*中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動 8

  

AMDAは、5月14日から現在まで、四川省の被災地(綿陽市安県、成都市、都江堰市、徳陽市スーファン)で、被災者の手術や診療、医薬品などの配布を行なってきた。

   
現在は、成都市及び綿陽市に、AMDA台湾支部の精神科医2人とAMDA本部調整員1人を派遣している。

  
1.AMDA本部とAMDA台湾支部

   
1)四川省菅銷学会(Sichuan Marketing Academy)・職業訓練校(A Plus Vocational School)と連携して実施
<第4次隊>
実施期間:6月12~19日(予定)
派遣者 :計3人
      リュウ・シェンイン   精神科医 AMDA台湾支部
      ユアン・ウェイ     精神科医 AMDA台湾支部
      ニティアン・ヴィーラヴァーグ 調整員 AMDA本部
参加者数:
(1)心理カウンセラー養成研修(成都市、12日):12人(心理カウンセリングの基礎知識や経験がある人)
(2)集団心理カウンセリング(綿陽市、13~17日):290人
   (一般企業従業員・家族、救援ボランティア、小学校児童などの地元住民)

  

2)四川省中西医結合医院
(四川省中医薬科学院付属病院 Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
<第3次隊>
実施期間:5月24~29日
派遣者 :計6人(医師3人、看護師2人・調整員1人)
*汪達紘医師(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士)を派遣(5月23~30日)
患者数:
(1)外科治療: 合計19件-外科手術8件、消毒・包帯のみ11件(病院の
         外科治療のうち約20%をカバー)
(2)カウンセリング: 合計95件-アンケート調査68件、個別インタ
            ビュー13件、支持的心理療法8件、家族療法6件

   

3)四川大学華西病院(West China Hospital)
<第2次隊>
実施期間  :5月19~22日
派遣者   :計6人(医師2人・看護師2人・調整員2人)。
       整形外科手術室と救急病棟で医療支援活動を実施
患者数   :1日平均40人(整形外科のみ)。
       内、AMDA医師2人による処置24人
外傷の特徴 :傷は脚部に集中。傷の化膿、骨折、筋損傷、筋緊張、組織障害が多い
AMDA医師2人による処置24人:
・手当て22人-傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻く
・手術2人-9歳男児、30代男性。切断手術

  

4)巡回診療
<第1次隊>
実施日   :5月17日
実施場所  :成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
チーム編成 :計20人  医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人
実施内容  :学校敷地内の避難所で、テントを仮設診療所とし、10人の患者を診療

  

2.都江堰市
6月3日、岡山県倉敷市高野山真言宗備中地域の寺院住職有志による「南真会」と協力し、最大の被災地の一つとされる都江堰市の慈善会(中国政府の救援物資受取機関)に、米10トンと薬7箱(解熱剤、風邪薬、咳止薬など)を贈呈した。

  

3.徳陽市スーファン避難所
5月14日に医療チーム計4人 (外科医1人、看護師2人、調整員1人)を編成した。医療チームは、同日スーファン紅十字会に医薬品を届け、避難所にて診療活動を開始した。5月27日には徳陽市人民病院へ米3トンと水を寄付した。

  
【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト

  
<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
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*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 10

  

AMDA医療チームは、日本人医療従事者・AMDA現地医療スタッフ・保健省保健局・保健省環境衛生局・クンジャンゴン市保健当局スタッフの他、地元住民が多数ボランティアとして協力してくださり、とても友好的に活動を継続している。
  

ミャンマー保健省が、国際NGOに所属する外国人医療従事者に対し、被災地における診療活動を許可したのは、今回AMDAが初めてであった(政府間合意に基づくケースはアセアン各国や日本など、すでに活動実施済み)。
  

被災地クンジャンゴン市に入り、巡回診療を行なっている日本からの派遣者5人(6月8日日本出発)は、被災地での支援活動を終了し、18日帰国することになった。

  
1.調査活動等開始日:
5月5日(診療活動の開始は、11日)

  

2.活動地:
ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

  

3.診療した患者数・健診数(5月11日~6月16日):
計6,225人(患者数6,110人+健康診断115人)

  

4.これまで実施している活動内容:
・被災状況、救援ニーズの調査(ヤンゴン市内各所及びクンジャンゴン市内各所)
・ヤンゴン保健当局(保健省緊急対策本部・ヤンゴン管区保健局)との協議
・クンジャンゴン市保健当局との協議及び活動連携
・AMDA医療スタッフ+保健省保健局・保健省環境衛生局・クンジャンゴン市
 医療スタッフ+住民参加による巡回診療
・飲料水用錠剤や石鹸などの配布と、使用方法等の説明を兼ねた保健衛生教育
・毛布や古着の贈呈

  

5.支援活動に従事している日本人:
細村幹夫   内科医(呼吸器内科専門)  越谷誠和病院(埼玉県越谷市)
寺戸通久   救急医 岡山大学医療教育統合開発センター医学教育部門 助教・岡山大学病院救急部
小堀他津子  看護師 医療法人アスカ会看護主任
竹久佳恵   現地事業統括  AMDA社会開発機構
畑山ゆかり  調整員  AMDA社会開発機構
谷口敬一郎  調整員  AMDA  緊急救援担当
 *鈴木俊介  AMDA社会開発機構 理事長  ヤンゴンで活動統括後帰国
 *スェ・スェ・タン   ミャンマー人   医師
        岡山大学医歯薬学総合研究科生物化学講座 留学生

   

6.巡回診療チームの構成:
第1次(5月11~17日) 計12人+地元住民ボランティア多数
第2次(20~23日)   計18人+地元住民ボランティア多数
第3次(25~27日)   計17人+地元住民ボランティア多数
第4次(6月1~4日)   計19人+地元住民ボランティア多数
第5次(6月10~15日) 計26人+地元住民ボランティア多数
AMDA日本人医療従事者・スタッフ:医師2/看護師1/調整員2
ミャンマー人医師(岡山大学留学生):1
AMDA現地医療スタッフ:
 医師3/補助医師1/看護師2/業務調整員1/保健補助員4/ロジ補助員1
保健省保健局:医師1/感染症対策員1
保健省環境衛生局職員:1
クンジャンゴン市保健局:補助医師1/助産師3/公衆衛生士1

  

7.被災状況
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人(5月17日)。一方国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加が懸念されている。

  

8.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、マグウェ管区パコク県)
   1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
   ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

  

【報道機関向け記者会見】
<日時>6月18日14:30~15:30
<場所>すこやか苑 4階多目的室 (岡山市楢津310-1 AMDA本部隣接)
<報告者>
 細村幹夫:内科医/寺戸通久:救急医/小堀他津子:看護師
 スェ・スェ・タン:医師/谷口敬一郎:調整員
 岡田茂:岡山大学名誉教授
     (NPO法人日本・ミャンマー医療人育成支援協会理事長)
 菅波茂:AMDAグループ代表

   

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*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 9

  
6月9日にミャンマーへ入国した日本からの派遣者5人は、現地駐在の日本人職員2人及び現地職員とともに被災地クンジャンゴン市に入り、12日から診療活動を開始した。ミャンマー保健省が、国際NGOに所属する外国人医療従事者に対し、被災地における診療活動を許可したのは、今回AMDAが初めてとなる(政府間合意に基づくケースはアセアン各国や日本など、すでに活動実施済み)。
   

医療チームは、日本人医療従事者・AMDA現地医療スタッフ・クンジャンゴン市保健当局スタッフ・地元住民ボランティアなどによって構成されており、12日、クンジャンゴン市からボートで約20分に位置するマヤン村で被災者数十人を診察した。「日本のお医者さんと話せてよかった。この村で何があったか知ってもらえてよかった」と語る老婆の言葉が印象に残った。また、地元の要請に基づき、マヤン村小学校の生徒115人に対して健康診断を実施した。

  

1.調査活動等開始日:
5月5日(診療活動の開始は、11日)

  

2.活動地:
ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

  

3.診療した患者数(5月11日~6月12日):
約5,300人

  

4.これまで実施している活動内容:
・被災状況、救援ニーズの調査(ヤンゴン市内各所及びクンジャンゴン市内各所)
・ヤンゴン保健当局(保健省緊急対策本部・ヤンゴン管区保健局)との協議
・クンジャンゴン市保健当局との協議及び活動連携
・AMDA医療スタッフ+クンジャンゴン市医療スタッフ+住民参加による巡回診療
・飲料水用錠剤や石鹸などの配布と、使用方法等の説明を兼ねた保健衛生教育
・毛布や古着の贈呈

  

5.支援活動に従事している日本人:
細村幹夫  内科医(呼吸器内科専門)  越谷誠和病院(埼玉県越谷市)
寺戸通久  救急医  岡山大学医療教育統合開発センター・岡山大学病院救急部
小堀他津子 看護師  医療法人アスカ会看護主任
竹久佳恵  現地事業統括 AMDA社会開発機構
畑山ゆかり 調整員 AMDA社会開発機構
谷口敬一郎 調整員  AMDA  緊急救援担当
 *鈴木俊介  AMDA社会開発機構 理事長  ヤンゴンで活動統括後帰国
 *スェ・スェ・タン  ミャンマー人  医師
           岡山大学医歯薬学総合研究科生物化学講座 留学生

   

6.巡回診療チームの構成:
第1次(5月11~17日)計12人+地元住民ボランティア多数
第2次(20~23日)  計18人+地元住民ボランティア多数
第3次(25~27日)  計17人+地元住民ボランティア多数
第4次(6月1~4日)  計19人+地元住民ボランティア多数
第5次(6月10~15日予定) 計19人+地元住民ボランティア多数
 AMDA日本人医療従事者・スタッフ   医師2/看護師1/調整員2
 ミャンマー人医師(岡山大学留学生)  1
 AMDA現地医療スタッフ
  医師3/補助医師1/看護師2/業務調整員1/保健補助員4/ロジ補助員1
 保健省保健局            医師1

  

7.被災状況
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人(5月17日)。一方国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加が懸念されている。

  

8.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、
   マグウェ管区パコク県)
   1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、
   2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・
   ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を
   対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレ
   ジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
   ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を
   対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模イン
   フラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急
   食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援
   事業)を展開している。

  
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先週、福祉苑リーベの会のバーベキュー大会で、こどもたちといっしょに神戸しあわせの村に行ったことをご報告しましたよね。

  

バーベキューでお酒を飲んで酔っ払った後、ママの迎えの車を待つ間・・・・

  

しあわせの村の日本庭園に行ってきました!

  

今、花菖蒲が見ごろなんですよ!

  

日本庭園に行くと、池のそばに沢山の花菖蒲が咲き乱れていました。
岸の花菖蒲
  

でも、こどもたちの視線の先は・・・・

池、こどもたち

  

池のカメたち。

花よりカメ

  

12匹もいましたよ!

  

それでも、せっかくの花菖蒲。近くに寄って観察しました。

花菖蒲

  

青い花菖蒲に・・・

青花菖蒲

  

白い花菖蒲・・・・

白花菖蒲

  

(トンボが止まってた!)

  

でも、こどもたちにとっては、木の橋の方がお気に入りの様子。

花菖蒲の橋

  

まあ、少しでも季節を感じてくれればと思うパパなのでした。

花菖蒲2

  

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8日の日曜日は、福祉苑リーベの会のバーベキュー大会がありました。

  

朝、こどもたち3人をつれて、阪急電車、神戸市営バスを乗り継ぎ、神戸しあわせの村まで。

  

キャンプ場に着いたら、みんな準備に取り掛かっていました。
バーベキュー準備
  

僕と内藤さんから挨拶を。「みんな、今日は楽しく行こうねー。」

  

そして、炭をおこして、バーベキュー開始!

バーベキュー風景

  

オリックスバファローズの村山常務や元競輪選手の杉山さんもご参加下さいました。

常務、杉山さん

  

休みの日には飲まずにいられないパパなので、こどもたちは、いつも放し飼い(?)

こどもたち

  

でも、みんなが面倒見てくれるのよねー。だから、まったく人見知りしないこどもたち。

  

利用者のこどもたちやご父兄の方とも交流できて、本当に有意義な時間が過ごせました!(いつも酔っ払いでごめんなさいね。ご愛嬌で許してくださいね。)

  

最期はみんなで記念撮影。

みんなで写真

  

とっても楽しい、バーベキュー大会でした。

  

さあ、明日から、また頑張ろうねー。

  

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7日の土曜日は、徳島の当直明け、午前外来をして、神戸に移動し・・・・

  

自宅に車を置いて、歩いて長男が通う小学校へ。

  

春の運動会の応援でちょっぴりパパして・・・・
運動会
  

JRにのって、神戸元町まで。

  

そして、3時からAMDA兵庫県支部の定例会に参加しました。

  

AMDAネパール子ども病院の10周年記念事業、すずキよしひろ先生による絵本の作成も、雛形ができあがってきて、みんなウキウキ。(写真撮るの、忘れた!後日のお楽しみに。)

  

その他、ネパール子ども病院の紹介DVDのことや、現地慰霊祭のこと、7月8月の派遣者のことなど、いろいろと熱心に議論しました。

  

そして、何より、四川大地震の緊急医療支援から帰ったばかりの、オグリンこと小倉先生が帰国報告をしてくれました!

オグリン1

  

副団長のオグリンを初め、緊急医療支援団の活躍の様子を、写真を交えてご報告。

オグリン2

  

お、温家宝首相との握手!

温家宝首相

  

何より、無事で帰ってこられて、よかった、よかった。

  

定例会後は、オグリンを取り囲んで、イタリア料理で慰労会。

  

AMDAネパール子ども病院10周年に向けて、頑張りましょう!

  

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*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 8

  
AMDAは、日本から医療従事者と調整員を派遣することを決定した。

  

【日本からの派遣】
<出発日>
6月7日19:49 JR岡山駅発 のぞみ50号・はるか59号
    21:36 関西空港着
  8日01:25 関西空港発 TG673便・TG303便
    08:45 ヤンゴン着(日本時間11:15)予定

<派遣者>
細村幹夫(ほそむら みきお)
 内科医(呼吸器内科専門)  越谷誠和病院(埼玉県越谷市)勤務
 *これまでのAMDAでの主な活動
  ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年5・6月)/
  イラン南東部地震緊急救援活動(2003年12月・2004年1月)

寺戸通久(てらど みちひさ)
 救急医  岡山大学医療教育統合開発センター医学教育部門 助教

スェ・スェ・タン   ミャンマー人
 医師  岡山大学医歯薬学総合研究科生物化学講座 留学生

小堀他津子(こぼり たつこ)
 看護師  医療法人アスカ会看護主任
 *これまでのAMDAでの主な活動
  インドネシア・スラウェシ島洪水緊急医療支援活動(2006年6月)/
  台湾大地震緊急救援(2005年3月)

谷口敬一郎(たにぐち けいいちろう)
 調整員  AMDA本部職員  緊急救援担当
 *これまでのAMDAでの主な活動
  バングラデシュ・サイクロン被害に対する緊急医療支援活(2007年11・12月)/ペルー沖地震緊急医療支援活動(2007年8・9月)/インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)
 *5月8~13日バンコクで後方支援従事

  
1.調査活動等開始日:
5月5日(診療活動の開始は、5月11日)

  

2.活動地:
ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

  

3.これまで実施している活動内容
・被災状況、救援ニーズの調査(ヤンゴン市内各所・クンジャンゴン市各所)
・ヤンゴン保健当局(保健省緊急対策本部・ヤンゴン管区保健局)との協議
・クンジャンゴン市保健当局との協議及び活動連携
・AMDA医療スタッフ+クンジャンゴン市医療スタッフ+住民参加による巡回診療
・飲料水用錠剤や石鹸などの配布と、使用方法等の説明を兼ねた保健衛生教育
・毛布や古着の贈呈

  

4.支援活動に従事している日本人
AMDA社会開発機構 現地事業統括  竹久佳恵  ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 調整員     畑山ゆかり ヤンゴン駐在中
*AMDA社会開発機構 理事長   鈴木俊介  ヤンゴンで活動統括後帰国

  

5.被災状況
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人(17日)。一方国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加が懸念されている。

  

6.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、
   マグウェ管区パコク県)
   1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
   ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

  

  
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*中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動 7

  

中国政府は6月1日、地震(5月12日発生)による被害は、死者6万9,016人、負傷者36万8,545人、行方不明者1万8,830人と発表した。

  
AMDAは、AMDA台湾支部や現地関係者と連携し、5月14日から四川省の被災地へ医療チームを派遣、被災者の手術や診療、医薬品の配布を行なってきた。これまでの活動地は、徳陽市スーファン、綿陽市安県近郊の山岳地域、成都市にある四川大学華西病院と四川省中西医結合医院(四川省中医薬科学院付属病院)、都江堰市の5ヵ所である。現在は成都市内で、「心理カウンセラー養成研修」の実施に向けた準備を行っている。

  

1.都江堰市

  
3日、岡山県倉敷市高野山真言宗備中地域の寺院住職有志による「南真会」と協力し、最大の被災地の一つとされる都江堰市の慈善会(中国政府の救援物資受取機関)に、米10トンと薬7箱(解熱剤、風邪薬、咳止薬など)を贈呈した。また、同日、「南真会」の僧侶ら10人は市内の学校を訪問し、現地で追悼式典を開いた。

  

2.AMDA本部とAMDA台湾支部

  
1)四川省中西医結合医院(四川省中医薬科学院付属病院 Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
第3次隊計6人(医師3人、看護師2人・調整員1人)による医療支援活動を終了した。5月23日に岡山から派遣された汪達紘医師(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士)は、30日深夜帰国した。
  

<第3次隊>
実施期間:5月24日~29日 6日間
患者数:
(1)外科治療:
    合計19件-外科手術8件、消毒・包帯のみ11件
          (病院の外科治療のうち約20%をカバーした)
(2)カウンセリング:
    合計95件-アンケート調査68件、個別インタビュー13件、
          支持的心理療法8件、家族療法6件

   

2)四川大学華西病院(West China Hospital)
第2次隊計6人(医師2人・看護師2人・調整員2人)は、整形外科手術室と救急病棟で医療支援活動を実施した。
<第2次隊>
実施期間:5月19日~22日
患者数:1日平均40人(整形外科のみ)。内、AMDA医師2人による処置24人
外傷の特徴:傷は脚部に集中している。傷の化膿、骨折、筋損傷、筋緊張、組織障害が多い。
AMDA医師2人による処置24人:
・手当て22人-傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻く
・手術2人-9歳男児、30代男性。切断手術

  

3)巡回診療
<第1次隊>
実施日:5月17日
実施場所:成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
実施内容:学校敷地内に避難所が設置され、第1次隊に3つのテントが用意された。そこを仮設診療所とし、10人の患者を診療した。
チーム編成:計20人
       医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人

  

3.徳陽市スーファン避難所
現在も、計4人(外科医1人、看護師2人、調整員1人)が、スーファンの避難場所となっている体育館において、診療活動を行っている。

   
【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト

  
<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「中国四川地震」とご記入下さい。

  

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*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 7

  
AMDAはクンジャンゴン市保健局とともに、市内全域に医療支援が届くことを目指し、5月11日に開始した巡回診療を現在も続けている。6月3日までに診療した患者数は4,581人で、主な疾患は、外傷・呼吸器感染症・皮膚の炎症・倦怠感/衰弱・高血圧症・めまい・節々の痛み/筋肉痛・発熱/風邪・下痢・胃痛/腹痛である。
  

同市内の一部の地域への移動は、ボートによってのみ可能であり、また車両移動が可能でも、車輪がぬかるみにはまるなどの困難に直面している。被災地の中には、こうした移動の制約から支援が滞っている地域もある。AMDAが最初の支援団体となった村もあり、「外部の人々と話をし、外の情報を得ることが出来た」あるいは、「自分たちの被災経験を外部の人々に話すことができたので、気分が紛れた(楽になった)」と話す村人もいたことが報告されている。

  

1.調査活動等開始日:
5月5日(診療活動の開始は、5月11日)

  

2.活動地:
ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

  

3.これまで実施している活動内容
・被災状況、救援ニーズの調査(ヤンゴン市内各所・クンジャンゴン市各所)
・ヤンゴン保健当局(保健省緊急対策本部・ヤンゴン管区保健局)との協議
・クンジャンゴン市保健当局との協議及び活動連携
・AMDA医療スタッフ+クンジャンゴン市医療スタッフ+住民参加による巡回診療
・飲料水用錠剤や石鹸などの配布と、使用方法等の説明を兼ねた保健衛生教育
・毛布や古着の贈呈

  

4.巡回診療チームの構成
第1次(11~17日)計12人、他に地元住民ボランティア多数
医師3人・補助医師2人(内、クンジャンゴン市保健当局より1人)・助産師1人(クンジャンゴン市保健当局)・看護師1人・業務調整員1人・保健補助員3人・ロジ補助員1人

第2次(20~23日)計18人、他に地元住民ボランティア多数
医師5人・補助医師2人(内、クンジャンゴン市保健当局より1人)・助産師1人(クンジャンゴン市保健当局)・
保健師1人(クンジャンゴン市保健当局)・看護師3人・保健補助員4人・調整員1人・ロジ補助員1人

第3次(25~27日)計17人、他に地元住民ボランティア多数
医師4人・補助医師2人(内、ダィエールー保健行政区保健当局1人)・看護師3人・助産師1人(ダィエールー保健行政区保健当局)・公衆衛生師1人(ダィエールー保健行政区保健当局)・調整員1人・保健補助員4人・ロジ補助員1人

   
5.支援活動に従事している日本人
AMDA社会開発機構 現地事業統括 竹久佳恵  ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 調整員    畑山ゆかり ヤンゴン駐在中
 *AMDA社会開発機構 理事長  鈴木俊介  ヤンゴンで活動統括後帰国
 *AMDA 調整員 緊急救援担当 谷口敬一郎 バンコクで後方支援従事後帰国

   

6.被災状況
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。
政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人(5月17日)。一方国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加
が懸念されている。

  

7.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業
(マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、マグウェ管区パコク県)
1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

  

<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「ミャンマー・サイクロン」とご記入下さい

  

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今日は久しぶりの、ABC級グルメ情報。

  

神戸で有名な焼肉屋っていったら、「高麗飯店」「飛苑」などが有名ですけどね。(どちらも、かなり美味しい。でも、いい値段するよね。)

  

最近、脳外科医の友人から教えてもらった、知る人ぞ知るお店。

  

その名も、「けいしゅう」

けいしゅう

  

この火曜日も、行ってたんですよー。

  

ここの霜降り肉、絶品です。
けいしゅうの霜降り肉
  

お勧めは、

  

1)上塩タン、厚切り

刺身としても食べられる、究極の新鮮さ。

  

2)厚切り

やわらかく、ジューシー。口の中でとろけます。

  

3)薄切り

これ、初めての方は焼かせてくれません。お店のお上が焼き方を教えてくれます。

めちゃめちゃやわらか~い。

  

どれも、甲乙付けがたい逸品。

  

是非、一度、ご賞味あれ。

  

場所は、JR鷹取駅の南、二つ目の角を左に100メートルです。

  

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