を突っ込んだ時の香り、なのだ。


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ポート・エレンは1983年5月に蒸留部門の操業を停止してしまった。


そして残っていた樽を毎年一つずつボトリングし、リリースしている。


その五番目のリリースがこのボトルで、1979年に蒸留され、25年物として2004年にボトリングされている。


つまり、今年で蒸留後36年経っているボトルだ。


ボトリング本数は、5,280本。


世界中で人気の高いポートエレンが一年に5,000本前後しかリリースされないのだから、価格は高騰の一途をたどっている。


私はセカンド、サード、フォース、フィフス、シックスス、セヴンス、そしてエイスまでは何とか購入したが、ナインス以降は高過ぎて購入を控えてしまった。


シングル・カスクなので、リリース毎にアルコール度数も味わいも微妙に異なっているのが楽しい。


その中でも、フィフス・リリースは香りもアルコール度数も強い。


アルコール度数は、57.4%もあるのだ。


銀座のバー、『シェイク』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。





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今夜はイスタンブールで購入したスピリッツ、ラクを抜栓。


ラクのことをラキと表記した読み物を時々見かける。


これはトルコ語のアルファベットを知らないために起こるミスで、トプカプ宮殿のことをトプカピと読むのと同じ間違いである。


スペルを良く見ると、最後の”i”と思しき文字には、上に点が付いていない。


この文字はトルコ語では”イ”ではなく、”ウ”と発音するのだ。


因みに、トプカプとは”大砲門”という意味。


私はトルコ、特にイスタンブールが大好きで、今まで39回旅している。


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このラクは、TEKELの製品。


トルコでは、昔の日本と同じく、以前はタバコ、塩、アルコールは専売制だった。


その専売を担当していたのが、TEKELである。


その後専売制は廃止され、TEKELも国営企業の民営化の流れの中で外資に売却されている。



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このラクは、アルコール度数が50度とちょっと高め。


これがトルコで羊料理を食べる時に良く合うのだ。


敢えて羊料理と書いたが、ラム料理ほど優しい料理ではなく、かなり臭いきつめのマトン料理に良く合うのだ。


私は臭いのきついマトン料理も好きで、イランでも毎日マトンを食べて平気だった。


イランも大好きだが、まだ12回しか行っていない。

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ボトルの裏面には、輸入シールが無い。


イスタンブールで購入し、ハンドキャリーで持って帰ったので税金納入シールが無いのだ。


海外に旅すると、帰りにはスーツケースに8本くらいはワインや珍しいスピリッツを入れている。


そのために、どのスーツケースにもボトル梱包材を常備している。


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ラクは、グラスに注ぐと透明。


これだとジンや樽熟成していないラムと変わりが無い。


でも、香りは特別だ。


アニスまたはアニシード、日本語だとセイヨウウイキョウの香りがとても強い。


ボトルには、グレープとアニシードで造ったと書かれている。








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ラクを入れたグラスに氷を入れ、少量の水を加えると驚くことなかれ、一瞬のうちに乳白色に変わるのだ。


まるで乳酸菌飲料のようだが、飲むと強いアニスの香と味、そして強いアルコール感のあるスピリッツである。


同様の酒は、他の国にもある。


ギリシャのウゾや、フランスのペルノー、アブサンも同じ種類のスピリッツである。


遥かボスフォラス海峡を行き交う船を思い浮かべながら飲んだ、トルコの懐かしい味でした。








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今夜は、大好きなカリフォルニアの造り手、ナカイ・ヴィンヤードのメルロー、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、2006年を抜栓した。


日本人の醸造家、中井章恵(なかいよしあき)氏のワイナリーの製品だ。


中井さんがアメリカに渡ったのは1964年のこと。


ひょんなことからワイン造りの楽しさを知り、ソノマ・カウンティーのロシアン・リヴァー・ヴァレーにぶどう畑を購入し、ナカイ・ヴィンヤードを作り上げた。


私の中井さんとの出会いは約10年前。


それ以来、中井さんが日本に来られるたびに(ただし、私が日本にいる時に)、彼女と共にお会いしている。


私の彼女も、中井さんのことが大好きなのだ。


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中井さんのワインは何十本も購入しているが、このボトルは中井さんとお会いし、サインを入れてもらって購入したもの。


日本橋高島屋で購入したワインはサインの無いのですぐにわかる。


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ボトルの上部には私の名前(ペンネームではなく本名)が書かれ、エチケットには中井さんのフルネームのサインが入っている。


最初のころはボトルにのみサインを書いてもらっていたが、それでは収集するエチケットにサインが残らないので、エチケットにサインをしてもらうようにした。


すると、ボトルには私の名前を大きく書き入れてくれたのだ。


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現在売られているナカイ・メルローは、もう2009年ヴィンテージになっている。


2006年はもう手に入らないが、1ダースほど購入したナカイ・メルローはこれが最後の一本となってしまった。


2006年は美味しかったので、残念だ。


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ボトリング後8年が経過しているが、コルクは真新しく見える。


濡れ具合も良く、ワインに傷みは無いようだ。



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色合いは、メルローらしく深みのある深紅。


しかし重い感じではなく、さらりとした軽快感を持つ。


ブラックベリーやダークチェリーの香り。


充分な熟成感を持つが、タンニンはしなやかで、重いベルベットよりは厚手のシルクといった感じ。


フレンチ・オーク50%、アメリカン・オーク50%の樽で、12か月間熟成されている。


美味い2006年ヴィンテージはこれが最後と思うと、いささか寂しく思う。


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さて、ワインの紹介が終わったところで、中井さんに登場していただくことにしよう。


中井さんは決して饒舌ではないが、質問をすると熱心に答えてくれる。


お陰でカリフォルニアでのぶどう栽培、ワイン醸造に関する知識をいくらか持つことができた。


彼女は、中井さんのワインに対する愛情のこもった話を聞くのが大好きだ。


この写真の時も、中井さんの右隣に彼女が、そのまた隣に私が座っていた。


大好きな中井さんのワインを堪能した、今夜も楽しいお家ワインでした。






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丸の内KITTEにあるカジュアル・フレンチ、『ドン・ピエール・ハート』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


泡、白と飲み進んだ次は、赤ワインを抜栓。


アルベール・ビショーのドメーヌ・デュ・パヴィヨン、ポマール、クロ・デ・ユルスリーヌ、 2011年。


ドメーヌ・ドゥ・パヴィヨンは、1993年にアルベール・ビショーの所有となったドメーヌ。


ポマール最大級の地下セラーを保有していることでも有名だ。


ムルソー、ヴォルネイ、ポマール、ボーヌ、アロース・コルトンに計17haのぶどう畑を所有する大手ドメーヌである。


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クロ・デ・ユリスリーヌは、4haの広さのモノポール(単独所有)のぶどう畑である。


アルベール・ビショーのワインは、ぶどうの自然の風味を活かしたエレガントなものが多い。


強さに欠けると思う方も居るだろうが、私はそんな造りが好だ。


このワインはさすがモノポールのポマールだけあって、無花果、チェリー、ブラックベリーのニュアンスに、強いがまろやかなタンニンと柔らかな酸を併せ持っている。


奥に秘めた力強さを持つ、エレガントなピノ・ノワールだ。




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2011年とまだ若いので、コルクは新品同様。


ちょっと短めだが、コルク自体の質は良い。




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私が大好きな、トリッパのトマトソース煮込み。


この歯ごたえがたまらない。


赤ワインにも良く合って美味い。



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トリッパも私が二人に取り分けたが、これはどう盛り付けても大差が無く面白くない。


取り分けるのが難しい料理ほど、彼女の前で腕の見せ所となるのだ。


でも美味しいからこの料理はこれで良しとしよう。


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今夜は良いラムラックがあるというので、焼いてもらった。


最初見たときは火の入れすぎではと疑ったが、ナイフを入れると美しい赤身が出てきた。


これは絶妙な焼き加減だと厨房に伝えてもらう。



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系列店が造るケーキも美味い。


彼女はチョコレートブラウニー、私はサヴァランを選んだ。


今夜も食べ過ぎてしまった。



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でもスリムな彼女と一緒に食べると、何となく私も食べても太らないのではと勝手に思ってしまう。


でもそれが大きな間違いだとあとで思い知らされることになる。


それにしても彼女は私とほぼ同量を食べるのに、何故スリムな体系を保つことができるのだろう。


この世の七不思議の一つだが、不思議のままで置いておきたいと思う。


丸の内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』で彼女と過ごす、素敵で楽しい夜でした。






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丸の内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


スパークリング・ワインの次は、白ワインを抜栓。


このお店では、ワイン・リストからワインを選んだことは無い。


支配人がリスト外で私に飲んでもらいたいワインを選んでくれるのだ。


そのワインには二つの種類がある。


一種類は、良いワインが手に入った時に出してくれるもの。


もう一種類は、リストに掲載するかどうか試したいもの。


つまり常備するに適しているかどうか私の意見を聞きたいワインなのだ。


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今夜のワインは、第二のカテゴリーに入る。


この白ワインも先に飲んだスパークリングと同じく、アルゼンチンのボデガス・カテナ・サパータの製品。


カテナ、シャルドネ、2013年。


このワイナリーのフラッグシップ・シリーズで、自社畑の収量を落とした良質のぶどうを手摘みで収穫し、使用いている。


結構樽が効いていて、果実味が濃厚で美味い。


エチケットに書かれている建築物はカテナのシャトーで、マヤのピラミッドをイメージして造られている。


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今夜はコースではなくアラカルトで選んで食べることにしたので、テーブル・セッティングはシンプル。


皿には、本店のフレンチ・レストラン、『ドン・ピエール』の名前が入っている。


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アミューズは、ここでは何時も頼むオリーブ。


彼女が大好きなのだ。


もちろん私もスパークリングや白に合わせて食べるのが好きだ。


種入りなので、種入れの小皿が付いている。


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ワインを飲むときに、パンは欠かせない。


ワインとパンは最良の伴侶。


ここのパンは結構美味いのだ。



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前菜はサラダ。


自家製パンチェッタの塩味が効いていて美味い。


あれ、パンチェッタはイタリア語。



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フランス語では何と言うのだろうか。


二人の皿に取り分けるのは私の役目。


スプーンとフォークを使い、片手で手際よく取り分ける。


如何に美しく盛り付けるか、そのセンスが問われる一瞬である。


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真鯛のカルパッチョ。


このお店のカルパッチョはちょっと鮮やか。


牛肉の場合はエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルとパルミジャーノ・レッジャーノだけで充分だが、魚の場合は野菜がいっぱい添えられているのも楽しい。


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この料理も私が取り分ける。


肉や魚の上に野菜やチーズが乗っている場合は、取り分けるのが難しい。


彼女の皿に載せるときに、元の皿と同じく野菜が魚の切り身の上に乗っていないと美しくないのだ。


「本当に上手ね。今夜の盛り付けもとっても綺麗」と彼女。


その一言で緊張が解け、暖かい想いが胸に満ち渡る。


彼女と過ごす、丸の内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』での素敵な夜の続きは、また明日。




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12月2日に掲載した『呑喜』の記事には、「まさにザ昭和というお店ですね、こんなお店に行ってみたいです」というコメントをいただきました。


それらのコメントに対して、「何時までも大将と女将さんに頑張って店を守っていただきたいですね」と返信させていただきました。










その『呑喜』のご主人が急逝され、お店が閉店となってしまいました。


急なことで驚くとともに、本当に残念でなりません。


ご主人のご冥福をお祈りいたします。






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ちょっと以前のお話。


丸ノ内のKITTEにある『ドン・ピエール・ハート』で彼女と待ち合わせた。


予定時間より随分早く着いてしまったので、KITTEをちょっと散策することにした。


KITTEの吹き抜けの1階広場には、大相撲の土俵が作られていた。


最近は両国国技館に行っていないので、土俵を間近で見るのは久しぶり。


四方の房も美しく飾られている。


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土俵横には、琴欧州関の化粧まわしが飾られている。


スポンサーはありがたい存在だが、これらの化粧まわしを着けるのは、あまり美しいとは言えない。



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レストランのある5階から見下ろすと、大きな土俵もこんなに小さくなってしまう。


土俵周りで時間を使ったが、まだ店に行くには早すぎる。


そこで6階の屋外の展望スペースに行ってみることにする。


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目の前には、復元された東京駅丸の内駅舎が見える。


こちら側は、丸ノ内南口。


皇室用の出入り口のある方だ。



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目を皇居方面に移すと、丸ビルと新丸ビルがそそり立っている。


どちらも好きなお店がいっぱいあり、地下でつながっているので便利だ。


そして何より良いのが、JRやメトロの東京駅に直結していて、行き帰りのアクセスが便利なことだ。


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私もここからなら最寄り駅まで16分で着くので、タクシーを利用するよりも早い。


さて、待ち合わせ時間の10分前になったので、『ドン・ピエール・ハ-ト』に入店する。


今夜は「ダイニング・ルームが満席なので、広めの個室をお二人でお使いください」とのこと。


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個室といっても壁の一面がガラス張りになっており、ダイニングルーム越しに外が見えるので開放感がある。


不思議なことに、ダイニングルーム側からはワインボトルに遮られ、個室の中があまり見えないのだ。


私も何時もはダイニングルームの窓際のテーブルを使っているが、最近までここに個室があることに気が付かなかった。


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部屋で待つこと20分、入り口で支配人の木本さんの「いらっしゃいませ。お待ちですよ」という声が聞こえる。


急いで席を立ち、部屋の入り口で彼女を迎える。


「何度も来ているのに、ここに個室があるなんて知らなかった」


彼女が席に着くと、直ぐに木本さんがスパークリング・ワインを抜栓し、グラスに注いでくれる。


「今夜は個室を予約してくれたのね。ありがとう」と微笑む。


ダイニングルームが満席だったとは言えなくなった。


木本さんを見ると、口に指を当ててにこっと笑っているので、沈黙の誓いを立てることにする。


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ここはフレンチなので、何時もはシャンパーニュを飲むことが多い。


ところが今夜は初めてのアルゼンチンのスパークリング。


ボデガス・カテナ・サパータが造る、カテナ・アラモス・スパークリング、エクストラ・ブリュット、トラデッショナル・メソッド。


アラモスは、カテナ社が造るカテナ・シリーズのセカンド・ワイン・シリーズ。


カテナ社は、イタリアから移住したニコラス・カテナ氏が1902年に設立。


今は4代目が当主を務め、アルゼンチンを代表するワイナリーとなっている。


綺麗な泡立ちを持ち、柑橘系の花の香と、香ばしいブリオッシュのニュアンスを持つ。


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セパージュは、シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%。


新世界のスパークリングのミュズレには装飾の無いものが多いが、アラモスのミュズレはとても綺麗だ。


コレクションに加えておくことにしよう。



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コルクはプレス成型品だが、造りはしっかりしている。


名前がちゃんと入っており、ワイナリーの自負を感じる。


彼女と過ごす、丸の内の『ドン・ピエール・ハート』の楽しい夜の続きはまた明日。