ミャンマーサイクロン被害および四川大地震で亡くなられた方、被災された方へ、お悔やみ、お見舞い申し上げます。

  

本当に多くの方が亡くなられたとのことで、大変心を傷めております。本来なら緊急医療要員として現地に駆けつけたい思いですが、日本の医療現場に追われそれもかなわず・・・・

  

せめて、今度の6月のチャリティーボウリング大会では、ミャンマーサイクロン被害と四川大地震災害への募金、寄付を呼びかけようと考えています。6月1日、日曜日8時30分、明石のスーパーボウル二見です。

  

でも、我らがAMDAは、ミャンマーサイクロンおよび四川大地震の現場に、災害直後から人が駆けつけていることはご報告のとおり。

  

これも、AMDAの活動のモットー、「現場主導(ローカルイニシアチブ)」によるものですね。

  

ローカルイニシアチブとは・・・・・

  

「現地のことは、現地の人、現地に近い人の方が、一番良い解決策をしっている」、というものです。

  

たとえば、インドネシアの津波災害でも、インドネシアの医師、看護師で結成したAMDAインドネシア支部の医療支援団が真っ先に現場に駆けつけ、緊急医療を開始し、そこに日本や周辺の支部から医師や看護師、調整員などが駆けつけて、インドネシア支部が主導となって、AMDAの多国籍部隊にて救援医療を行いました。

  

こういった方法が、今回のミャンマーサイクロン、四川大地震でも生かされ、すぐに現場に駆けつけ、多国籍医療団がすぐさま緊急救援医療ができたわけです。

  

とりわけ今回のミャンマーでは、軍事政権が、初期段階で他国の人的援助を断り続けたため、国連やほとんどの他国のNPOなども入れなかったわけですが、AMDAの多国籍医療団は、今まで行ってきた支援の歴史から、直後から現地に医師、看護師を派遣、日本からも3人の調整員を派遣でき、また、AMDA社会開発機構の鈴木理事長も入ることができたそうです。

  

そういう意味では、現場主導(ローカルイニシアチブ)という手法は、これからのNPOの活動の参考になるものだと思います。

  

そういった、AMDAの活動とは別に、われらがAMDA兵庫県支部の仲間から、四川の大地震の現場に、医師が駆けつけてるんですよ!

  

中国が受け入れた、日本政府の緊急医療支援団に、われらが、オグリンこと小倉先生が、副団長として駆けつけています!そうそう、オグリンの旅ブログでおなじみの、オグリンです。

http://ameblo.jp/ogurin-tabiblog/

  

本当に頻繁にテレビ、新聞に出てますよね!
オグリン写真

  

たぶん、現地の本人が、一番知らないんじゃないかなあ。こんなにテレビに映ってるの。

  

でもね、小倉先生、あっという間に中国行き、決めたみたいよ。

  

だってね、先々週土曜日(17日)、ボランティアの会合で大阪で一緒に食事したときは、何も言ってなかったもんね。

  

それが、火曜日(20日)の朝、突然メールがあって、「今から中国行ってきまーす!」って。

  

本当に突然。

  

独身の人は良いよなあ。(オグリンに、誰かいい人いませんか?ってか。)

  

でもね、僕も更新がご無沙汰してたのには、理由がありまして・・・・・

  

5月20日火曜日に、大阪リーガロイヤルホテルで、文化サロンのメンバーの方への講演を頼まれまして・・・

  

90分という長丁場の講演で、その用意に大忙し。

  

脳外科医の仕事をしながら、170枚にも及ぶスライドをつくり、ボランティアの方では、AMDAネパール子ども病院の絵本とDVDの作成準備なども手がけて・・・・

  

特に、講演の前、4日間は究極に大忙し。

  

16日金曜日朝、早朝に神戸をでて徳島で10時間外来の後当直へ。

  

17日土曜日、徳島の外来を終えた後、神戸に戻って車を置き、電車で大阪へ。AMDAネパール子ども病院設立の立役者、藤原健さんと小倉先生、江口で会食。夜遅くに帰宅。

  

18日日曜日、早朝に神戸をでて、9時から姫路の病院で当直。それが、脳外科救急当番で、一人で救急対応をし、夜寝ずに月曜朝を迎え・・・・

  

19日月曜日早朝、姫路から伊丹に移動し、伊丹の病院で朝から日直、および当直。それが、またまた救急当番で・・・・

  

20日、50時間もの連続救急対応をして意識もうろう状態で大阪へ移動し、そのままリーガロイヤルホテルでの講演を行ったのでした。

講演写真

  

でも、意識もうろう状態がよかったのか、力が抜けてよかったのかもしれません。何とか無事に、講演を終えることができました。(本当は、お酒が入っているぐらいが一番良いんだけどね。)

  

その後は、5月27日締め切りの、「兵庫教育」という兵庫県の教職員向けの月刊誌に、6ページのエッセイを書いて・・・・

  

ようやく昨日書き終えてね・・・・・

  

26日夜、伊丹の当直中・・・・

  

さあ、久しぶりのブログの更新だ!!

  

と意気込んだのが夜の10時。

  

そう思ったとたん、鳴った医局への電話は、救急車の搬送依頼。当番でもないのに、周りには脳外科医がいない!

  

意識不明の方で、外傷による出血。

  

すぐさま、緊急手術となり、夜通し手術をして・・・・

  

術後管理をして寝たのは朝の5時!

  

さすがにブログを書く気力がなく、ようやく今の更新となったわけです。

  

長いご無沙汰を、お許し下さいね。ではでは。

  

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