Book Review’S ~本は成長の糧~ -28ページ目

上機嫌の作法

上機嫌の作法
斎藤 孝

角川書店 2005-03
売り上げランキング : 504
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★★★★★★★★☆☆


ついに斎藤孝さんの本も4冊目となりました(段取り力の感想は少し待ってください・・・)。テレビ出演も多いそうですが、いまだに僕はテレビで斎藤さんを目にしていません。単純に僕がテレビを見ないからですが(^o^;もう完全に斎藤さんのファンです。

◆「機嫌」はコントロールできる!!◆

誰もが、漠然と機嫌は自分で調整できると思っていると思います。でも、僕もですがあまりそれを意識して調整することはしない。それはなぜか?単純にしんどいからだと思います。

本の中の例えがとてもわかりやすかったのです。それは、機嫌の調整は持久走に似ているというものです。つまり、嫌なことがあって気分が落ち込んでいる時にテンションを上げることは「正直しんどい」ことですが、それを続けていくと、「機嫌調整体力」のようなものが向上してきて、そんなに苦労しなくてもテンションをあげられるようになるというものです。

「なるほど~」と思うとともに、今までそのような努力をしてこなかったので、半信半疑なところもありました。が!その「上機嫌」を維持することの利点を考えると、努力してみる価値はあると感じました。

上機嫌」は円滑なコミュニケーションを生み出し、仕事の効率を高めます。
また対人関係も良好になり、周りには自然と人が集まり、ポジティブな空気が流れます

利点はこんな感じでしょうか

上機嫌はバカ、不機嫌は知的

という誤解、偏見、先入観を取り除くことが大切であると斎藤さんは書いています。また、

不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」

とも書いています。

確かに、落ち着いて考えてみるとまさにその通りです。いつも楽しそうな人、テンションの高い人には心を許しやすく、親しみやすい雰囲気を感じます。そして、その人たちの周りにはいつも人がいる気がします。みなさんも同じような経験をしているのではないでしょうか?

ただ重要なことは、「天然の上機嫌体質」をうらやむのではなく、「上機嫌の状態」を作り出すテクニックを身につけることだということです。

◆一貫した本の構成◆

斎藤孝さんの本を読むと、同じような構成内容で読みなれてきます。それは、まず自分の主張を述べ、次に有名人のエピソードを挟み、本からの引用で詳しく解説し、結論に持っていくというものです。

まだ、4冊しか読んでいないのでこの解釈は早合点かもしれませんが、何冊もすごい勢いで書きながらも内容がかぶらない秘訣はこの「多くの本を読む」と「幅広い視点を持つ」にありそうです。

◆(久しぶりの)引用◆

良好な対人関係を築く上で大切なことは
1.目を見る 2.微笑む 3.頷く 4.相槌を打つ


就職活動では、よく気をつけるようにといわれるポイントです。特に、面接という1対1での会話ではとても大切になってきます。大切なことだと書かれていますが、僕個人的には「基本的なこと」だと思います。

「私はいまだかつて嫌いな人に会ったことがない」 淀川長治さん

本当に1人も嫌いな人に会ったことがない、と言うと嘘になってしまいますが、僕も似た感覚で生きてきました。好き嫌いがないんですね。淀川さんも続きに「実は私は好きな人が少ない」と言っています。これがよいのか、悪いのかはともかく嬉しかったです。ここで大切なのは、「嫌い」にならないことで相手の「良い点」を素直に見つけることができるということです。

「少しは反省もするんですよ。でもね、次の日には忘れちゃう」 黒柳徹子さん

これまた自分と同じでビックリしました。単純というか楽天家というか・・・まさに「寝るとケロッと直る」性格で今まで生きてきました。そのせいで、反省が足りずに同じ失敗をしてしまうこともあって、かなり問題ではあるのですが・・・。

この二つの性質を持っているから、上機嫌であってもおかしくないのですが、僕は普段は「不機嫌」に見える態度を取っていると思います。斎藤さんも不機嫌になる条件として書いていましたが、「寝不足」はよくないです。それでも上機嫌を「技化」することができると、そんなことも気にしないで上機嫌になれるんでしょうね。

上機嫌だと、まわりも元気にするし、好循環が生まれます。仕事の効率も驚くほどあがります。「知らずに不機嫌」な状態に気づいて直していく努力が大切ですね。

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シニアビジネス―「多様性市場」で成功する10の鉄則

シニアビジネス―「多様性市場」で成功する10の鉄則
村田 裕之

ダイヤモンド社 2004-05
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★★★★★★★★☆☆


シニアビジネスに興味があります。きっかけは、豆炭とパソコン でも少し触れたのですが、祖母にインターネットを使ってみてほしいということです。そして、これから増えていく高齢者の方たちが活き活きと活動できる社会を創っていきたいと思うようになりました。ということでベタですが、この本を読んで勉強です。

◆団塊の世代は団壊の世代◆

2007年に団塊の世代の最初の人たちが引退することでビジネスチャンスがあると注目されています。しかし今までのマーケティングはうまくいっていなかったそうです。それはつまり、「シニア」というひとくくりでマーケットをみることが上手くいかないことを示しています。

そして特に団塊の世代と呼ばれている人たちは、ひとまとまりで見られることを嫌っているために、今まで以上に消費行動は多様化、個性化するといわれています。

つまり、

「シニア市場は複雑である」

ということを念頭において、ビジネスを展開していく必要があるわけです。

本書では、日本よりも多くのシニアビジネスが立ち上がっているアメリカの事例を紹介しながら、日本でのこれからのシニアビジネスへのヒントを提供しています。作者は、これらのアメリカの事例をそのまま「日本で使うことができるのか?」という視点では見ないで欲しいと述べています。つまり、日本とアメリカでは文化も土地もその他いろいろな要素が違うため、アメリカで成功したビジネスをそのまま日本で使えるかどうか検討した時点で、先ほど念頭においておくべき「複雑なシニア市場」という観点を無視したことになるからです。

この本の内容の中で一貫して伝えられていることはエピローグのタイトルである、

「自分の感性で判断し、自ら先駆者として一歩踏み出す」

ことが大切であるということです。

アメリカのビジネスの成功から見られるポイントは、

・成熟したビジネスの中にこそビジネスチャンスがある ・・・ 「不~」の存在
・誰も見向きのしないようなニッチ分野で顧客を広げること
・顧客の立場に立って、求めるものを提供していく ・・・ 「シーズ型」から「ニーズ型」へ
・顧客の信頼を勝ち取る ・・・ 「出張駆け込み寺」の地位を獲得する


と書かれています。

各章でまとめもあり、また最後には10の鉄則を復習するかたちでまとめられたのもあって、とても読みやすい内容となっています。直接シニアビジネスに関係のない人でも、ビジネスの展開の手法については勉強になるところが多い一冊ではないでしょうか。

◆抜粋(ノーコメント)◆

いくつか興味深い部分があったので書き出しておきます

・個人資産1400兆円の約7割は50歳以上が所有している
・買い手が情報機器を使いこなすことで情報収集力が飛躍的に高まる
・大切なことは個別バラバラに提供することではなく、全体包括的に提供することである
・年を取って身体的機能が低下しても、ファッション・センスは変わらない
・積極的に社会に関わり続け、生涯にわたって自己成長を目指す人が増えてきている


さまざまなジャンルの本を読むことで視野を広げていくことが大切ですが、その取り組み方(=本の読み方)としても、事前に何がポイントなのかどういう情報を手に入れたいのかを意識しておくと、取得量が全然違ってくることを実感しました。

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東京タワー

東京タワー
江國 香織

マガジンハウス 2001-12
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★★★★★☆☆☆☆☆


就職活動で東京に遠征した時に、新宿の古本屋(東京でも探してしまいます、まさに病気・笑)で安く売られていたので思わず買ってしまいました。話題性のある本はどうしても目がいってしまいます。ということで全くどんな内容かも把握することなく衝動買いでした。

◆年上との恋愛経験が有るか無いかで面白さが変わる?!◆

映画化がされると、原作が注目されるのは最近の流行りになっていますが、この本も映画化されたことで書店でも再び平積みされるポジションに返り咲きしたようですヾ(〃^∇^)ノ

この本は約300ページありますが、結局伝えたいことは帯の後ろ側に書かれている

「恋はするものじゃなく、おちるものだ」

となると思います。

二人の少年と年上の恋人のストーリー。年上の彼女の魅力に吸い込まれ夢中になっていく少年たち。同じ世代ということで、初めは共通点などを見つけては喜んでいたのですが、どうしても「年上に恋し、夢中になる」という心境が理解できず楽しめませんでした(^-^;

そして、特に後半は面白い展開があるわけでもなく同じことが繰り返されていく中で、結末も予想できるものであったのが残念でした。

やはり、楽しめるのは前半部分でしょうか。透(岡田准一)が母親の紹介で詩史(黒木瞳)に出会ってから、急速に距離が近づき、離れられない存在になるまで。そして、一人の女であり、妻である詩史の対応が透を悩ませ、詩史の夫へ嫉妬する。ここの心理的描写はとても面白かったです。

まぁ結論としては、あまり僕には恋愛小説が向いていないということでしょうか(苦笑)

◆おまけ◆

頭の良さとはつまり行動能力だ。
愚鈍な奴等のそばに寄ると、愚鈍が移るような気がする。

もう一人の少年、耕二の思考の一部です。年上の女性に興味を持つと、すぐさま行動に移す行動力や年上の女性と不倫の関係を持ちながら、同世代の彼女をしっかり持つところ、は感心ものです(笑)まぁ、そんな彼も最後の結末は・・・となるのですが。

話を戻すとこの二つの考え方、共感しました。微妙に違うのかもしれませんが、バカな集団の中に入って、バカになれない自分を見つめ直した時に、結局は二つ目の考え方を持っているからだと思います。まぁ、バカにしているようで、逆にバカにされていることと思いますが・・・。

ないとは思いますが(断言はできないので)、年上の恋人(特に人妻)と付き合うことになったらこの本を読み直してお勉強したいとおもいます(笑)アルバイトの店の近くの映画館で映画がやっているそうで、アルバイトの主婦の方が見に行くとはしゃいで(?)いました。原作と映画は少し違うそうですね。

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カシコギ

カシコギ
趙 昌仁 金 淳鎬

サンマーク出版 2002-03
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★★★★★★★★★★

この本のことを知り、読もうと思ったのはジョナサンさん の紹介がきっかけでした。しかし、それともう一つ読もうと思った理由があります。それはvodafoneのステーションというサービスで配信されている携帯小説です。その小説でこの本から心に突き刺さる言葉が引用されていました。

「あなたが虚しく過ごしたきょうという日は
きのう死んでいったものが
あれほど生きたいと願ったあした」


とても有名な言葉になっているみたいですね。そして、僕と同じようにこの言葉に影響を受けた人が数多くいるのを知りました。とにかく今!読まないと!という気持ちが沸き起こってどんな内容かも確認しないまま購入しました。実は読むまでは、啓発書だと思っていました・・・(^-^;

◆ありきたり?でも泣いてしまう1冊◆

8歳にして白血病に発病し、苦しい闘病生活を送るタウムと愛する息子の姿に苦しみ悩む父親チョン。次々と起こる絶望的な出来事、追い込まれるチョン、そして最後の哀しすぎる決断・・・。読んでいる途中はいくらなんでも、こんな展開はありえないだろうと思ってしまうこともありましたが、やはり最後は泣いてしまいました。

そして、その涙は今まで経験したことのない種類の涙でした。単純な悲しみではない、本当にいたたまれない気持ちと哀しさと辛さと何だかわけのわからない感情が入り混じった涙でした。

最後のチョンの選択、行動には不満も残りました。もっと死を目の前にして、エゴを出して欲しかった。それが本来の人間の姿だから。不器用にしか生きることのできなかったチョン。だけど心優しくて献身的な姿はとても心打たれました。

いつも通り本の詳しい内容はあまり書きたくないので、うまく説明できているのか不安ですが、こんなに読み終えるまで集中して読んだ本は久しぶりでした。

◆父性や母性ではなく親としての愛◆

この本の評価をアマゾンやブログで読んだところ、数人(多分女性)が反発していました。確かに、この本の父親チョンとその妻の描かれ方は極端すぎて、妻の全く「母性愛」を感じさせない振る舞いに反感を覚えるかもしれません。僕は男のせいか、わりとすんなり受け入れていましたが・・・。

だけど、この本は「父性愛を強調して父親の復権を」なんてのが本当の目的ではないと思うんです。

どんなに愛しても、いとおしく思っても、子供の苦痛を取り除くことが出来ない、代わりになることもできない親の苦しさ、辛さ。自分よりも大切だと思える、命をささげることも厭わないかけがえのない存在。今の社会にぽっかりと抜けとられた感覚、落としていく家族が増えている状況に対してこの本は「フッ」と投げかけたのではないでしょうか・・・。

女性ということでは、妻よりもジンヒにとても引きつけられました。ジンヒの生き方が、とても人間らしく僕の価値観にはまっていたからかもしれません。

◆関連情報◆

タイトルのカシコギは魚の名前でした(はじめは木の名前だと勘違いしていました)。本の中の説明をそのまま引用すると、

カシコギという魚のオスは、メスが産み捨てた稚魚を必死に育て、子が成長すると自らは死んでいくという

まさにこの本のチョンとタウムですね。

韓国では160万部を突破しているそうで、ドラマにもなっています。

韓国ドラマ「カシコギ」

あんまり大した情報ではなかったですね(苦笑)

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介護ビジネス実践ガイド

[新版]介護ビジネス実践ガイド 事業の立ち上げから運営ノウハウまで
服部 万里子

PHP研究所 2005-03-02
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★★★★★★☆☆☆☆

大阪の常識東京の非常識

大阪の常識東京の非常識
近藤 勝重

幻冬舎 2005-03
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★★★★★☆☆☆☆☆

 


もう一つのブログのジャンルを関西に移動させたせいか、こういう本に目がいくようになりました。人の関心て面白いですね。視点が変わるだけで、見えてくるものが違ってきます。

◆結局は「大阪」が「東京」に弁解している?!◆

本のタイトルの意味を受け取り間違いしたのかもしれないですが、読む前はてっきり大阪と東京を比較して、こちらはこうで、あっちはこうといった感じで大阪と東京の違いを知れるのだと考えていました。

現代の(と言ったら御幣があるかもしれませんが・・・)人たちが本当に知りたい、大阪と東京の違いというものはこの本から学ぶことができません。

この本では、大阪の女性の性格、おばちゃんの関西人たる性質、阪神タイガース教育、大阪弁の良さなどが書かれています。もちろん、興味深い内容もあるにはあったのですが、残念ながら蛇足な印象を受ける部分も多々ありました。

面白かったものをいくつか挙げたいと思います。
・東京人が大阪に興味を持っているのは、「大阪弁」だけ
・東京人は大阪に転勤したくない
・大阪は、昔の商都の名残をふんだんに残しているが、今は消都と呼ばれて久しい
・東京は、全国各地から人が集まって出来た町である
 →言葉遣いを統一するために生まれたのが「標準語」(今は「共通語」と呼ばれている)

それにしても、吉本の影響はすごいですね。東京では大阪弁をしゃべれると人気が高いとか・・・。それで、イントネーションの違う大阪弁を乱用する男の子も多いそうな。僕は大阪弁が大好きなんで、どこに行っても大阪弁はやめるつもりはないですが、僕だけに限らず大阪人ってそういうところありますよね。

あと、「やっぱり!」と思ったのが「アホ」と「バカ」の違いです。

みなさんは「アホ」と「バカ」どちらの方が言われると嫌ですか?

大阪人(関西人)はほぼ100%の人が「バカ」と言われるとムッとします。
逆に「アホ」って言われると、ちょっと嬉しくなるんですね。
「バカ」ってのはなんか言われると「救いようのないもの」って感じがします。
昔は、「アホ」は関西圏のみで好まれていたそうですが、
昨今の漫才ブームで東京でも「アホ」を受け入れる人の割合が増えつつあるそうな。

期待した内容ではなかったので、少し残念でしたが、もう1冊衝動買いしてしまった「徹底比較!関東人と関西人」を読んで、東京と大阪の違いへの理解を深めていきたいと思います。


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リーダーシップの心理学

リーダーシップの心理学
国分 康孝

講談社 1984-01
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★★★★★★★★☆☆

105円企画・第3弾となります♪去年の春にはとりつかれたように「リーダーシップ」や「コーチング」に関連する書籍を読み漁っていました。その頃が懐かしくなってついつい手にとってしまった1冊です。

◆色あせないリーダーシップ論◆

この本の出版年はなんと!1984年です。僕が生まれた1年後でした。それを知ったのは読み終えてからだったのですが、読んでいる最中は全く昔の本であるという違和感を感じることがありませんでした。

つまり、「リーダーシップ」はやはり昔から熱心に研究されてきた分野であり、その研究の進歩もほかの技術研究に比べると非常に難しいことを証明する本でした。

表紙に軽く本の内容が書かれているのですが、

個人を生かし組織を活性化するリーダーのあり方とは?

とあり、その頃からそのような「リーダー像」を求める社会があったことを伺わせます。

「心理学」と本のタイトルに書かれているように、リーダーの持つべきマインドやリーダーが取るべきメンバーへのケアの仕方について特に詳しく書かれています。

ただの研究発表(論文のような)に終わるのではなく、著者の経験に基づいて書かれているので、内容も理解しやすくなっています。僕の知らない時代である、学生闘争について触れられる場面が多くて特に興味深かったです。

いつの時代も真に求められるのは、調整力コミュニケーション能力の優れたリーダーということを再確認しました。また組織における人の関係では「タテ」と「ヨコ」が存在し、その点を切り口とした解説もとても勉強になります。

◆引用&コメント◆

リーダーシップ論についての本の解説は上手くできないので、心に留まった部分を引用&コメントすることで、本の紹介としたいと思います。

役割を取り去ったあとに残るものが自分である

僕自身経験があるのですが、どうしても人はポジションを与えられるとそれを意識しすぎるところがあります。意識することはもちろん大切なのですが、度を越えることによって傲慢や高圧的な態度をメンバーにとることになってしまったり、意見を否定されると激昂してしまうケースを生み出してしまいます。そのような上司や先輩をもって苦労した経験を持つ方は一人や二人ではないはずです(^-^;

そういう時に、この考え方を持っていることはとても重要だと思います。また、そのポジションに固執しすぎると外れた時に、自分の価値や存在意義を見出すことができなくなってしまいます。引退した社長が自殺してしまうこともあるようです。

メンバーを目標設定に参加させるごく普通の方法はグループでの話し合いである

リーダーの大切な役割は仕事をすることではなく、仕事を割り振ることであるとよく言われます。その真意はメンバーに当事者意識を持たせることが大切だということだと僕は解釈しています。グループでの話し合いを設けること、出てくる意見をいきなり否定することなく一度認めることが重要になってきます。メンバーが組織に役立っていると感じることほど、モチベーションをあげる上で効果的なものはないと思います。

つまり

リーダーシップとは集団目標達成のために各メンバーが連帯感をもちながら、自分の能力をフルに発揮できるように援助する能力である

となるわけですね。

本当にこの本はオススメです。こういう理論の本を嫌う方は少なからずいると思いますが、僕はこういう手法や思考を選択肢として持ちながら試行錯誤することは大切だと思います。経験ばかりではなく、過去から学べることは非常に沢山あるはずです。

100円コーナー

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スロー・イズ・ビューティフル

スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化
辻 信一

平凡社 2001-09
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★★★★★★★★★☆

 


 

この本は読みたくて読みたくて仕方なかったのに、1年以上読んでいなかった本です。きっかけは、大学の先輩でした。正確には先輩の立ち上げたサークルです。この本や、セヴァン・スズキさんの講演の影響を受けて環境系のサークルを立ち上げたのです。

設立当初は所属していたのですが、ミーティングの日時があわせられず自然と遠のいてしまいました・・・。そのサークルでみんなが回し読みしていた本がこの本です。めちゃくちゃ読みたかったんですが、借りるのは何だか嫌でBOOK OFF(お決まり!)に出るのを待っていたのです。

◆理想はどこに?一人一人ができることって?◆

この本は僕の今までの価値観の振れ幅を大きくしてくれました。
それがいいことなのか、悪いことなのかと言われると僕にとっては100%いいことです。
様々な価値観を知り、そこから新しい自分を作り出すのが目標なので。

この本からは多くの気付きや発見がありました。
正しいか、正しくないか、表か裏かといったようにキレイに分けることのできるものではないです。

しかし、このような考え方をしている人たちがいることを知ることは非常に重要だと思います。

すいません、全然本の詳しい内容に触れていないですね(>_<)
簡潔にまとめるとするなら、タイトルどおり「スロー~○○」な生活の提案をしている本です。
ん?簡潔すぎて全然上手く伝えられてないぞ・・・。

スローライフ、スローフード、スロービジネス、スローラブ、スローデザイン、etc...

作者も書いているように、こういった考え方は決して新しくはなく昔の生活に戻ろうとした時に、
再びスポットライトを浴びただけ、古いことの蒸し返しにすぎないのかもしれません。
でも個人的には、それでいて上手く新しさとも融合しているようにも感じました。
そもそも、ここまで来た社会があるからこそ、こういった考え方が出てくるわけで
単純に「昔の話再び」とはいかなくて当然のはずです。

川中紀行さんの日本のコトバで「スロー~○○」について言及されています。
とても考えさせられました。1~4まであります。勉強になります。
日本のコトバ:「スロー」という無責任(1)。

僕は「スロー」が決して「ファスト」に対して対立するものとして位置してほしくありません。

今の日本では、「スロー」な生活は未だに変わり者や行き過ぎれば偽善者といった目で見られている気がします。誰でも否定されることは辛いからです。「スロー」が「ファスト」を否定しているような形が続く限り、多くの人に受け入れられるのは難しいと思います。

例えば、電気を使わない「非電化製品」は先進国でも売れると思います。もちろん本に書かれているような共同生産・購入の方法もありです。ただもっともっとシンプルに売れるんじゃないかなぁと。
「持っているとちょっとかっこいい」といった軽い、敷居の低いところに持ってくると逆に若者を中心として売れていくと思います。

かなり今日のは気合の入った投稿になってしまってますね(^-^;
まだまだ書きたいのですが・・・どうしよう・・・。

一応続きは下書きで置いておいて、リクエストがあるようでしたらアップしますねw
というより、これでこの本の内容・魅力が伝わったのかが不安です(苦笑)

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~余談~

この本と直接関係してくるかはわかりませんが、僕の経験でこの本を読んでいてハッキリと思い出した出来事があったので、書いてみます。

去年の春、3月でした。僕はサークルの会長と共にフィリピンに1週間滞在し、ストリートチルドレンの保護施設にお世話になっていました(カンルンガン・サ・エルマという名前です)。

僕はデジカメを彼はデジカム(デジタルビデオカメラ)を手に持ち撮影をしていました。子供たちは興味津々です。僕はひとりの少年にほぼ一日中デジカメを貸してあげていました。彼が撮る写真には、僕らには見せないもっともっと無邪気な子供たちだけの世界がありました。そのことに対して僕は純粋に満足していました。

しかし、彼(会長)はデジカムを決して子供に渡そうとしません。子供たちに「所有する」意味を教えようとしているかのような行為でした。その日の夜、彼に言われました。「デジカメを子供に貸すのはどうかと思う」と。

その時、僕と彼は互いに違う価値観で行動していたわけです。

「先進国・途上国関係なく子供として接していた」僕
「途上国にない物(文化)に子供たちが触れ、欲することを恐れた」彼

どちらが正しくて、どちらが間違っているなんて今の僕には出すことができません。
しかし、この本を読んだ今は彼の考えをより深く理解できたと思います。

個人的にはスローライフを目指す上で究極の課題であると考えている
「先進国の生活水準を下げた生活に先進国の人間は受け入れられるのか」
ということに対する答えの違いが、この価値観の違いを産んだのでしょう。

理想は、もちろん「受け入れられる」ことでしょう。
しかし、その時の僕は(今も大きくは変わっていませんが)それはできないと思ったんです。
それなら、先進国の製品を途上国の人が持てないことはどうなのか?という考えに至りました。
もちろん、貸しているだけなので「持った」こととは決して意味が違うのですが・・・。

ただ一つ言えることは、途上国の人が先進国と同じ生活をすることになれば、
確実に地球は滅びてしまうということですね。
またそれに対して、僕はそして先進国の人間は責めることも禁止することもできないはずです。


それなら今何をすべきなのか?それをしっかりと考えないといけないですね。

余談が長くなりました(^-^;

 

夢をかなえる人の手帳術

夢をかなえる人の手帳術
藤沢 優月

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2003-04
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★★★★★★★☆☆☆


やっと・・・更新ができます(>_<)できるじゃないですね、しますですね。そして、ついに100円コーナーへ記念すべき1冊を入れることが出来ます。そうです、この本はBOOK OFFで100円(正確には105円)で売っていました。

◆夢って何だったっけ?夢はあるけど今は忙しくて・・・な人にオススメ!!◆

手帳の使い方の本を読んだのは初めてでした。斉藤孝さんの本も手帳に関して書かれていましたが、正確には情報活用術だったので、今回が初です。

時間には二種類あります。それは「物理的時間」と「心理的時間」です。
作者は心理学の知識と自分の経験を結びつけて、この二種類の時間との上手な付き合い方について書いています。

ただのノウハウとしての手帳活用本ではなく、自分を見つめなおすきっかけを与えてくれる1冊です。自分にとって本当に大切なのは、やはり「自分」です。自分が充実しているから、他人にいい影響を与えることもできるし、暖かい気持ちで接することができるはずです。もちろん、その充実の仕方は人それぞれ。

僕は初めてだったので新鮮でしたが、数多く出されている手帳関連本を1冊でも読んだことのある人は、目新しいものがあまり書かれていなくてガッカりするかもしれません。

大切なのは、あくまでもこういった本は手帳の使い方のヒントであって、そこから自分なりの使い方を見つけていくのが大切なのではないかな?と思いました。

個人的に使えそう!と思ったのは、

・旬間表

  1ヶ月を3つに区切って10日間で大まかな目標を立てる。
  例)読書強化期間、部屋整理整頓期間、英語力向上期間などなど
・To Doリスト

  具体的なTo Doリスト ・・・ やることが明確な仕事
  漠然としたTo Doリスト ・・・ 大まかすぎて手につける仕事がわかりにくい
  この2つを上手く使い分けて、リストをチェックしていくことでやるべきことが整理される。
・グレーな時間
  ボーっとしていたり、テレビをただ意味もなく見ていたりする振り返れば後悔してしまう時間
  この時間がどれだけあるのか、紙に書くことで視覚化する。

・灯台の時間

 「自分のため」の時間を1日に1時間でいいから作って、ペースを整える。

この本を読み終えてすぐは、対象が学生や女性だけだと思いました。それは、何をしたいのかわからない学生や、仕事と結婚に悩む女性に向いている内容だったからです。

しかし、考え直すと中年男性にも、いや全ての人にも大切な内容なのではないかという意見に変わりました。今の自分、例えば仕事に追われてしたいことができないと嘆いている人は一度自分の時間をしっかりと取って、本当にやりたいことを見つめることが必要なのだと思います。

ただ、多くの人が持てていないのがこの「時間を取って見つめなおす」行動に移る勇気だということです。それでいて、現状に不満ばかり述べていては全く進めません。

時間は大切なもの、だからこそ時間に対する意識を高めて
どのように使用していくのか真剣に考える必要があると思います。


Smart Woman

OFFICE ONSA

100円コーナー

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