久々の、ブロンプトンでレールトレイル。
『オキーフ・レールトレイル』(O'Keefe Rail Trail)を走ってきた。前回(2017年12月)は、ヒースコートから出発して、3分の1地点のノーズリーで折り返した。今回はヒースコートからベンディゴまでの全線50キロを走破する。
オキーフ・レールトレイルには、途中、自転車道が湖をわたる美しい区間があり、今回も楽しみにしている。
[走行データ]
ルート ヒースコート(ヒースコート駅跡)→ベンディゴ駅(オキーフ・レイルトレイル)
距離 51.5km
最大標高差 94m
平均斜度 上り:2.1% 下り:2.1%
獲得標高 上り:241m 下り:253m
1888年、ベンディゴ・ヒースコート鉄道(のちのビクトリア鉄道ヒースコート支線)が開業し、ヒースコートはビクトリア州で二番目に大きな町(当時)、ベンディゴと結ばれた。さらに翌1889年には北部幹線(メルボルン~シドニーを結ぶ幹線鉄道)の『ヒースコートジャンクション駅』(現在もある)から分岐する支線も完成し、ヒースコートはメルボルンとも鉄道で結ばれた。しかし、モータリゼーションの影響でヒースコート支線は1958年に廃止、ヒースコートジャンクション~ヒースコート間の支線も1968年に廃止された。旧ベンディゴ・ヒースコート鉄道を建設したのはオキーフというアイルランド系オーストラリア人で、彼の功績をたたえてレールトレイルは『オキーフ・レールトレイル』と命名された。
ヒースコート駅跡からスタートする。今、オーストラリア東南部はかつてない干ばつに見舞われている。湖の水量は随分減っているのではないだろうか。
湖についた。なんと水が一滴もないではないか。乾いた草原が広がっているだけだ。
前回来たときは水に囲まれていたのだが。
元々、利水用の人造湖なので、干ばつの影響をモロに受けて貯水量を使い果たしてしまったようだ。ヘッドカムの動画をどうぞ。湖の水がまったくないことに気づいて結構驚いてキョロキョロしてしまいました。
アクスデールの町を流れるアクスデール川の流れも枯れてしまっているのだろうか。
アクスデール川は水があった。それ以外の河川やクリークもそこそこ水があった。このあたりは放牧地帯なので、牛や馬や羊が大量の飲料水を必要とする。何とかなっているようで安堵である。(写真はアクスデール川。)
中間地点となるアクスデールで小休憩。
ベンディゴの終点まであと21.5キロだ。
レールトレイルはアクスデール・レースコース駅跡から先は旧ルートが通行止めで、迂回ルートとなっている。昔はこのまま下って、アクスデール川を越える木造の橋があったらしいのだが、今は別のルートとなっている。バララット・スキップトン・レールトレイル のニモンズ橋のように再建してもらえるとありがたいのだが。
ベンディゴまであと15キロ。向い風になってきたがペースを上げていこう。
飲料水を補給。サイクリングロードにこうした設備が整備されているのが流石オーストラリアだ。
正午前にヒースコートをスタートして、ベンディゴ駅には15時20分頃に到着、15時25分発のメルボルン行き列車に間に合った。途中、あれだけ大きな湖が完全に干上がっていたことには驚いたが、気温も25度程度で高すぎず低すぎず、久々のレールトレイル旅を楽しむことができた。
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