リーダーシップの心理学 | Book Review’S ~本は成長の糧~

リーダーシップの心理学

リーダーシップの心理学
国分 康孝

講談社 1984-01
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★★★★★★★★☆☆

105円企画・第3弾となります♪去年の春にはとりつかれたように「リーダーシップ」や「コーチング」に関連する書籍を読み漁っていました。その頃が懐かしくなってついつい手にとってしまった1冊です。

◆色あせないリーダーシップ論◆

この本の出版年はなんと!1984年です。僕が生まれた1年後でした。それを知ったのは読み終えてからだったのですが、読んでいる最中は全く昔の本であるという違和感を感じることがありませんでした。

つまり、「リーダーシップ」はやはり昔から熱心に研究されてきた分野であり、その研究の進歩もほかの技術研究に比べると非常に難しいことを証明する本でした。

表紙に軽く本の内容が書かれているのですが、

個人を生かし組織を活性化するリーダーのあり方とは?

とあり、その頃からそのような「リーダー像」を求める社会があったことを伺わせます。

「心理学」と本のタイトルに書かれているように、リーダーの持つべきマインドやリーダーが取るべきメンバーへのケアの仕方について特に詳しく書かれています。

ただの研究発表(論文のような)に終わるのではなく、著者の経験に基づいて書かれているので、内容も理解しやすくなっています。僕の知らない時代である、学生闘争について触れられる場面が多くて特に興味深かったです。

いつの時代も真に求められるのは、調整力コミュニケーション能力の優れたリーダーということを再確認しました。また組織における人の関係では「タテ」と「ヨコ」が存在し、その点を切り口とした解説もとても勉強になります。

◆引用&コメント◆

リーダーシップ論についての本の解説は上手くできないので、心に留まった部分を引用&コメントすることで、本の紹介としたいと思います。

役割を取り去ったあとに残るものが自分である

僕自身経験があるのですが、どうしても人はポジションを与えられるとそれを意識しすぎるところがあります。意識することはもちろん大切なのですが、度を越えることによって傲慢や高圧的な態度をメンバーにとることになってしまったり、意見を否定されると激昂してしまうケースを生み出してしまいます。そのような上司や先輩をもって苦労した経験を持つ方は一人や二人ではないはずです(^-^;

そういう時に、この考え方を持っていることはとても重要だと思います。また、そのポジションに固執しすぎると外れた時に、自分の価値や存在意義を見出すことができなくなってしまいます。引退した社長が自殺してしまうこともあるようです。

メンバーを目標設定に参加させるごく普通の方法はグループでの話し合いである

リーダーの大切な役割は仕事をすることではなく、仕事を割り振ることであるとよく言われます。その真意はメンバーに当事者意識を持たせることが大切だということだと僕は解釈しています。グループでの話し合いを設けること、出てくる意見をいきなり否定することなく一度認めることが重要になってきます。メンバーが組織に役立っていると感じることほど、モチベーションをあげる上で効果的なものはないと思います。

つまり

リーダーシップとは集団目標達成のために各メンバーが連帯感をもちながら、自分の能力をフルに発揮できるように援助する能力である

となるわけですね。

本当にこの本はオススメです。こういう理論の本を嫌う方は少なからずいると思いますが、僕はこういう手法や思考を選択肢として持ちながら試行錯誤することは大切だと思います。経験ばかりではなく、過去から学べることは非常に沢山あるはずです。

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