*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 8

  
AMDAは、日本から医療従事者と調整員を派遣することを決定した。

  

【日本からの派遣】
<出発日>
6月7日19:49 JR岡山駅発 のぞみ50号・はるか59号
    21:36 関西空港着
  8日01:25 関西空港発 TG673便・TG303便
    08:45 ヤンゴン着(日本時間11:15)予定

<派遣者>
細村幹夫(ほそむら みきお)
 内科医(呼吸器内科専門)  越谷誠和病院(埼玉県越谷市)勤務
 *これまでのAMDAでの主な活動
  ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年5・6月)/
  イラン南東部地震緊急救援活動(2003年12月・2004年1月)

寺戸通久(てらど みちひさ)
 救急医  岡山大学医療教育統合開発センター医学教育部門 助教

スェ・スェ・タン   ミャンマー人
 医師  岡山大学医歯薬学総合研究科生物化学講座 留学生

小堀他津子(こぼり たつこ)
 看護師  医療法人アスカ会看護主任
 *これまでのAMDAでの主な活動
  インドネシア・スラウェシ島洪水緊急医療支援活動(2006年6月)/
  台湾大地震緊急救援(2005年3月)

谷口敬一郎(たにぐち けいいちろう)
 調整員  AMDA本部職員  緊急救援担当
 *これまでのAMDAでの主な活動
  バングラデシュ・サイクロン被害に対する緊急医療支援活(2007年11・12月)/ペルー沖地震緊急医療支援活動(2007年8・9月)/インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)
 *5月8~13日バンコクで後方支援従事

  
1.調査活動等開始日:
5月5日(診療活動の開始は、5月11日)

  

2.活動地:
ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

  

3.これまで実施している活動内容
・被災状況、救援ニーズの調査(ヤンゴン市内各所・クンジャンゴン市各所)
・ヤンゴン保健当局(保健省緊急対策本部・ヤンゴン管区保健局)との協議
・クンジャンゴン市保健当局との協議及び活動連携
・AMDA医療スタッフ+クンジャンゴン市医療スタッフ+住民参加による巡回診療
・飲料水用錠剤や石鹸などの配布と、使用方法等の説明を兼ねた保健衛生教育
・毛布や古着の贈呈

  

4.支援活動に従事している日本人
AMDA社会開発機構 現地事業統括  竹久佳恵  ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 調整員     畑山ゆかり ヤンゴン駐在中
*AMDA社会開発機構 理事長   鈴木俊介  ヤンゴンで活動統括後帰国

  

5.被災状況
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人(17日)。一方国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加が懸念されている。

  

6.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、
   マグウェ管区パコク県)
   1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
   ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

  

  
<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
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