ワインは素敵な恋の道しるべ -296ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

友人達と『東京マリオットホテル』のシャンパーニュ・フリーフローに行った話をしたところ、「自分だけずるい。私も連れてって」とのこと。

そこで彼女と品川駅で待ち合わせ、『東京マリオット』に向かう。

 

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前回来たときは多くの女性たちがこのドアをくぐったが、今日は週の半ばの早めの時間。

客は私たちだけだった。

 

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『ラウンジ&ダイニング G』にも客は少ない。

金髪の美女がバーカウンターでのんびり飲んでいるのは、さすがマリオット。

 

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彼女が化粧室にいっている間に、ロビーを探索。

前回はここでハワイアンの演奏が行われた。

 

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植栽は本物かどうかチェックしてみたが、ちゃんと本物。

 

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ビア・ガーデンもあるようだ。

前庭の緑を眺めながらヱビスビールを飲むのも良いものだ。

 

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ここが今夜の私たちのテーブル。

大きな窓に面した席をお願いしておいた。

 

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テーブルの上には、プレミアム・シャンパーニュ用のグラスがセットされている。

 

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彼女が、これは何かしらと聞くので、おしぼりだよと答える。

前回学んだことが役に立つ。

 

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今夜のシャンパーニュは、ビルカール・サルモン、エクストラ・ブリュット。

彼女も私も好きなシャンパーニュだ。

ビルカール・サルモンは1818年創業の家族経営のメゾンで、現当主は五代目。

場所はモンターニュ・ド・ランスのマレイユ・シュル・アイ村で、ゴッセやアンリ・ジローのあるアイ村のお隣。

 

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とてもキレの良い超辛口。

エクストラ・ブリュットなので、もちろんノン・ドサージュ。

セパージュはピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%。

ピノ・ノワールは樽熟成されたものを用い、瓶内熟成期間は40か月ととても長い。

 

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アミューズは前回と違っている。

 

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海老と烏賊、その下にはわらびが敷かれている。

 

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前菜盛り合わせと魚料理が届いた。

 

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オーストラリア産アワビとパプリカのムース。

イワシのスモークオイルマリネ。

夏野菜の冷製カポナータとイベリコ生ハム。

トリュフフレンチフライ。

 

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太刀魚のポワレ、マリオットバターの炙り。

トウモロコシのグリル。

 

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美味しそうだがとても品が良く、お腹にはあまり足しにならない。

 

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太刀魚のポワレは美味い。

骨を取り除くのが大変だったと思う。

 

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気が付くと、夕闇が迫っている。

陽がだんだんと落ちてゆくのを眺めながら飲むシャンパーニュは最高だ。

 

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他にもワインや色々な飲み物が揃っているが、好きなビルカール・サルモンをひたすら飲み続ける。

二本目のボトルも残り少なくなってきた。

シャンパーニュを飲んでいるテーブルは私たち以外に無いので、どれだけ飲んだかがわかるのだ。

 

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料理のヴォリュームが少なく、前回はすっかり酔いが回ってしまったので、今回は追加の料理も注文。

クラブサンドウィッチは食べ応えがありそうだ。

トリュフフレンチフライが付いてきたのも嬉しい。

 

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ケチャップとマスタードはハインツ。

何だかアメリカのダイナーで食べているようだ。

 

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しっかりチキンも入っていて美味い。

 

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肉料理は、ラムチョップグリル。

 

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何時もラムチョップは大きなフルラックで食べているので、このひと切れだけではとても寂しい。

でも、美味いものは美味い。

 

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彼女が変わったものをオーダー。

何だか知らないが、美味しいとのこと。

美味しいものを飲んでいるときの彼女の顔は、本当に可愛いと思う。

 

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新しいボトルが開いたので、泡立ちが一層良い。

これだけ飲んだらしばらくはシャンパーニュはもう良いと思うかといえば、またすぐに飲みたくなるのがシャンパーニュの凄いところ。

 

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外はもうすっかり夜の帳に覆われている。

 

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今夜は空席が目立ち、とても静か。

前回は金曜日で満席で賑やかだったが、週の中日はこんなものなのだろう。

 

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彼女が飲み過ぎたというので、品川駅まで歩くことに。

夜風にあたりながら二人で歩くのは好きだ。
彼女と過ごす品川の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

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赤ワインは私が好きな銘柄。

ボルドー、リュサック・サンテミリオンのシャトー・リオナ、キュヴェ・エモーション、2009年。

シャトー・リオナは2008年からシャトー・アンジェリュスのユーベル・ド・ブアールを醸造コンサルタントに迎え、品質が向上している。

 

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不透明な濃いガーネット。

濃厚な果実味と熟成感。

タンニンは強いが綺麗に果実味に溶け込んでいる。

カシス、干し無花果、ヴァニラ、ビターチョコレート、カカオ、コーヒーのニュアンス。

素晴らしいフルボディだ。

メルロー100%で、樹齢は80~100年。

新樽100%で18ヶ月間熟成されている。

 

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ボトルの最後の一杯には、細かな澱。

カベルネ・ソーヴィニヨンとは澱の形状も異なるのが面白い。

 

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鴨胸肉のロースト、赤いフルーツのソース、長崎県産プラム”貴陽”とオクラのサラダ。

貴陽は山梨県で開発されたプラムの高級品種。

栽培の難しい大玉品種で、世界一重いプラムとしてギネスに登録されている。

でも私は貴陽と聞くと、中国貴州省の州都、貴陽市を思い出す。

白酒の名産地だ。

 

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鴨は、マグレ鴨。

彼女はマグレ鴨が大好きなので、今夜のメインには満足。

濃厚なベリー系のソースが良く合う。

 

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ディジェスティフは、ロゼ・ワイン。

白と同じ造り手、ラングドック・ルーションのドメーヌ・ロワイヤル・ドゥ・ジャラスが造る、ピンク・フラミンゴ・グリ・ド・グリ、2015年。

 

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淡いピンク。

ストロベリーやラズベリーのニュアンス。

すっきりと爽やかな飲み口がいっぱいになった胃を癒してくれる。

ぶどうはグルナッシュ・グリ、サンソー、カリニャンで、栽培はリュット・レゾネ。

 

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桃のコンポート、マラスキーノ風味。

 

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大きな桃がごろんと一個丸のまま。

周りにはグラニテ。

 

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ナイフでざっくり切り、種を取り除く。

これは最高に美味い。

 

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「今日は一日楽しかったわね。イタリアン、映画、フレンチ、そしてショッピングとプレゼント。最高の一日だわ。ありがとう」と彼女。

「君の推薦の映画は面白かったね。あの服はとても似合っているので、今度着てきてね」と私。

 

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お腹はいっぱいでも、ミニャルディーズは別腹。

坂元支配人に見送られ、満ち足りた想いで店をあとにする。

 

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「ねえ、今夜も歩きましょうよ」と彼女。

夜になると少し涼しくなったので、散策も気持ち良い。

 

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六本木ヒルズの66プラザに着くと、多くのドラえもんが迎えてくれる。

 

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蜘蛛は家路を急ぐ人々を見送っているのか、それとも今夜の獲物を探しているのだろうか。

 

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メトロハットから地下に下り、何時もの成城石井へ。

彼女用にサラダを幾つか購入し、帰途に就く。

六本木、西麻布、そして再び六本木で彼女と過ごす夜は、素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

六本木ヒルズで「カメラを止めるな!」を観た後は、西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で開催されたパーティーに参加。

 

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このレストランには開業以来通っているので、もう随分長いお付き合いになる。

 

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正面のエントランスをくぐり、二階のレセプションに向かう緩くカーブを描く階段を上る。

踊り場では、何時もの母子像と天使像が迎えてくれる。

 

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今夜はパーティなので、何時もの三階のメイン・ダイニングではなく、地下一階のホールが会場となっている。

 

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さて、今夜はどんな料理とワインに出会えるか楽しみだ。

 

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私達のテーブルは、ホールの一番奥の中央、マントルピースとこの絵画の前。

良いテーブルに案内されるのは気持ちが好いものだ。

 

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歓迎の泡は、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。

数限りなく飲んでいる銘柄だ。

 

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グラスの写真を撮り忘れ。

これは別の機会にここで飲んだヴーヴ・アンバル。

しっかり瓶内二次発酵をさせているので、泡立ちが細かく勢いがある。

本当に美味しいクレマンだ。

 

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坂元支配人の挨拶で会が始まる。

 

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今夜のパンはバゲット。

外はパリッと中はしっとりで美味い。

三個も食べてしまったので、バゲットだけでお腹がいっぱいになってしまいそう。

 

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前菜は、ミディトマトのコンポート、シャルトリューズのグラニテ。

 

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トマトがキラキラ輝き美味しそう。

まだ暑い季節なので、アミューズのグラニテはありがたい。

 

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白は、初めてのワイン。

ラングドック・ルーションのドメーヌ・ロワイヤル・ドゥ・ジャラスが造る、ピンク・フラミンゴ・ブラン、2015年。

ロワイヤル・ド・ジャラスは、ヨーロッパ最大のぶどう畑を有する造り手。

 

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淡いゴールドイエロー。

レモンやライチの香り。

温度が上がってくると、パッションフルーツや熟した洋梨のニュアンス。

ぶどう栽培はリュット・レゾネ。

セパージュは不明だが、シャルドネ主体でソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブランが加えられている。

 

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前菜は、宮崎県佐土原ナスのローストと甘海老のタルタル、ヴァン・ジョーヌのサバイヨンソース。

 

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輪切りのナスのローストの上には、甘海老のタルタルがたっぷり。

 

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サバイヨンソースに使われているヴァン・ジョーヌは、ジュラ地方で造られる特殊な”黄色いワイン”で、産膜酵母を用いてサヴァニャンというぶどうで造られている。

 

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魚料理は、ぐじの鱗焼き、焦がしバターソース。

ピエドムートン、タプナードを詰めたコンキリエ。

ぐじは、甘鯛のことで、京都等での呼び方。

ピエドムートンは茸で、和名はカノシタ(鹿舌)。

コンキリエは貝殻の形をしたパスタ。

 

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甘鯛の鱗のパリパリ感が好きな料理だ。

ぐじの身は柔らかく、旨味が詰まっている。

そこに、ピエドムートンとコンキリエを合わせるとは面白い。

今夜の内木場シェフの料理も冴えている。

西麻布の大好きなフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

六本木ヒルズレジデンスの『ラ・ブリアンツァ』でのランチを終えると、ヒルズで映画を観るまで、少し時間潰し。

 

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エノテカでワインの試飲をと思っていたが、『ラ・ブリアンツァ』でたっぷりと飲んでしまったので、止めることに。

 

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彼女がヒルズでショッピングをしたいと言うので、ウエストウォーク内をぶらぶら。

まず向かったのは、クリスチャン・ルブタン。

色々試したが、結局購入せず。

 

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二階のショップには、”セール”の文字。

この文字の魔力には勝てない。

 

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まず入ったのは、PLST、プラステ。

彼女が服を選んでいる間は距離を開けて見守り、試着室のカーテンを開け私に意見を求めると、近寄って私の評価を伝える。

色々な洋服を試着するが、ここでも購入には至らず。

 

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続いて、ジュエル・チェンジズ。

ここでも数着を試着。

その中に私が気に入った、とてもドレッシーなブラウスとスカートの組み合わせがあった。

でも彼女はここでも何も買わずに店を出ようとする。

そこで店員さんに私が気に入った服を指し示して出してもらい、彼女に「買っていいかい」と聞く。

彼女にショッピングバッグを手渡した時には、既に映画の上映開始時間。

 

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ウエストウォークを出てTOHOシネマズに急ぐ。

チケットはネットで購入済なので、自動発券機で受け取ればすぐに上映スクリーンに入ることができる。

 

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上映開始に少々遅れても、最初は宣伝や予告編なので問題ない。

 

今回選んだ映画は、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」でもなければ、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」でもなく、「カメラを止めるな!」。

 

予算約300万円で製作されたマイナーな映画が上映されたのは、6月23日から都内の2館。

それがSNSを通じて大人気となり、今では全国142館での上映が決まっている。

 

彼女に是非観たいと言われた時は、チープなゾンビ物かと思い、引いてしまった。

 

しかし観てびっくり。

その面白さ、脚本の素晴らしさにどんどん引き込まれてしまった。

もっと語りたいが、ぐっと我慢。

何十億円もかけて製作するハリウッドの超大作も良いが、こんな作品を観ると、映画は金じゃない、アイデアだとしみじみ思ってしまう。

まだ観ていない方には、今年一番のお薦めです。

 

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スクリーンを出ると、外には夕闇が迫りつつある。

テレ朝の屋上には、ドラえもんの後ろ姿。

 

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水が流れ落ちるガラスの壁の向こうには、次の大作の広告。

「ザ・プレデター」は観たいと思う。

 

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ドラえもんの背中に別れを告げると、ディナーのレストランに向かう。

 

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何時もはヒルズ前で車に乗って行くのだが、彼女がお腹が空かないので歩きたいということで、西麻布まで散策。

この特徴的なビルの角を入れば、今夜のレストランはすぐ近く。

 

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『レストランひらまつ レゼルヴ』は、白亜の一軒家フレンチ。

今年はここに来ることが多くなっている。

支配人、料理長、ソムリエを始め、お店の皆さんと仲良くしてもらっているので居心地が良いのだ。

彼女と過ごす西麻布の夜の続きは、また明日。

 

 

 

 

 

 

彼女と六本木で待ち合わせ。

 

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午後にヒルズで映画を観ることにしたので、その前にヒルズのお店にランチの予約を入れておいた。

66プラザを抜け、けやき坂の六本木ヒルズレジデンスに向かう。

 

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今日のお店は人気のイタリアン、『ラ・ブリアンツァ』。

 

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既にお昼休みの時間は過ぎているが、店内は満席。

スタイリッシュなインテリアを撮影したいが、天井部分のみ撮影。

 

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入り口を入るとバーカウンターとカウンター席があり、隣のダイニングルームはワインボトルとワイングラスの棚で隔てられている。

私達のテーブルは、ワイングラスの棚のすぐお隣。

 

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外は暑かったので、ランチのお供はスプマンテをボトルで。

ロンバルディアのレ・マルケジーネが造る、フランチャコルタ、エクストラ・ブリュット。

 

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しっかりしたフランチャコルタなので、スパークリング用ではなく大きめのグラスで飲んで下さいとのこと。

素晴らしい泡立ち。

グレープフルーツ、洋梨、青リンゴに加え、ハチミツのニュアンス。

果実味も熟成感もあるので、このグラスで飲んで正解。

ノンドサージュで造られ、瓶内二次発酵、熟成期間は25ヶ月。

セパージュは不明だが、ぶどうはシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロ。

 

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フランチャコルタのお供は、黒オリーブのフリット。

 

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このフォカッチャが美味い。

どんどん食べたくなるが、メイン料理に残しておかないとソースが掬えなくなる。

 

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前菜は、二人とも同じものを選択。

広島県産かなわ水産の生牡蠣。

広島の牡蠣は小粒だが、それにしても右側のは小さすぎて食べた気がしない。

彼女のも一つは小さく、苦笑い。

 

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彼女のパスタは、リグーリア風バジルペーストのスパゲッティ。

彼女がバジルを選ぶとは珍しい。

バジルが苦手だったが、三カ月ほど前から急に好きになったのだと言う。

このパスタはとても美味しいとのことで、牡蠣が外れだったので、ここを選んだ私としてはほっとする。

 

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私のパスタは、甘いトマトのスパゲッティ。

ポモドーロソースが好きなので、何時も同じようなパスタを頼んでしまう。

このパスタ、驚くほど美味しい。

量がたっぷりあるので、これでお腹がいっぱいになってしまう。

 

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フランチャコルタを飲み干してしまったので、白ワンをグラスで。

カンパーニャのラ・グアルディエンセが造る、ヤナーレ、ファランギーナ・デル・サンニオ、2017年。

 

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柑橘系の香りを持ち、飲み進むうちにパッションフルーツやパイナップルのニュアンスが出てくる。

ぶどうは、ファランギーナ100%。

 

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メインは、彼女も私も魚料理を選択。

愛媛県産真鯛のグリル。

 

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こんがりと焼かれた真鯛が香しい。

身は肉厚でジューシー。

 

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彼女が白ワインをもう一杯飲みたいというので、ヴェルメンティーノを注文。

リグーリアでテレンツォーラが造る、コッリ・ディ・ルーニ、ヴェルメンティーノ、フォッソ・ディ・コルサーノ、2016年。

コッリ・ディ・ルーニは、リグーリアとトスカーナにまたがる地域で、フォッソ・ディ・コルサーノは山の上にある畑の名前。

 

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キリリと引き締まった果実味と、活き活きとしたミネラルのバランスが素晴らしい。

これは美味いヴェルメンティーノだ。

どのワインも美味いが、ランチでこんなに飲んでしまって映画館で寝てしまわないか心配。

 

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ドルチェも二人とも同じものを選択。

マスカルポーネたっぷりのティラミス。

 

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〆のコーヒーは、セガフレード。

濃いコーヒーで酔いを醒まさなくてはと思う。

稲葉マネジャーから、『ラ・ブリアンツァ』が日本橋に新しくオープンするお店、『フォカッチェリア ラ・ブリアンツァ』について情報を仕入れる。

リグーリア料理のお店なのだそうだ。

お店をあとにし、ヒルズに戻る。

上映開始まで時間があるので、少し散策することにしよう。

六本木ヒルズで彼女と過ごす楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

茅場町から神楽坂に移転したジビエ料理のお店、『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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赤ワインもセラー室で選んできたもの。

オー・メドック、シュバリエ・ダルサンス、2014年。

クリュ・ブルジョワのシャトー・ダルサンスのセカンド・ワインである。

シャトー・ダルサンスは、欧州最大のワイン・グループ、カステル社がフランスに保有する21のシャトーの内のひとつ。

 

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2016年のデキャンター・ワールド・ワイン・アワードで90点を獲得したことを示すシールが貼られている。

今年のアカデミー・デュ・ヴァンのボルドー試飲会でもヴェリュー・ボルドーに選ばれた、評価の高いワインだ。

グラスの写真は撮り忘れ。

果実味、タンニン、熟成感のバランスが素晴らしい。

セパージュは、メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。

 

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野鳥レバーとゴロゴロ緑黄色サラダ。

 

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野菜のシャキシャキの歯応えが素晴らしい。

 

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猪のスティックメンチ。

 

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この料理は初めて食べるが、なかなか美味しく、ワインがどんどん進む。

 

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本日入荷のジビエを黒板で確認し、焼いてもらう肉を選ぶ。

焼き野菜も注文。

 

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ジビエ三種盛りの出来上がり。

 

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この白身肉は、宮崎県産の雉。

味付けは、グリーンマスタード。

 

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北海道産の蝦夷鹿。

味付けは赤ワイン塩。

 

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愛知県産のうずら。

味付けは、バルサミコだれ。

 

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うずらをよく見ると、お頭付きだ。

 

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焼き野菜は、人参と玉葱。

どちらも甘みがあって旨い。

 

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食後のデザートは、私は大人のリンゴタルト、アイスクリーム添え。

彼女のは濃厚ガトーショコラだが、撮影前にがばっと一口食べてしまった。

 

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今夜のワインも料理に良く合って美味しかった。

お店の皆さんに今夜の礼を述べ、店をあとにする。

 

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神楽坂通りまでの石畳の小路を、二人で肩を並べて歩く。

夜も遅く、神楽坂と言えども裏道に人影は無い。

 

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できるだけ歩を緩め、この時間を楽しみたい。

 

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ゆっくり歩いても、数分で神楽坂通りに出てしまう。

彼女と過ごす神楽坂の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

茅場町にあったジビエ料理のお店、『ニコ・チェルシー』が神楽坂に移転した。

ということで先月下旬のこと、挨拶を兼ねて新しくなったお店を訪問。

 

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神楽坂では、週末に予定されている神楽坂まつりの準備が着々と進められている。

 

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神楽坂通り沿いには、ずらりと出店が並ぶようだ。

 

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毘沙門天も飾り付けられ、街は華やいだ雰囲気。

 

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そんな神楽坂通りから、毘沙門天の向かい側にあるこの狭い路地に入る。

人一人通るのがやっとの幅で、すれ違う時は横向きにならなければならない。

 

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進んでも進んでも店に行き着かず、おかしいなと思ったところで、ずっと先に、『ニコ・チェルシー』と書かれたトレードマークの赤い看板を見付けた。

 

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住宅1軒をそのまま店に改造しており、1階にはオープンキッチンとカウンターとワイン樽のテーブルが三つ。

2階には個室があるようだ。

 

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「この樽は茅場町から持ってきたの?」と私。

「はい、一切合切持ってきました」と顔馴染みのスタッフ。

スタッフも調度品も茅場町のままで、初めてのお店だがとても居心地が良い雰囲気だ。

 

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グラス・シャンパーニュを飲もうと思ったが、ワインのメニューはガラっと変わっていて、グラスの泡は日本ワインのみ。

京都府の京丹波町にある丹波ワインが造る、てぐみ、デラウェア、2017年。

無濾過でボトリングされた、発泡性ワイン。

最初は手で汲んでボトリングをしていたことから、”てぐみ”の名が付けられた。

 

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最初の皿は、ジビエ屋のパテ。

猪、鹿、鴨等が使われているそうだ。

 

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濃厚で美味い。

粒マスタードが良く合う。

 

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コペルト代わりの自家製パン。

シンプルな味がジビエ料理には合う。

 

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茅場町の店と同じく、ここでもワインは納戸のような小部屋で自分で選ぶシステム。

「ワインを選んでくるね」と言って立ち上がると、「私も行く」と彼女。

とても狭い涼しい部屋に二人で入って選ぶのも楽しい。

何故かワインセラーの中に、熊の頭。

 

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ワインの品揃えが大きく変わり、日本ワイン、ビオワインが増えている。

高価なアンリ・ジローのシャンパーニュやジュヴレ・シャンベルタンもあるが、全体的には前の店と同じ価格帯のワインが多い。

 

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グラスで飲んだてぐみのボトルもある。

下部の棚は薄暗いので、ピントが合わない。

 

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白はヴィオニエを見付けたので、席にお持ち帰り。

ラングドック・ルーションの、モンターニュ・ノワール、ヴィオニエ、2016年。

 

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グレープフルーツや青リンゴの華やかな香り。

甘い果実味を感じるが、キリリと引き締まった辛口。

こんな気軽に飲めるヴィオニエも良いものだ。

 

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前菜は5種を盛ってもらった。

 

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兎と根セロリのコールスロー。

これは前のお店でも何時も食べていたメニュー。

 

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兎のリエット。

パンに塗って食べると美味い。

 

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青野菜のラタトゥイユ。

初めて食べるが、なかなか美味い。

 

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鹿とクルミのぽてさら。

これも好きなメニュー。

 

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季節野菜のピクルス。

目の前にシェフが居るので、色々質問したり説明を聞きながら食べることが出来るのが楽しい。

神楽坂に移転したジビエの名店、またはマタギ料理の名店、『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

ある風の強い快晴の日、東京湾が見える公園にウォーキングに行った。

 

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強い風にあおられ、白波が打ち寄せる。

それでも、砂つぶてが飛んでくるほどの風ではない。

海のかなたに何か白いものが。

 

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よく見ると、ヨットが帆をいっぱいに張って帆走している。

ヨットマンにとっては、気持ちの良い天気なのだろう。

 

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防風林を抜けると、空には凧。

かなりの高度に揚げられているが、肉眼ではっきり図柄が見えるのだから、大きな凧なのだろう。

 

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鴨が北に渡り、ユリカモメも居なくなり、カラスばかり目立つようになった。

この写真の中にも6羽のカラスが羽を休めている。

公園でお弁当を食べる人が多いが、ごみの捨て方が悪いとカラスの餌食になってしまう。

そこら中に飛び散ったビニール袋やプラスチックカップを片付ける公園職員の方の苦労が絶えない。

 

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撮影していると、何に驚いたのかカラスが一斉に飛び立った。

スマホにしては、その瞬間を上手く捉えることができた。

 

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公園内をウォーキングしていると、目の前をすたこら歩く亀。

甲羅も完全に乾いている。

熱く焼けたコンクリートの上に居ると、干し亀になってしまいそうだ。

 

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人が近付くと手足と首を引っ込めるのだが、暑くてそんな余裕は無いようだ。

池に連れて行こうかとも思ったが、どうやら道はわかっているようなので見守ることに。

池に飛び込む(正確に言うと、落ち込む)ところを見届けると、再びウォーキングを開始。

海浜公園での楽しいウォーキングでした。

 

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今夜は濃い赤ワインを抜栓。

成城石井で衝動買いした三本のうちの1本。

 

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イエロン、ネロ・ダーヴォラ、テッラ・シチリアーネ、2015年。

シチリアの地ぶどう、ネロ・ダーヴォラで造られたI.G.T.ワイン。

エチケットには、古代の壺に描かれているような絵。

その中には、ローマ数字のVと、ラテン語で水、土、火、空気と書かれている。

 

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裏のラベルを見ると、イタリア語と英語でワインの説明が。

このワイン畑は古代のヘーローに啓示を受け、天与の自然に恵まれているのだそうだ。

ヘーローとは、美と愛の女神、アフロディーテに仕えた女神官で、神にワインを捧げたのだそうだ。

エチケットに書かれたVはFifth elementのことで、地球上の四つの要素、水、土、火、空気、そして湿気(春)、熱気(夏)、乾燥(秋)、空気(冬)から生まれているのだそうだ。

 

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このワインの出所を調べようとしたが、よくわからない。

日本のサイトには記載がない。

アメリカのワイン販売サイトの情報では、造り手はテヌータ・ピッチーニとのこと。

イタリアのサイトでピッチーニを調べると、トスカーナで1882年創業の四代続く家族経営のワイナリー。

イタリア各地に四つのワイナリーを保有するが、商品一覧にこのワインは無い。

不思議なワインだ。

 

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色合いは紫を帯びた不透明な濃いガーネット。

口に含むと、カシス、プルーン、干し無花果のニュアンス。

タンニンも強い。

濃い赤を気軽に飲みたい時に適したワインだ。

出所不明ながら、美味い赤を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

 

西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

今夜は、”ブルターニュ料理の会”。

 

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魚料理は、オマールブルーのラヴィオリ、フリュイ・ド・メールのア・ラ・ナージュ。

貴重なオマールブルーが出された。

フリュイ・ド・メールとは、海の幸という意味。

 

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ラビオリを切り分けると、中にはオマールブルーがぎっしり。

これは最高に美味い。

ア・ラ・ナージュは、たっぷりのスープで弱火で茹でる、フレンチの技法。

 

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赤ワインも、ひらまつブランド。

南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランのヴァントゥー、ラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュ、2014年。

 

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ストロベリーやレッドチェリーの香り。

果実味とタンニンのバランスが良い。

セパージュは、グルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン20%、サンソー10%。

セメントタンクで発酵後、オーク樽で10カ月間熟成させ、濾過清澄後ボトリングされている。

 

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肉料理は、イチボのフイユテ、大徳寺納豆の赤ワインソース。

添えられているのは、万願寺唐辛子、根セロリ、芽キャベツ、人参。

 

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イチボ肉を、肉のミンチで包み、更にパイ包み焼きにされている。

ソースに使われている大徳寺納豆は、納豆菌を使わず、味噌や醤油造りに使われる京都麹菌を使って製造されたもの。

 

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もう少し赤ワインを飲むために、フロマージュを切ってもらう。

銘柄は聞き忘れたが、ブルー、ハード、ウォッシュ、シェーブルの四種類。

 

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ディジェスティフは、私が大好きな造り手のカルヴァドス。

ルモルトン、ヴュー・カルヴァドス・デュ・ドンフロンテ。

カルヴァドスは、リンゴのシードルと洋梨のポワレをブレンドし、木樽で発酵後、蒸留し、樽熟成させている。

 

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ルモルトン爺さんが造るカルヴァドスは洋梨のポワレの比率が高く、香りが素晴らしい。

フランスでも人気で、有名レストランでしか飲むことが出来ない貴重品なのだ。

 

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デセールは、青リンゴのコンポート、カルヴァドスの香り。

ブルターニュ料理の会なので、リンゴが多用されている。

 

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「今夜も美味しかったわ。ありがとう」と彼女。

「オマールブルーも食べることができて良かったね」と私。

 

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二階のレセプションに降り、坂元支配人に見送られ、店をあとにする。

 

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外は雨。

車に乗り、六本木ヒルズに乗り付ける。

ダイヤモンドヴェールに彩られた東京タワーも、雨に煙って見える。

 

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ヒルズで成城石井に立ち寄り、彼女用のサラダを幾つか購入。

「今夜も楽しかったね。好きよ」と彼女。

「今夜の君は輝いているよ」と私。

西麻布、六本木で彼女と過ごす楽しい夜は、素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

今夜は彼女と六本木で待ち合わせ。

車に乗ると、西麻布のレストランに向かう。

 

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店の前で車を降り、エントランスをくぐり抜け、白大理石の階段を上る。

 

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何時もの母子像と天使像に迎えられ、二階のレセプションに向かう。

 

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レセプションで坂元支配人の出迎えを受けると、レトロなエレベーターで三階のメイン・ダイニングに進む。

 

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メイン・ダイニングからは、先程入ってきたエントランスを見下ろすことができる。

 

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今夜は、ブルターニュ料理の会。

食の宝庫、ブルターニュのどんな食材に出会えるのだろうか。

 

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テーブルの上には、エッフェル塔。

「ブルターニュだとガレットが出るのかしら」と彼女。

「それは無いと思うよ。それよりオマール・ブルーが出ると嬉しいね」と私。

 

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最初の泡は、シードル。

ドメーヌ・デュ・ヴェルジェが造る、アルティザン・ドゥー。

厳選された3種類のリンゴのみを用いて作られるシードルだ。

シードルは、ブドウ栽培の北限を超えたブルターニュやノルマンディーが主要な産地。

 

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リンゴの甘い香り。

軽発泡性の爽やかなシードル。

アルコール度数は2%しかないので、いくら飲んでも酔わない。

「ほとんどリンゴジュースね。これだけでお腹がいっぱいになりそう」と彼女。

 

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坂元支配人から、今夜の料理とワインの説明。

今夜の食事も面白そうだ。

 

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鱧の冷製、ブールブランソース。

アスパラ、ジャガイモ、紅心大根。

鱧の横にスティック状の野菜が添えられている。

 

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丁寧に骨切りされた真っ白な鱧が美味い。

和食では酢味噌を合わせることが多いが、ブールブランにも良く合う。

 

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今夜のパンは、珍しくバゲット。

 

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白ワインは、ひらまつブランド。

中身は、南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランが造る、リュベロン、ラ・ヴィエイユ・フェルム・ブラン、2014年。

 

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レモンや青リンゴの香り。

飲み進むと、爽やかな果実味のあとから炒ったナッツのニュアンス。

ぶどうは、グルナッシュ・ブラン30%、ブールブーラン30%、ユニ・ブラン30%、ルーサンヌ10%。

西麻布の白亜の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。