ブロンプトンで行ってきた米沢八湯のとっておき温泉です。いずれも下界から隔絶された環境にあるだけに道付きも極めて悪く、アプローチに非常な困難を伴います。しかし、荒々しい自然に囲まれた格別な温泉であるが故に、コアな秘湯ファンを惹き付けて止みません。来たことを決して後悔させない素晴らしい湯があなたを待っています。
最上川源流の渓谷最奥の特別な場所にある滝見屋だ。この幻のような仙境にある仄かな硫黄の香りのする優しくて親しみやすい透明の湯はまさに「天女」の湯である。
人を寄せ付けない急坂が連続する渓谷の果てに突如として現れる絶景は来たことを後悔させない。湯は強烈な硫黄泉、絶品だ。ブロンプトンで行ってみた秘湯の中では、走り（ヒルクライム）のタフさ、湯のインパクトの強さ、周囲の秘境度のいずれも群を抜いている。
昔ながらの湯治場の佇まいと上質の硫黄泉で馴染みの湯治客に愛されている宿だ。内湯では湯気が立ち昇る湯殿の底に午後の日が差すその光景が美しかった。
石造りの滝湯の湯船は米沢藩の定宿時代から使われている。打たせ湯の湯がすべて流れ込むので、滝湯の湯船は常に洪水状態である。仄かな硫黄の香りの澄んだ湯には白い湯花が大量に舞う。
源泉100％かけ流しである。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム－塩化物泉含ラジウム、源泉は二つあるそうで、80.3℃と36℃のものをほどよくブレンドして湯船で42℃前後になるようにしているそうだ。
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