Book Review’S ~本は成長の糧~ -27ページ目

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を
ダニエル キイス Daniel Keyes 小尾 芙佐

早川書房 1999-10
売り上げランキング : 11,382
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野ブタ。をプロデュース

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄

河出書房新社 2004-11-20
売り上げランキング : 7,359
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★★★★★★☆☆☆☆



今月の10冊 (リニューアル後なくなってしまいました・・・)で近藤雄策さんが紹介していたのを読んで、前からマークしていた一冊です。近藤雄策さんの紹介がきっかけで進化しすぎた脳 を読んだこともあって、楽しみにしていました。久しぶりに古本屋さんに行くと置いてあったので、本当はダヴィンチ・コードが目的でしたが、我慢してこちらを購入しました。

◆スピーディーな展開◆

出だしから「辻ちゃん・加護ちゃん」の登場で面食らってしまいましたが、これも「プロデュース」への伏線だと考えると、まぁ納得。タイトルの野ブタの後になぜ「。」がついているのか疑問でしたが、気づけばあぁ単純「モーニング娘。」を意識したものだったんですね。といったようになんだか全体的に安直というか素直すぎるというか捻りのないところが見受けられました。僕は世代が近い(というか同じ年齢)ということもあって、別にそれが嫌い・よくないという感想にはつながりませんでしたが。

みなさんの感想を見ていると「(笑)」の使用頻度が高いことに眉をしかめた方とそうでない方に分かれていました。その原因?はやはり年齢の違いが大きいように感じます。僕自身、みなさんの感想を読むまで気づかないぐらい、普通に読み進められていました。僕も「(笑)」をよく使うせいかもしれません。

ストーリーはいたってシンプル。

着ぐるみを着て人気者を「演じる」桐谷修二。つまりここでは修二が事故プロデュースしている状態です。そして修二が編入してきた不幸な外見を持つ小谷信太(野ブタ)を人気者にプロデュースする

というもの。その文体はとてもスピーディーでユーモアもあってさらっと読めます。笑えるんですが爆笑には至らず、そしてその笑いの種類もどことなくシュールなものです。

高校生独特のバカ騒ぎする生活やテンポはいいが中身のない会話など、自分の高校時代を振り返れば思い当たることがある人も多いかもしれないですが、僕はどちらかというとそういうタイプではなかったです。修二がバカにしている、みんなとはつるまず「自分はお前たちとは違うんだ」という側に近い人間でした。着ぐるみの中の桐谷修二のような冷めた感じです。だから、心の中でツッコミをいれる修二に共感する部分が多かったです。

◆評価が180度変わった終盤◆

ふたつの意味を持たせています。本の中での修二と僕のこの本への評価です。前者はネタバレ含むので省略します。後者の僕の評価は、よくなったのではなく逆の最悪になりました。

個人的に、結末は本当に納得のいかないものでした。修二のプロデュースによって野ブタは変わっていきます。しかし、それも野ブタ自身が変わったのではなく、まわりの評価、反応といった環境が変わっただけ。野ブタをプロデュースすることによって、修二も変化していったように書かれていますが、僕としては結局何一つ変わっていないじゃないかというのが感想です。

近づきすぎることのわずわらしさ、遠すぎることの寂しさを相手にするのが嫌で、避けてきたのに気づけば自分がその状態に置かれている。そこでの「気づき」に関してどう対応するのかを期待したのですが、期待はずれ(悪い意味で)で残念でした。「着ぐるみ=他人から見た自分」も同じ自分の一部ということを受け入れるような展開であれば・・・なんて思いましたが、あくまでも個人的感想ですので(^^;

それでも同じ年の学生がこの作品を書いたことは尊敬です。受賞に関してどうこう言えるほどの知識もないので触れません。純粋に文章力のない自分にとって、がんばって文章力をつけよう!というモチベーションを高めるきっかけをくれました。これからの作品に期待です。

3年ほど前から若手作家の活躍が取り上げられています。僕はこの本が若手作家小説で初めて読んだ本です。同じ世代の視点から書かれた本も面白いなぁと思ったので、また機会があれば綿矢りさでも読んでみようかな、と思いました。

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iモード以前

iモード以前
松永 真理

岩波書店 2002-07-04
売り上げランキング : 10,482
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★★★★★★★★★☆


iモード事件 でも少し触れたのですが、松永真理さんは「なぜ仕事するの?」を読んで以来のファンです。BOOK OFFでiモード事件とiモード以前の二冊が並んで100円で売られているのを発見したときは、嬉しくて飛び上がりそうでした♪小さな幸せは意外なところにありますよね(^o^)ただ、100円で売られているのを喜ぶのは作者に失礼ですが・・・。

◆就職活動中に読んでおくべき一冊(特にリクルート志望の方)◆

iモード事件では、真理さんがドコモに転職してからの話でした。本の内容もどちらかというと、真理さん自身に触れるよりもiモード開発過程に重点が置かれている感じでした。しかし、本書は真理さんの就職活動からリクルートを「卒業」する20年間について書かれています。何でこんなにも読ませる文章を書くのが上手いのだろうと感心してしまう程、引き込まれて一気に読み終えてしまいました。

前述したように、この本のほとんどは「iモード以前=リクルート時代」の真理さんやその周りの人たちについて書かれています。真理さんは自分自身のことをパッとしない平凡な20代といった表現をした上で、リクルートという「装置」によって、温かく時には厳しく鍛えられた結果、今の自分がいると書いています。しかし、就職活動中に大学のOBである社員に手紙を送るといった行動に移すところや、リクルートの非常に多い回数の面接をくぐりぬけて社員となったところから十分な素質があったことが伺えます。

その一方で、リクルートという会社の魅力が伝わってくるのも事実です。社員ひとりひとりの個性を尊重し、ワイガヤの文化によって奇抜なアイデアを次々と生み出していく。新卒採用に力を注ぎ、新入社員は会社の宝物として扱う、関心を寄せる。他にもいくつもの具体的な話が経験談の中に散りばめられています。一言でまとめるとありきたりですが


人を(本当に)大切にする会社である


となると思います。

本書の中に登場する真理さんの同期や先輩、後輩もそれぞれが個性を持ち、魅力的な人たちばかりです。現在、スポットライトを浴びているような人たちばかりが登場しているせいもあるかもしれませんが、少なくともそういった個性あふれる人材を活かす器が用意されている会社であることが伝わってきました。

また、全く僕の記憶には存在していないにも関わらず名前だけ知っていた有名な「リクルート事件」の話も興味深かったです。現場と本部とのギャップ、事件を受けての社員の対応などからもリクルートを知ることができました。

リクルートは給料よりも「仕事そのものから得られる満足」のほうがもっと重要だと考える

この言葉もリクルートという会社を説明するのに適していると感じました。

◆引用&コメント◆

指導とは、意欲をもたせること。心に夢と希望を灯してあげること。

これは真理さんの言葉ではなく小出監督の言葉ですが、とてもよかったので取り上げてみました。コーチングやリーダーシップの本をよく読むのですが、読めば読むほど思うことは結局一番大切なのことはテクニックではなく、この気持ちだということです。本当に大切なことほど簡潔にシンプルな言葉で表現できるんですね。ただ、これを達成するためにさまざまなテクニックが必要とされることも事実です。

自信とは自分への信頼である

ここまでスパッと簡潔かつ的確に説明してもらうと、気持ちいいです。当たり前と言えば当たり前なんですが、とても大切なことだと思います。僕はあまり自信を持てないタイプの人間なんですが、自信を自分を信頼するって置き換えると、もっと気楽に考えればいいんじゃない?って思えてきます。

言葉にして初めて、人は理解する

真理さんは本当に言葉の使い方が上手い方だと思います。お会いしたこともなく、著書を3冊読んだだけなのですが・・・。その背景には言葉の重要性を経験に基づいて理解していることがあると感じました。iモードという名称が生まれるまでも、誰よりも真理さんはこだわりを見せていました。モノは名前をつけられることによって意味を持つと聖書の創世記でも書かれていました。

最後に、長くなりますがとても気に入った部分があるので丸々抜粋させてもらいます。

人は、他人から認められると嬉しい。

人は、やったことがカタチになると嬉しい。

人は、自分なりの工夫を凝らせると嬉しい。

人は、自分の意見が受け入れられると嬉しい。

人は、生きている実感を感じられると嬉しい。

人は、新しいことを知ることができたら嬉しい。

人は、時間がたつのを忘れて没頭できると嬉しい。

真理さんの著書は残すところ「シゴトのココロ」のみとなりました。読みやすいし、ワクワク、ウキウキした気持ちにさせてくれるので残る一冊もぜひ読んでみたいです。ただ、財政的に古本で発掘されるまで待つことになりそうですが(苦笑)

100円コーナー

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イベント戦略の実際

イベント戦略の実際
小坂 善治郎

日本経済新聞社 1991-02
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徹底比較!関東人と関西人

徹底比較!関東人と関西人―性格から衣食住の好みまで
日本博学倶楽部

PHP研究所 2005-04
売り上げランキング : 60,348
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★★★★★★★☆☆☆


もうひとつのブログの関係で購入した本ですが、時間がなくて1ヶ月近く放置していました。就職先が東京になる可能性が低くないので、こうして関西と関東の違いを把握しておくのも大切かな、と読む理由を後付けしました(^-^;

◆同じ日本人とは思えない?!◆

1~6章まであり、その中でも細かく分けられていてとても読みやすくなっています。コラムのような形で一つの項目あたり2ページ程度です。そのため前回読んだ大阪の常識東京の非常識 と内容がかぶるところもあったのですが、飽きることなく読むことができました。

ここまで違うのか~と感心するぐらい、大阪と東京の文化の違いを知ることができて面白い一冊です。大阪と東京の違いを生み出している一番の要因はやはり、町の形成過程の違いだと感じました。商人の町として発展した大阪はそれをもとにした会話やテンションが今も息づいています。そして、地方から流入してくる人で形成、発展していった東京は、外部から入ってくる地方人をバカにする傾向がある・・・。なるほどでした。

関西人だろうが関東人だろうが多くの人が両者の違いを感じる部分として、言葉があると思います。この本でも取り上げられているのですが、やはり、

「アホ」「バカ」
「あかん」「ダメ」

は代表的な二つのようです。もちろん前者が関西弁で後者が東京弁?です。アホとバカはあまりにも有名なので省略しますが、個人的に「あかん」が東京の人にとってはキツく聞こえてしまうというのが意外でした。自分が関西人だからかもしれませんが、関西人が「ダメ」といわれるのはキツいという感覚はとてもよくわかります。

関西人が東京にいっても関西弁を使うことに触れられていました。僕は絶対に貫くタイプだと思っていましたが、東京の友達ができると気付けば東京の言葉も混ざっていました(苦笑)それで、東京でも関西人が関西弁を使う理由なんですが

・漫才やお笑いタレントのテレビ出演によって関西弁の認知度が高まった
・自分たちの方言と土地に愛着を持っている

の二つが挙げられていました。僕としては、後者を押したいところです。もちろん、他の地方出身の方も自分の住んでいたところに対する愛着はある!と怒るかもしれませんが、なんか関西はその度合いが平均的に高い気がしまです。

◆阪神ファンvs巨人ファン◆

関西と関東の違いを語る上ではずせない、阪神と巨人についても書かれていました。

余談ですが、先日友達に誘われて、約8年ぶりに甲子園に阪神の応援に行きました。野球にはあまり興味がないのですが、回が進むにつれてテンションもあがってとても楽しかったです。試合も快勝して最高でした。

阪神がアンチ巨人になったのには、しっかりとした理由(歴史背景)があったようです。それは1リーグ時代に巨人を7度の優勝に導いた藤本定義さんが阪神の監督になったことがきっかけのようです。当時は、今では考えられないぐらい阪神は巨人に対して引け目、苦手意識を持っていた。それを払拭するために、「アンチ巨人」の思考を藤本監督は取り入れ、それが現在も続いているそうです。

また、巨人ファンは選手ひとりひとりのファンになるケースが多く、試合に負けてもお気に入りの選手が活躍していれば満足する。それに対し、阪神ファンはチームそのものを愛していて、野次も愛情表現のひとつであることや、応援も全体で楽しもうという雰囲気があると解説されていました。阪神の応援やジェット風船などがいい例だと思います。

話のネタとして使える内容もいくつかあって、読んで損はない一冊だと思います。仕事や勉強に疲れた時の息抜きとしてオススメです(^o^)

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加速成功―願望を短期間で達成する魔術

加速成功―願望を短期間で達成する魔術
道幸 武久

サンマーク出版 2004-07
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★★★★★★★☆☆☆


本当に最近は「自己啓発系」の書籍をよく読んでいます。ひとつひとつはとても勉強になるのですが、いわゆる「実践」が追いついていない状態で頭がパンクしそうです。ということで、少しペースダウンしたいと思います(苦笑)

◆「加速成功」のためにコツをつかむ◆

作者の道幸さんは証券会社に就職しトップセールスマンを経験したのち、二回の転職を経験、その後独立起業して、年収が9倍になったそうです。セミナーもたくさん開かれていています。僕は、この本を手にするまでまったく知りませんでしたが・・・(恥)こうして、自分の視野が広がっていくんですよね(>_<)

本のタイトルである「加速成功」を作者はこのように説明しています。

たんなる知識ではない、実際に即効性のあるノウハウを駆使して、短期間で成功を収めること

つまり、多くの人が持っている「成功するには時間がかかる」という概念を打ち破る成功への近道があることをこの本で書いています。「加速」と聞くと、動きを早くすることをイメージしてしまいますが(僕はそうでした)、要はいかにコツをつかみ活用していくかどうか、それによって仕事を早くすることができるかが重要になってきます。

要点を挙げていくと他の本との共通点が見えてきます。


・逆境を好機と捉え、自分の能力を伸ばす努力をする

・できる人の行動、思考を取り入れ自分なりにアレンジする

・使命を(無理やりでも)作り出して、その使命を日々意識する
・常に(良くも悪くも)結果を出すことを心がける
・マイナスの経験を成功への動力とする


うまくまとめられたか不安&まだポイントはあるのですが、このような感じでした。

大中小の観覧車のツールはとても実用的だと感じました。

大・・・長期的な目標・夢

小・・・半年もしくは一年後に達成したい目標
中・・・大と小をつなげる目標


を設定した上で、自分の「達成できる根拠」をできるだけ多く書き上げて自己説得していくというものです。このように紙に書き出すことによって、物事が明確化し自分の取るべき行動が見えてくるのですね。

少し本から書き出しすぎかもしれません・・・ということで、これぐらいにしておいて引用&コメントに移りたいと思います。

◆引用&コメント◆

「十兎を追って、三兎を得る」

この思考こそ「加速成功」なのか!と衝撃を受けました。大切なことは、「発想の逆転」です。常に近道を探す努力をすれば、既存の考え方や先入観、偏見に囚われることなく「ヒラメキ」が生まれるのだと思います。多くの情報を集めた上で、絞っていく方が結果的には効率的になるということですね。

「未来は自分の内側にある」

座右の銘にしたい!と思った言葉です。未来に関係する言葉で「未来が過去の価値を決める」という言葉を誰か(忘れてしまいました・・・)が言っていて、それにも納得したのですが、こちらの方が自分の中に取り込みやすくわかりやすかったです。この考え方は、自己責任につながってくるものだと思います。外的要因はいつでも絡んできますが、それにどう対処していくのかは結局、自分自身です。これぐらいの意気込みを持ってチャレンジしていきたいです。

今回は、今まで以上にまとまりのない感想文となってしまいました・・・。やはり一気に詰め込むことは良くないようです。少し反省をして、一週間ほどは小説を読みながら今までのノウハウを一つずつゆっくり消化していきたいと思います・・・。

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スロー快楽主義宣言!

スロー快楽主義宣言!―愉しさ美しさ安らぎが世界を変える
辻 信一

集英社 2004-08
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20代で始める「夢設計図」

20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則
熊谷 正寿

大和書房 2005-04-20
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★★★★★★★☆☆☆



GMO(グローバルメディアオンライン)の熊谷社長の著書です。この本を買ってみようと思った理由は、タイトルの「夢設計図」という言葉に惹かれたことと、熊谷社長が手帳で有名なのでその社長が書く本がどのようなものか気になったことです。

◆20代ではなくても読む価値あり?!◆

本の帯にも書かれていますが、ITベンチャー企業の社長として成功した熊谷社長が20代に行ってきたことが書かれています。しかし、タイトルに「20代」を入れて購買層を狭めるのはもったないのでは?と思える内容でした。

それはなぜか?この本では「20代はおおいに悩んで夢ややりたことを具体化する時期」だと言っています。それに基づいたツールや具体的な行動方法、思考の説明がされていて、20代の僕にとっては勉強になることが多かったです。しかし、漠然と20代を過ごしてしまい未だに人生の指針を方向性を見つけ出せていない30歳以上の方もいるはずです。そういう方が読んでもためになる本だと思いました。

そして、読みながらどこかで読んだ記憶があるものが多かったので、記憶を掘り起こしてみるとプレジデントビジョン で読んだことがあるのを思い出しました。

プレジデントビジョンGMO株式会社 社長 熊谷 正寿 氏 『 夢のリスト 』

この本から話はそれてしまいますが、プレジデントビジョンは昨年1月から購読(無料)しています。各企業の社長の濃いインタビュー内容を見ることができて、オススメです。

メモ魔」と呼ばれているぐらいメモを取るという熊谷社長。メモの重要性を書いています。僕もメモをすることは本当に大切だと実感しています。一番「なるほど!」と思ったのは「メモを取ったらそのことはすぐに忘れる」ということです。つまり、記憶に脳の容量を使用するのではなく、考えることにできるだけ脳を空けておけということですね。

カットすべき5つの時間というところがとても勉強になりました。

1.探し物をしている時間
2.何も考えずにボーッとしている時間
3.過去を悔やみ、将来を憂えて、くよくよと過ごす時間
4.集中力散漫状態で過ごす時間
5.長い前置きの時間


かろうじて、3だけはバカなのか楽天的なのか考えることはありませんが、あとは全滅でした。詳しい内容は本を読んでみてほしいのですが、1と4は本当に気をつけないといけないなと反省しました(>_<)

◆心に留めておきたい言葉(引用)◆

人間は生涯、努力と勉強を続ける生き物ですが、目標がなくなるとすぐに怠けるのもまた人間

わかりきったことなんですが、こうして言葉にされると、どれだけ「目標」が大切なのかがよくわかります。この本では「」を見つけるコツとして「自分は何をしたいのか?」と日々問い続けて、「こういう人になりたい」「こういうことがしてみたい」をメモしていくことが大切だと書かれています。大切なのは「自分の」目標で、「他人から見た」目標ではないことも忘れてはいけないですね。

「知」をカウントして安心するのではなく、「無知」を見つけ出し、それを勉強につなげる

人は無意識のうちに自分の知っていることを数えて、把握して安心しようとしているのかもしれません。しかし、それだと自分に今何が必要なのかがわからなくて、行動に移すことができない。「無知」を知ることによって今自分が何をすべきなのか、何が足りないのかを理解して行動に移すことができるわけですね。ここでも他人の目を意識しすぎることが意味がないのかわかる気がします。

「断り上手は成功上手」

友達にも変な関心をされるぐらい、最近ビジネスや自己啓発関係の書籍を読んでいるので、正直似たような内容ばかりで辟易しているところもあるのですが、そんな中この言葉は今までに出会ったことがなく新鮮でした。「断り上手相手を不快にさせることなく自分の時間を確保できる」なわけで、このテクニックは習得したいです。

やっと!就職活動も終盤を迎え、ゆっくりとした時間を作ることができるようになってきました。速読をせずに一日一冊を読めるのは、時間のたっぷりある学生の間だけ!と思いながら、残る一年突っ走ってやろうと思いますヾ(〃^∇^)ノ

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なぜ営業マンは人間的に成長するのか

なぜ営業マンは人間的に成長するのか―営業を通じて磨く“人間力”の研究
田中 真澄

PHP研究所 1991-07
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★★★★★★★☆☆☆


100円コーナー第5弾!!BOOK OFFで衝動買いです(^-^;就職活動をしていく中で営業に対するイメージが変わってきたので、営業職のメリット・デメリットを整理するためにも読んでみようと思いました。

◆15年前から営業のスタイルは変わっていない?!◆

この本の初版は1991年です。今から15年前にもなります。バブルの前の時代です。そんな昔の本を読んでも参考になるのかな?と購入したくせに半信半疑で読み始めました。しかし・・・充実した内容でいい意味で期待を外してくれる一冊でした。

第一章 営業がいい仕事である六つの理由
第二章 事故を生かすための時間戦略
第三章 武器としての言葉の活用
第四章 マインドマネジメントこそ自己実現の決め手

第五章 成功者に学ぶ営業への取り組み方

という構成で書かれています。この本の見所は第一章です。それは、この本の趣旨である営業という職業の利点が整理されているからです。逆に他の章は残念ながら、この本以外から学ぶことのできる、もしくは他の本の方が詳しく書かれています。

15年前のデータでは新卒の約7割が営業職に就いていたそうです。その割には営業へのいいイメージを持った学生は少なく、人気がない。作者はその原因は、教育にあると述べています。

学校教育では、営業に関する内容には全く触れることはありません。つまり、学校教育では社会で実践的に役立つ学習を行っていないことにつながります。そして、それは15年経った今も変化していないのです。これだけでも、日本の学校教育が時代に合わせて変化をしない、競争原理にさらされていない中で怠慢してきたことが伺えます。

学校教育に関しては、卒論のテーマにするのでまた別の機会に触れたいと思います。話を戻して第一章で書かれている営業の六つの利点について少し触れたいと思います。

本書では、六つの人間的成長につながる利点を

1.つらい(と思われている)
2.怠け者には勤まらない
3.ノルマを課せられる
4.相手に関心を持つ必要がある
5.社会の変化をまともに受ける
6.企業に(営業を希望する人が)求められている


としています。これだけだと、営業に関する教育がされていない学生でもイメージですることができます。つまり、大切なことはこれらを踏まえた上で、個人個人が自分の成長につながると感じるか感じないのかが大切なのではないかと思いました。と言うことは・・・あまり参考になっていないですね(苦笑)

興味深かったのは、トップセールスマンが営業に必要と考える資質・態度の箇所です。

1.言葉遣いやマナー

2.身だしなみ

3.体力

4.仕事に対する使命感

5.聞き上手

という順番で続きます。このことから、基本的なことの重要性がわかります。極端な話、どれだけ頭がよく、知識があっても挨拶一つできないようでは、話も聞いてもらえないということでしょうか。

◆パレートの法則◆

パレートの法則とは一番シンプルに説明すると「80対20の法則」です。つまり、多くの(全てとはいいませんが)出来事はこの比率で説明することができるといいます。例えば、多くの人は全体の80%の視聴者がトップ20%のテレビ局の番組を見ていたり、20%の社員が会社の80%の売り上げを担っているといった具合です。本書で、このパレートの法則に触れられていて、自分の経験を振り返ってみて納得しました。

この法則を活用した具体例として、一日にやることの重要度トップ20%を消化すればその日の80%は達成できたという考え方が書かれており、これは「使える」と思いました。

最後に心に留めておきたい言葉を書いて終わりにします。

個人の三大資源はトキ・コトバ・ココロ


昔の本だからといって役に立たないという考えが、この本やリーダーシップの心理学 を読んで変わりました。昔の本は古本屋さんで100円で売られていることも多いので、自分の嗅覚を頼りにして良書を探してみるのも面白いかもしれません。

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iモード事件

iモード事件
松永 真理

角川書店 2001-07
売り上げランキング : 22,617
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★★★★★★★★☆☆


105円コーナー第4弾!!松永真理さんの著書は二冊目です。一冊目に読んだ「なぜ、仕事するの?」を読んで以来ファンになり、この本を読みたくて仕方なかったのですが、やっと100円で発見しましたヾ(〃^∇^)ノ

◆転職のつらさ、面白さ、異文化の融合が新しいものを生み出すプロセスがわかる◆

真理さん(と呼ばれることを本人は好むようです)は20年間勤めたリクルートからドコモに転職。今では知らない人はいないぐらい有名な方ですが、僕は全然知りませんでした(^-^;多分、僕の目がおかしいのだと思いますが、本の帯に載っている真理さんの顔が杉田かおるさんに似ていると思ってしまいました。思った!って人がいると嬉しいです(笑)

メガヒットにはわけがある

帯に書かれている言葉なんですが、本当にiモードが誕生するまでのストーリーが書かれています。当然、真理さんの視点から書かれているのですが、文章がとても読みやすく面白く、時間を忘れて読むことができます。

真理さんは開発スタッフを「七人の侍」にたとえています。そのたとえ方がとても上手(見たことがないのですが)で、一人一人の人物像が浮き上がってくるようでした。

アナログ人間の真理さんがどのようにして、デジタルな話し合いに入っていくのか、周りにはどのようなスタッフがいて、どのように作り上げられていくのかワクワクしっぱなしの一冊です。

あまり内容のないことばかり書いてしまいましたが、この本を読んで思ったことは、iモードを作り上げた一番の立役者はやはり榎さんに他ならないということです。劣勢の真理さんを常に応援し、サポートし、そして他のメンバーと上手く調整していく。その上、譲れないこだわりや目指すべきビジョンをしっかりと持っている。一人一人の活躍があったからこそ、iモードは誕生できたというのも事実ですが、一人でも欠けたらできなかったというのも間違っていないと思います。

全くわき道にそれてしまうのですが、個人的にはマッキンゼーと真理さんやドコモの社員との対立が興味深かったです。「NOと言う権利がある」という社員教育によって「嫌われることが仕事」と割り切っているマッキンゼーの社員。現場と食い違うコンサルタントの意見。コンサルタントを志望していただけに、ここまで現実は(特に戦略系として)違うのかとハッとさせられました。

作中でも他の社員は名前が出されているにもかかわらず、マッキンゼーの社員だけはマッキンゼーと表現されていることから、途中からは穏便にことが運ぶようになったとはいえ、真理さんにとってはよろしくない相手だったことが伺えてしまいます。

◆引用&コメント◆

七人の侍 → リーダー、コンテンツ企画、技術陣、参謀役、女房役、暴れ馬、若手組

これは一例として7つにカテゴライズしただけだとは思いますが、上手いなぁと思いました。参謀と女房の違いがあまりわからなかったのですが(^-^;コンテンツ企画が真理さんの役割でした。リーダーに榎さん、技術陣に徳広さん、川端さん、参謀役にマッキンゼー?、女房役に夏野さん(もしくは暴れ馬)、若手組に笹川さんといった感じでしょうか。

触れ忘れていたのですが、ハイパーネットの副社長であった夏野さんの大活躍もすごいと思いました。次々と論理的な展開で企画をすすめていき、営業では相手の呼吸を読みながらたくみに契約を取っていく。こんなビジネスマンになりたいと強く思いました。

理屈ではなく、人の心を捉える何かがなくては・・・。
過去から来る偏見を廃して、いま目の前にある考えや思考法を読みとってほしかった

どちらもマッキンゼーの社員の方に向けられた言葉です。あくまでも理論重視で白黒つけたがる、いわゆる「頭でっかち」なコンサルタント。最近は現場主義、顧客第一主義をどこのコンサルティングファームも謳っていますが、こういった過去のやり取りがコンサルタントの評判が悪い原因なんでしょうね。こういうコンサルタントの現状、現実に触れられた書物はあまり見ないので、そういう評判を聞くだけで実際はどうなんだろう?と思っていた僕としてはとても参考になる部分でした。

vodafoneユーザーなのでiモードとは縁がないのですが、プロジェクトXのように一つの開発秘話を知るのはとても面白いです。次は、iモード以前(こちらも105円でGET!!)を読みたいと思いますヾ(〃^∇^)ノ


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