9月のある休日のこと、北千住の『魚豊』で友人たちと過ごす楽しい午後の続き。
メンバーは、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。
魚豊レモンサワーを飲み干すと、次は日本酒。
お店のお兄さんが一升瓶から注いでくれる。
ピエールロゼさんと私の酒は、茨城県の筑西市の来福酒造が醸す、来福 純米酒 春陽。
使用米は春陽、精米歩合は70%、酵母は東農大分離の花酵母。
春陽は易消化性タンパク質のグルテリンがとても低い、”低グルテリン米”。
まず一口すすり、次に皿にこぼれた酒を飲む。
春陽と花酵母を使うことにより、ソーヴィニヨン・ブランのような白い花やライチの香りを生み出している。
きゅーちゃんとちぃさんの酒はこの二種。
宮城県大崎市の新澤醸造店が醸す、伯楽星 純米吟醸 ひやおろし。
マイナス5℃の氷温貯蔵庫でひと夏を越した酒で、精米歩合は55%。
埼玉県比企郡の松岡醸造が醸す、帝松 純米吟醸 虎ノ巻 白。
埼玉県産キヌヒカリを用い、精米歩合は60%、酵母は協会9号。
セット料理の二皿目が届く。
赤魚の塩焼き。
赤魚という名の魚は存在せず、赤い深海魚の総称。
一般的にはアコウダイであることが多い。
飲み物1杯に厚切りの三種の刺身とこの大きな焼き物がついて1,080円とは驚きのコスパ。
ピエールロゼさんと私の2杯目の酒を注いでもらう。
高知県高知市の酔鯨酒造が醸す、酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり。
北海道産吟風を用い、精米歩合は50%。
秋あがりとは季節感があって一層美味しく感じる。
酔鯨酒造には訪問したことがあるので、馴染みのある酒だ。
その時の記事はこちら。
新政のNo.6のボトルが届いたので驚いたが、中身は水とのこと。
日本酒を飲むときは、水は欠かせない。
きゅーちゃんとちぃさんの酒は、この二本。
岐阜県飛騨市の渡辺酒造店が醸す、W ダブリュー 純米 無濾過原酒 金紋錦 火入れ。
鳥取県境港市の千代むすび酒造が醸す、こなき 純米 超辛口 ひやおろし。
境港はまさに水木しげる氏の故郷。
ちぃさんと一緒に水木しげる展を観に行ったことを思い出す。
その時の記事はこちら。
Wの使用米は金紋錦、精米歩合は50%。
こなき爺、いや、こなき純米の使用米は五百万石、精米歩合は55%。
魚豊レモンサワーもお代わりを注いでもらう。
凍結していたレモンが解凍されたので、レモン味が強くなる。
最後の酒は、秋田県秋田市の新政酒造が醸す、亜麻猫。
高い酸味を生成する焼酎用の白麹を用いて醸された純米酒。
秋田県産あきた酒こまちを使用し、精米歩合は麹米が55%、掛米が60%、使用酵母は新政なのでもちろん協会6号。
池袋の『GINTO』でシャンパーニュをたっぷり飲み、北千住でもビール、レモンサワー、日本酒をガッツリ飲んでしまった。
ほろ酔い加減の四人でキャッキャッと話しながら、駅に向かう。
友人たちと過ごす、池袋、北千住での楽しい休日でした。