おいおい、どんどん忙しくなるぞ、脳外科医!

  

月曜日の伊丹での当直が、特に忙しい。

  

伊丹市民病院が脳外科診療をとりやめ、伊丹では唯一の脳外科救急病院。

  

周辺の市にも脳外科病院が減り、北は宝塚、川西から、南は尼崎からも、救急搬送。

  

救急当番であろうが、なかろうが、とにかく来る、来る、救急車の嵐。

  

この2ヶ月、7回の当直で、夜間緊急開頭血腫除去術3件。

  

そうしたら、今日もくも膜下出血が来た!


巨大脳動脈瘤で、方針は、血管内手術を。

  

血管内手術によるコイル挿入が始まったのが、夜の7時。

  

術後管理を終えたら、夜半過ぎでした。

  

最近、まともな脳外科医になったみたいに働いてるなあ。(今までなんだったのってか。)

  

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6月1日、日曜日の午後、チャリティーボウリング大会の後は、スカイマークスタジアムに移動し・・・・
スカイマークスタジアム
  

福祉苑リーベの会「パン工場なないろ」のパンの販売へ!

10ゲート前

  

いつもの、「きたがわびっクリあんぱん」と、「きたがわびっクリームパン」も大好評!

北川パン

  

こどもたちも慣れたもので、パンの陳列のお手伝い。

販売の手伝い

  

今年は、ハンバーグや調理パンも充実!

調理パン

  

試食したら、本当に美味しい!

ハンバーガー試食

  

試合も、オリックスの大勝利!

  

こどもたちも、ネッピー、リプシーが見られて大満足の、スカイマークスタジアムでした。

ネッピー

  

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3の倍数月の、第一日曜日は、いつものように、AMDAネパール子ども病院&福祉苑リーベの会支援の、チャリティーボウリング大会!

  

7歳、4歳、2歳のこどもたちをつれて、いっしょに参加しました。

  

ボウリング場で、朝ごはんを。
朝ごはん
  

いつものように、奇兵隊のメンバーが集めてくれた賞品の数々。

賞品全景

  

挨拶では、AMDAネパール子ども病院と福祉苑リーベの会への支援と共に、ミャンマーサイクロン災害と、四川の大地震への募金の呼びかけ。

ボウリング挨拶

  

みんな、老若男女で、3ゲームを投げきりました。

ボウリング全景

  

長男、次男は自分で3ゲームを投げ、三男もパパの手伝いで3ゲームを投げきりました。

  

この方が優勝でした!

優勝者

  

ちなみに、内の子どもたちは、長男が59位、次男が60位、三男が62位でした。

  

いつも賞品をもらう次男は、誇らしげ。

60位

  

楽しいうちにお開きとなり、次に向かったのは・・・・・(つづく)

  

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昨日も忙しい一日でした。

  

水曜日、奈良の重度障害児施設「バルツァゴーデル」の当直明け、神戸に移動し、往診診療を6人。

  

昼ごはんを食べた後、嫁に頼まれたラグを買いに、神戸のポートピアランド跡にできた、「IKEA」へ。

  

(このIKEA、平日でもすごい人なんですよ。レジに15分ぐらいかかりました。土日は、もっとすごいらしい。)

  

それから、家に帰って、嫁にラグを届けた後、明石に向かい・・・・・

  

(これまた、阪神高速3号神戸線の工事による通行止めの影響で、昨日の神戸の道は、どの道も大混雑でした。)

  

4時30分に、にじ作業所についたら、こどもたちはまだ作業中。「久しぶり~。元気~?」

  

内藤さん、中川さんと打ち合わせをすること2時間。

  

6時30分から、NPO法人「福祉苑リーベの会」の理事会へ。

  

今後の運営について、活発な議論。

  

そして、7時30分から、そのまま総会へ。

  

税務担当の中山先生や、オリックスバファローズの村山常務もご参加下さいました。

  

たどたどしい僕の議事進行でしたが、無事、理事会、総会を終えた後・・・・・

  

今度は、8時30分から、奇兵隊の集まりへ。

  

仕事を終えたメンバーたちが続々と集まって、村山常務も交えて、ボランティアを支える資金集めや、この日曜日のチャリティーボウリング大会の相談で、夜遅くまで活発に議論しました。

   

いろいろと面白い話しもありましたよ。いつも明るいメンバーたちです。

  

そうして帰宅したら、夜中夜半過ぎ。

  

(明日は、早朝徳島に向けて出発ですね。)

  

仕事とボランティア三昧の一日でした。

  

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*中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動 6

  

中国国務院(政府)は、26日、地震(5月12日発生)による死者が6万5080人、負傷者36万58人、行方不明者2万3150人と発表した。また、報道によると、25日のマグニチュード6.4の余震で計8人が死亡、927人が負傷した。
  

AMDAは、AMDA台湾支部や現地関係者と連携し、これまでに合計29人(内、医療従事者計21人:医師12人・看護師8人・薬剤師1人)を被災地に派遣して医療支援を行っている。本部から成都に派遣された調整員の報告では、人々は余震による家屋の崩壊を恐れて路上で就寝している。そのため、テントや毛布・寝袋といった物資が求められている。

  

1.AMDA本部とAMDA台湾支部

  
1)四川省中医薬科学院(Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
23日、AMDA本部とAMDA台湾支部が合同で緊急医療チーム(第3次隊)を結成し、現在は、合計6人(医師3人・看護師2人・調整員1人)が活動中である。被災から2週間がたった現在も、同病院には外科手術を待つ負傷者(21日時点で89人)や、不安を訴える被災者が多く、AMDAから派遣された医師は外科手術やカウンセリングを行っている。

  

<第3次隊> 実施期間:5月23日~5月30日予定
汪達紘 岡山 医師
  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士
  5/23~5/30予定
  被災者の心理状況に関する評価調査
王智仁 台湾 精神科医
  5/23~5/30予定
  被災者へのカウンセリング
王偉クン 台湾 外科医
  5/23~5/30予定
  外科手術(骨折手術、切断手術など)
洪春金 台湾 看護師
  5/26~6/1予定
  外科医・精神科医の補助
錘金鳳 台湾 看護師
  5/26~6/1予定
  外科医・精神科医の補助
ニティアン・ヴィーラヴァーク 岡山 調整員 AMDA本部職員
  オーストラリア国籍
  5/17~6/16予定
  医薬品や医療器材、医療人材のニーズ調査・調達

   

2)四川大学華西病院(West China Hospital)
5月22日、AMDA台湾緊急医療チーム(第2次隊:5/19~/22 計6人(医師2人・看護師2人・調整員2人))は華西病院での医療支援活動を終了した。
  

<第2次隊>
実施期間  :5月19日~22日
患者数:1日平均40人(整形外科のみ)。内、AMDA医師2人による処置24人外傷の特徴:傷は脚部に集中している。傷の化膿、骨折、筋損傷、筋緊張、組織障害が多い。
AMDA医師2人による処置24人:
 ・手当て22人-傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻く
 ・手術2人-9歳男児、30代男性。切断手術

   

3)巡回診療
<第1次隊>
実施日   :5月17日
実施場所:成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
実施内容  :
 学校敷地内に避難所が設置され、第1次隊に3つのテントが用意された。そこを仮設診療所とし、10人の患者を診療した。
チーム編成 :計20人
 医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人

     

  

2.徳陽市スーファン避難所

  
現在も、計4人(外科医1人、看護師2人、調整員1人)が、スーファンの避難場所となっている体育館において、診療活動を行っている。

  
【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト

  
<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「中国四川地震」とご記入下さい。

  

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ミャンマーサイクロン被害および四川大地震で亡くなられた方、被災された方へ、お悔やみ、お見舞い申し上げます。

  

本当に多くの方が亡くなられたとのことで、大変心を傷めております。本来なら緊急医療要員として現地に駆けつけたい思いですが、日本の医療現場に追われそれもかなわず・・・・

  

せめて、今度の6月のチャリティーボウリング大会では、ミャンマーサイクロン被害と四川大地震災害への募金、寄付を呼びかけようと考えています。6月1日、日曜日8時30分、明石のスーパーボウル二見です。

  

でも、我らがAMDAは、ミャンマーサイクロンおよび四川大地震の現場に、災害直後から人が駆けつけていることはご報告のとおり。

  

これも、AMDAの活動のモットー、「現場主導(ローカルイニシアチブ)」によるものですね。

  

ローカルイニシアチブとは・・・・・

  

「現地のことは、現地の人、現地に近い人の方が、一番良い解決策をしっている」、というものです。

  

たとえば、インドネシアの津波災害でも、インドネシアの医師、看護師で結成したAMDAインドネシア支部の医療支援団が真っ先に現場に駆けつけ、緊急医療を開始し、そこに日本や周辺の支部から医師や看護師、調整員などが駆けつけて、インドネシア支部が主導となって、AMDAの多国籍部隊にて救援医療を行いました。

  

こういった方法が、今回のミャンマーサイクロン、四川大地震でも生かされ、すぐに現場に駆けつけ、多国籍医療団がすぐさま緊急救援医療ができたわけです。

  

とりわけ今回のミャンマーでは、軍事政権が、初期段階で他国の人的援助を断り続けたため、国連やほとんどの他国のNPOなども入れなかったわけですが、AMDAの多国籍医療団は、今まで行ってきた支援の歴史から、直後から現地に医師、看護師を派遣、日本からも3人の調整員を派遣でき、また、AMDA社会開発機構の鈴木理事長も入ることができたそうです。

  

そういう意味では、現場主導(ローカルイニシアチブ)という手法は、これからのNPOの活動の参考になるものだと思います。

  

そういった、AMDAの活動とは別に、われらがAMDA兵庫県支部の仲間から、四川の大地震の現場に、医師が駆けつけてるんですよ!

  

中国が受け入れた、日本政府の緊急医療支援団に、われらが、オグリンこと小倉先生が、副団長として駆けつけています!そうそう、オグリンの旅ブログでおなじみの、オグリンです。

http://ameblo.jp/ogurin-tabiblog/

  

本当に頻繁にテレビ、新聞に出てますよね!
オグリン写真

  

たぶん、現地の本人が、一番知らないんじゃないかなあ。こんなにテレビに映ってるの。

  

でもね、小倉先生、あっという間に中国行き、決めたみたいよ。

  

だってね、先々週土曜日(17日)、ボランティアの会合で大阪で一緒に食事したときは、何も言ってなかったもんね。

  

それが、火曜日(20日)の朝、突然メールがあって、「今から中国行ってきまーす!」って。

  

本当に突然。

  

独身の人は良いよなあ。(オグリンに、誰かいい人いませんか?ってか。)

  

でもね、僕も更新がご無沙汰してたのには、理由がありまして・・・・・

  

5月20日火曜日に、大阪リーガロイヤルホテルで、文化サロンのメンバーの方への講演を頼まれまして・・・

  

90分という長丁場の講演で、その用意に大忙し。

  

脳外科医の仕事をしながら、170枚にも及ぶスライドをつくり、ボランティアの方では、AMDAネパール子ども病院の絵本とDVDの作成準備なども手がけて・・・・

  

特に、講演の前、4日間は究極に大忙し。

  

16日金曜日朝、早朝に神戸をでて徳島で10時間外来の後当直へ。

  

17日土曜日、徳島の外来を終えた後、神戸に戻って車を置き、電車で大阪へ。AMDAネパール子ども病院設立の立役者、藤原健さんと小倉先生、江口で会食。夜遅くに帰宅。

  

18日日曜日、早朝に神戸をでて、9時から姫路の病院で当直。それが、脳外科救急当番で、一人で救急対応をし、夜寝ずに月曜朝を迎え・・・・

  

19日月曜日早朝、姫路から伊丹に移動し、伊丹の病院で朝から日直、および当直。それが、またまた救急当番で・・・・

  

20日、50時間もの連続救急対応をして意識もうろう状態で大阪へ移動し、そのままリーガロイヤルホテルでの講演を行ったのでした。

講演写真

  

でも、意識もうろう状態がよかったのか、力が抜けてよかったのかもしれません。何とか無事に、講演を終えることができました。(本当は、お酒が入っているぐらいが一番良いんだけどね。)

  

その後は、5月27日締め切りの、「兵庫教育」という兵庫県の教職員向けの月刊誌に、6ページのエッセイを書いて・・・・

  

ようやく昨日書き終えてね・・・・・

  

26日夜、伊丹の当直中・・・・

  

さあ、久しぶりのブログの更新だ!!

  

と意気込んだのが夜の10時。

  

そう思ったとたん、鳴った医局への電話は、救急車の搬送依頼。当番でもないのに、周りには脳外科医がいない!

  

意識不明の方で、外傷による出血。

  

すぐさま、緊急手術となり、夜通し手術をして・・・・

  

術後管理をして寝たのは朝の5時!

  

さすがにブログを書く気力がなく、ようやく今の更新となったわけです。

  

長いご無沙汰を、お許し下さいね。ではでは。

  

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*中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動 5

   
AMDAでは、今回の大地震に対して、以下のような緊急医療支援を行っている。

  

1.四川省中医薬科学院(Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)

5月21日、AMDA本部派遣者ヴィーラバグ調整員は、上記病院側から医師の派遣依頼状を受け取った。これを受けAMDA本部ではAMDA台湾支部と連携し、医療チーム(第3次隊:5/23-5/30)を派遣することを決定した。

  

【台湾支部からの派遣者】
Dr. Wang Chih-Jen 台湾出身 精神科医 男性

  

【AMDA本部から要請を受け、岡山大学より派遣】
汪 達紘 Dr. Wang Dahong、ワン・ダホン 医師
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士
岡山在住 女性
5月22日 JR岡山駅発 22:53 のぞみ500号 新大阪着23:39
5月23日 関空発 9:30 CA162 中国国際航空 成都着 同日16:30
<これまでのAMDAでの活動>
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト

   

2.四川大学華西病院(West China Hospital)

   
 5月19日AMDA台湾緊急医療チームは、外科医2人、看護師2人、調整員2人の計6人による医療チーム(第2次隊:5/19-5/22)を結成し、四川大学華西病院における緊急救援活動を実施した。

  
 5月19日外科医2人は整形外科手術室で、看護師2人は救急病棟でそれぞれ被災者に対する医療活動を開始した。調整員2人は今後の医療活動に向けた病院側のニーズ調査を行っている。

  
 5月20日、AMDA外科医2人は12人の患者の処置を行なった。うち10人が傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻くなどの手当てだった。2人(9歳男児、30代男性)が切断手術だった。

  

3.徳陽市スーファン避難所

  
 5月13日AMDA本部は広島県福山市の「日中青年交流協会(笹山徳治代表)」と連携し、四川省内在住の医師・看護師によるAMDA四川緊急医療チームを編成した。

  
 現在、外科医1人、看護師2人、調整員1人が、スーファンの避難場所となっている体育館において、診療活動を行っている。

  

【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


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*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 6


現在ヤンゴン管区クンジャンゴン市で活動中の巡回診療チームは、マンカレイ保健行政地区において約1,300人に対する診療活動を終え、20日からトォークー保健行政地区における活動を開始した(20~21日の患者数は約200人)。

  
また、より広域に、いち早く、医療サービスが行き届くよう、22日からは2チーム体制により巡回診療を行なう。今後は、残る2地区(ダィールー保健行政地区、ラッコンゴン保健行政地区)での巡回診療を予定している。他団体の協力なども得て、6月上旬にはクンジャンゴン市全地域で、医療支援が行き届く予定である。

  
1.支援活動開始日:5月5日

2.活動地:    ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

3.巡回診療チームの構成
診療要員17人と地元住民ボランティア多数
(AMDA側から医師5人・補助医師1人・看護師3人・業務調整員1人・保健補助員4人・ロジ補助員1人の計15人と保健当局側から補助医師1人・助産師1人の計2人)

4.ヤンゴンで支援活動に従事している日本人職員
AMDA社会開発機構 現地事業統括   竹久佳恵  ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 調整員      畑山ゆかり ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 理事長      鈴木俊介  先週帰国

5.バンコクで後方支援に従事した日本人職員
AMDA本部職員 調整員(緊急救援担当)  谷口敬一郎
 5月8日日本出発~13日帰国

6.被災状況
 大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人と伝えている(17日)。一方国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。発災から2週間が過ぎ、今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加が懸念されている。

7.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、マグウェ管区パコク県)
   1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
   ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

   

【報道機関向け記者会見】
<日時>
5月23日14:00~15:00
<場所>
すこやか苑 4階多目的室 (岡山市楢津310-1 AMDA本部隣接)
<報告者>
鈴木俊介  AMDA社会開発機構理事長
谷口敬一郎  AMDA本部職員(緊急救援担当)
菅波茂  AMDAグループ代表

  
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*中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動 4

   

AMDAは、下記の通り、緊急医療支援活動を継続している。中国地震局は18日、観測データを分析した結果、地震(12日発生)の規模を、マグニチュード7.8から8.0に修正すると発表した。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、19日時点で、死者34,073人・負傷者245,108人・生き埋め14,000人となっている。

  

【活動状況及び予定】
1.AMDA本部から
本部職員のニティアン・ヴィーラヴァーグが、17日成田空港を発ち、同日夜成都に到着した。その後、AMDA台湾支部チームに合流した。

2.AMDA台湾支部チーム
14日、被災地の当局から巡回診療を含む医療活動実施の許可を得た。15・16日被災地の医療状況を調査し、17日、成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村で診療を行なった。学校敷地内に避難所が設置され、AMDA台湾支部チームに3つのテントが用意された。そこを仮設診療所とし、10人の患者を診療した。
18日、ダム決壊の恐れがあるとのことで、当局から避難するよう指示があった。所持していた医薬品を地元の病院と医師に贈呈し、成都へ避難した。同チーム計17人の内12人が離任した。
19日、成都にある四川保健省の災害対策部から、四川大学華西病院において、海外から医療支援を行う最初の団体として許可を得た。

チーム編成(19日現在):
医師(整形外科で活動)2人 看護師(救急病棟で活動)2人 調整員2人  計6人
Dr. Louis Fukman Leung 整形外科医 台湾出身
Dr. Po Ming Yi     整形外科医 上海出身
Ms. Cao Shong Mei    看護師   上海出身
Ms. Jing Hua Lin     看護師    上海出身
Ms. Lin Ching-Fang   調整員    台湾出身
ニティアン・ヴィーラヴァーグ 調整員 AMDA本部 オーストラリア国籍

3.四川省から
医療チームは、避難場所となっているスーファン市内の体育館で、診療活動を行っている。
チーム編成:
銭 徳才 医師(外科) 看護師2人(女性) 調整員1人(男性)  計4人
全員四川省出身

【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト

  

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*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 5

 

AMDAは、ミャンマーで1995年より政府保健省と協力して事業を実施している。中北部の事業地に勤務している医療スタッフをサイクロン被災地へ移動させ、これまでヤンゴン管区クンジャンゴン市(ヤンゴン市の南約70km)の被災地6ヵ所で、現地保健当局とともに医療救援活動を継続している。

外国人の被災地への立ち入りが制限される中、AMDAのミャンマー人スタッフで構成されたAMDA医療チーム(計10人)が、保健当局スタッフ2人および地元住民ボランティアと共に、僧院や家屋を拠点として救援活動を行っている。

11~17日、計1,257人の患者を診療した(1日当たり150~300人)。女性の患者が全体の67%を占め、年齢層では40歳代が最も多く、復興に重要な勤労世代が診療を求めている。急性期は過ぎたものの、倦怠感を訴える患者が15%、高血圧症の患者が12%など、特に心身の衰弱している人々が増加していることが伺え、不安など心的外傷も多く報告されている。また、巡回診療中に、生後12日の新生児が極度の栄養失調で見つかり、ヤンゴン市内の病院へ救急搬送したケースもあった。


一方、診療活動の現場では、現地保健当局との密接な連携に加え、機材や医薬品の輸送について、村人がトラクターの提供を申し出てくれる、医薬品処方の助手を手伝うなど被災地住民自らの参加協力が目立ち、地域の人々と助け合いながら、救援活動は広がりを見せている。


1.支援活動開始日:5月5日

2.活動地:ヤンゴン管区南部クンジャンゴン市

3.巡回診療チーム  計12人(他に地元住民ボランティア数人)
    AMDA医療チーム(計10人  医師3人・補助医師1人・看護師1人・業務調整員1人・保健補助員3人・ロジ補助員1人)
    保健当局チーム(計2人  補助医師1人・助産師1人)

4.ヤンゴンで支援活動に従事している日本人職員
  AMDA社会開発機構 理事長      鈴木俊介
  AMDA社会開発機構 現地事業統括   竹久佳恵
  AMDA社会開発機構 調整員      畑山ゆかり

5.バンコクで後方支援に従事した日本人職員
  AMDA本部職員 調整員(緊急救援担当)  谷口敬一郎
  5月8日日本出発~13日帰国

6.被災状況
  大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7738人、行方不明5万5917人と伝えている(17日)。国連は、被災者は160万~250万人に上ると推定している。発災から2週間が過ぎ、今後はマラリア、コレラなどの感染症流行が予想され、二次被災者の急増が懸念されている。WHOの発表では、すでにコレラ患者の発生が報告されている。

7.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、マグウェ管区パコク県)
   1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
   ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

  

<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
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