今年も恒例のお江戸深川お花見クルーズ、大横川 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日は時系列を飛び越えて、お花見記事をアップ。

先日のこと、ちぃさんと門前仲町で待ち合わせ。

 

向かったのは、黒船橋。

 

深川では”お江戸深川さくらまつり”が開催中。

 

そしてここに、”お江戸深川お花見クルーズ”の乗船場がある。

お花見クルーズでの桜が満開の勝率は、過去三年で一勝一敗一分け。

2022年3月29日はまさに満開、2023年3月28日は満開を少し過ぎた花吹雪、そして開花予想が大幅に外れた2024年は3月26日の予約を4月1日に変更したが、それでも三分咲きの上に小雨。

お花見クルーズの予約は船の一番前の座席を確保するため、毎年1月末~2月初めに予約しているので、読みが難しい。

 

2022年の記事はこちら。

 

2023年の記事はこちら。

 

2024年の記事はこちら。

 

 

黒船橋乗船場の傍には、和舟が係留されている。

以前、ノンベェさんがこの船に乗られていた。

櫓で漕ぐ和舟でお花見も良いものだ。

今日は満潮と重なり、水位がかなり高い。

 

乗船場で料金を支払い手続きを済ませると、乗船開始まで桜を見て歩く。

今年の最高気温積算600℃方式での開花予想は19日、気象予報での開花予想は21日、それが遅れて24日。

という訳で、今日28日はまだ五分咲き。

 

このソメイヨシノの樹は黒船橋周辺では一番早く開花するので、毎年ここで撮影。

今日は、一年で花見の日にしか着ないピンクのジャケット。

 

この日は、ちぃさんのネイルも満開の桜。

 

いよいよ乗船開始。

ライフジャケットを受け取り、船に乗り込む。

私たちの乗船順番は、1番。

予約順に乗船するので、先頭右側の座席を確保するため、毎年予約受付開始と同時に予約している。

 

ちぃさんが色々おつまみを持ってきてくれた。

 

そして私が持参したのは、スプマンテ・ロゼ。

バッグに保冷剤を詰め、キンキンに冷やしている。

 

イタリア、ヴェネト州のプロセッコの名門、ビソルが造る、ベルスター、キュヴェ・ロゼ。

これはエノテカで買う定番の美味いスパークリング。

 

ちぃさんと乾杯。

グラスやナプキン類も持参。

レッドチェリー、ラズベリー、ブラッドオレンジの香り。

赤系果実の豊かな果実味、後味にはオレンジの皮の軽い苦みを持つ、切れの良い辛口。

ぶどうは、メルロー、ピノ・ネロ、カベルネ・ソーヴィニヨン。

ワインボトルやグラスを置けるように、バッグを目の前に設置。

このバッグを置く場所が必要なので、最前列の席を確保している。

 

出航前に船長から今日のクルーズについて説明とお詫び。

何とこの時間は大潮の満潮と重なり、幾つかの橋の下を通過することが出来ない。

このため隅田川に出られず、上流側も何時もより手前で引き返すとの説明。

残念だが、少し返金してくれるとのこと。

 

まずは下流、隅田川方面へ。

最初の橋、越中島橋の下をくぐる。

「頭を下げて」のアナウンスに従い、身を低くする。

ちょっとでも頭を上げればゴツンとぶつかりそうだ。

 

ここのソメイヨシノは五分咲きといったところ。

そして問題はこの練兵衛橋。

ヤマタネ㈱の専用橋で、一般人は渡ることが出来ない。

 

今はぎりぎり通過できても、これから更に10cmほど水位が上がる予想なので、戻ってこれなくなるとのこと。

ところで、練兵衛橋の向こう側、隅田川と大横川の合流点にある水門には「大島川水門」と書かれている。

実はこの水門が造られた時にはこの川の名前は大島川。

その後1965年(昭和40年)の河川法改正時に上流の大横川と名前が統一されたのだそうだ。

 

練兵衛橋の前で船は反転し、上流へ。

大横川の左岸=船の右舷側のヤマタネの敷地内の桜は比較的開花が進んでいる。

船の右舷の席を確保したのは、このため。

 

枝は水面すれすれまで垂れ下がっている。

目の高さで花を愛でることができるのは、大横川でのお花見クルーズの醍醐味。

 

ソメイヨシノの花は咲き始めは白く花芯は淡い黄色。

時間が経つとうっすらピンクが増し、花芯が赤くなってくる。

今日の花はまだ咲き始めの色合い。

 

黒船橋乗船場前を過ぎ、黒船橋へ。

 

ここでも身体を伏せて通過するが、清澄通りの橋だけあって幅があるので時間が掛かり、腰が痛くなる。

 

石島橋は楽に通過。

後ろを見ると、船は満席。

 

巴橋を通過すると、大横川を代表する桜の名所が現れる。

 

この景色はパンフレットなどでよく使われている。

この景色で気が付いたが、何時もは日本橋や色々な乗船場から来る花見の船でここは混み合う場所。

でも今日は水位が高く隅田川から大横川に入ってこられないので、私達以外に船は一艘も居ない。

 

ソメイヨシノは満開一歩手前。

 

ここの桜は枝が川に向かって伸びている。

樹の後ろ側には住宅があるので、枝から毛虫が家に落ちないように、川側の枝だけを伸ばして育てられたのだそうだ。

 

ここでも、私達の右舷先頭座席が特等席。

 

船長さんが船をしばらく止めてくれたので、皆さん心行くまでお花見を楽しむ。

そして私たちはロゼのスパークリングワインを楽しむ。

 

戻りの時間となったので、船は一路黒船橋乗船場へ。

私達も急いでスプマンテの最後の一杯を飲み干す。

 

朝は雨が降っていたが午後には上がり、夕方でも気温は20℃で空は薄曇りと、花は満開前だったが最高のお花見日和だった。

ちぃさんと過ごす、門前仲町の楽しい午後は続きます。