こんにちは。
フリーランス・ビジネスコーチの
古関です。
おかげ様で、たくさんの反響をいただいています、
【私のフリーランス人生】も、
残り２回（かな？）となりました。
なんとなくの見切り発車で独立し、
なんとか生活費は稼げるようになりましたが、
勢いだけで始めたせいか、
毎日の仕事に追われ、
自分を見失っていきます。
その頃に、またしても、
人生を変える一冊の本と出会います。
ところが、この本、中身が豪快すぎ！！
こんなハチャメチャな人生で、
ホントにここまで大きくなったの！？
と思うほど、ぶっ飛んだ内容だったのです。
では、私のピンチを救ってくれた本とは、
どなたの著書でしょうか！？
２０２０年の日本長者番付で、
再度、トップ10入りを果たした、
「お、ねだん以上。」のあの方です！
【私のフリーランス人生】その８
自分探しの旅、私のロマンってなんだろう！？
見切り発車で会社を作り、
なんとなく思いつくことをやっていました。
長期的なビジョンや、目的が
なにもありません。
とりあえず今月は売上が立ったけれど、
来月はどうなるかわからない……。
そんな生活が続くことになります。
こうなると、
心配で気持ちが休まらず、
常に働き続けないと、
という焦りになっていきます。
しかも、お客様のサポートや
事務処理、会計処理など、
やることが山のようにあります。
フリーランスになるということは、
なんでも自分でやる、
ということです。
言葉でいうのは簡単ですが、
その「なんでも」が、どれだけの量か、
実際にやってみないとわかりません。
日々の仕事に追われ、
翌月の売上を心配し、
精神が疲弊していきます。
そして、あるとき、
思い至りました。
なんのために仕事を
しているんだろう……。
生きていくためには、
必要なだけのお金を
稼がなければいけません。
しかし、生活に必要な
お金を稼ぐだけなら、
会社員でも、アルバイトでも
いいわけです。
わざわざフリーになって、
やっていく意味が
どこにあるのだろう。
そういうことを考えるように
なったのです。
フリーランスにとって、
専門的なスキルは大事です。
ある程度の営業スキルも必要です。
仕事をサクサクとこなす生産力も大事。
でも、それだけでは
やり続けられません。
これらを回していく、
エンジンのような原動力が
求められてくるのです。
原動力がなければ、
続けることができませんし、
仕事を楽しむことも、
プライベートを楽しむことも、
できません、
そこで、私は、
他の経営者に興味を持つようになりました。
経営者、とくに、
一代で大企業を作るような経営者の
原動力はどんなところにあるのか
を探り始めたのです。
経営者を紹介する雑誌や書籍、
webサイトの記事などを見ていくうちに、
またしても、運命を変えることになる、
一冊の本に出会います。
私は、人生の転機には、必ず、
本との出会いがあるようです。
～～～～～～～
大学入試でカンニング？
営業部長が商品横流し
広告会社をクビ
新店舗が開店前日に雪でつぶれる
こんな「私の履歴書」みたことない！
～～～～～～～
という大きな文字の見出しと、
この波乱万丈の人生を
紹介する満面の笑顔。
これだけで、
どれだけの情熱で経営をしてきたのか、
すぐに伝わってきます。
なんで、この人は
こんな試練に乗り越えて
こられたんだ……？？？
その人物とは、
ニトリ創業者の似鳥昭雄氏です。
『運は創るもの』というタイトルの本を
一気に読み進めます。
似鳥氏の人柄にぐんぐん引き込まれ、
もっと深くニトリの経営について
知りたいと思うようになりました。
ニトリを大きく成長させた背景に、
一人のキーパーソンがいました。
日本のチェーンストア産業を
ゼロから作りあげたコンサルタント・
渥美俊一氏です。
渥美先生の本は、
法政大学で教科書として
使われていました。
渥美先生が新聞記者を辞めて
経営コンサルタントになってすぐの
1962年に、
チェーンストア経営研究団体ペガサスクラブ
を設立します。
同時に、若手の経営者が数名、
渥美先生に弟子入りし、
チェーンストアづくりに尽力します。
その数名の経営者が、
ダイエーの中内さん、
ジャスコ（現イオン）の岡田さん、
イトーヨーカ堂の伊藤さん、
などなど、
現在の小売業界の
トップに君臨する企業を
作りあげた方々でした。
初代メンバーの後を追って、
すかいらーくやサイゼリヤ、
吉野家などが、
ペガサスクラブに入ってきます。
似鳥氏も後発組で
ペガサスクラブに参加します。
「いつも渥美先生に怒られてばかりの劣等生だった」
と著者のなかで語っていますが、
研修が開催される大きな会場のなかで、
中内氏や岡田氏の姿を見つけて、
「いつかは僕も、ああなるぞ！」
と意欲を燃やしていたそうです。
この意欲、情熱が
どこから湧いてくるのか。
それを探るために、
私は渥美先生の本を
かたっぱしから読み始めました。
渥美先生はご著書のなかで、
このように語っています。
「ペガサスクラブで大きな成功を収めた経営者たちは、決して優秀ではなかった。
しかし、彼らはみなロマンチストだった」
そして、渥美先生はことあるごとに、
「経営にはロマンが大事」
と触れています。
なるほど、
経営者を動かす原動力は、
ロマンなのだろう
ということは予測できます。
でも、
ロマンって具体的に、
どういうものなんだろう。
どんな企業にも、経営者にも、
大きな困難や課題が、
何度も訪れます。
しかし、ロマンがあれば、
それに立ち向かっていける、
というのです。
私に足りないものはこれだ……。
私は、私のロマンを見つけなければいけない。
こうして、私の人生をかけられる
ロマンを探す旅に出ます。
──その９へ続く──
【私のフリーランス人生】その１
【私のフリーランス人生】その２
まったく幸せがない。私の幸せってなに？？
【私のフリーランス人生】その３
初めての自立。でもなにをしたいのか、まったくわからない、、、
【私のフリーランス人生】その４
【私のフリーランス人生】その５
師匠との出会い。ネット大炎上でも、生涯メシが食えるタネを授かる
【私のフリーランス人生】その６
【私のフリーランス人生】その７
いざ独立！でも何をするのかわかっていない完全な見切り発車、、
【私のフリーランス人生】その８
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