iモード事件
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iモード事件
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105円コーナー第4弾!!松永真理さんの著書は二冊目です。一冊目に読んだ「なぜ、仕事するの?」を読んで以来ファンになり、この本を読みたくて仕方なかったのですが、やっと100円で発見しましたヾ(〃^∇^)ノ
◆転職のつらさ、面白さ、異文化の融合が新しいものを生み出すプロセスがわかる◆
真理さん(と呼ばれることを本人は好むようです)は20年間勤めたリクルートからドコモに転職。今では知らない人はいないぐらい有名な方ですが、僕は全然知りませんでした(^-^;多分、僕の目がおかしいのだと思いますが、本の帯に載っている真理さんの顔が杉田かおるさんに似ていると思ってしまいました。思った!って人がいると嬉しいです(笑)
メガヒットにはわけがある
帯に書かれている言葉なんですが、本当にiモードが誕生するまでのストーリーが書かれています。当然、真理さんの視点から書かれているのですが、文章がとても読みやすく面白く、時間を忘れて読むことができます。
真理さんは開発スタッフを「七人の侍」にたとえています。そのたとえ方がとても上手(見たことがないのですが)で、一人一人の人物像が浮き上がってくるようでした。
アナログ人間の真理さんがどのようにして、デジタルな話し合いに入っていくのか、周りにはどのようなスタッフがいて、どのように作り上げられていくのかワクワクしっぱなしの一冊です。
あまり内容のないことばかり書いてしまいましたが、この本を読んで思ったことは、iモードを作り上げた一番の立役者はやはり榎さんに他ならないということです。劣勢の真理さんを常に応援し、サポートし、そして他のメンバーと上手く調整していく。その上、譲れないこだわりや目指すべきビジョンをしっかりと持っている。一人一人の活躍があったからこそ、iモードは誕生できたというのも事実ですが、一人でも欠けたらできなかったというのも間違っていないと思います。
全くわき道にそれてしまうのですが、個人的にはマッキンゼーと真理さんやドコモの社員との対立が興味深かったです。「NOと言う権利がある」という社員教育によって「嫌われることが仕事」と割り切っているマッキンゼーの社員。現場と食い違うコンサルタントの意見。コンサルタントを志望していただけに、ここまで現実は(特に戦略系として)違うのかとハッとさせられました。
作中でも他の社員は名前が出されているにもかかわらず、マッキンゼーの社員だけはマッキンゼーと表現されていることから、途中からは穏便にことが運ぶようになったとはいえ、真理さんにとってはよろしくない相手だったことが伺えてしまいます。
◆引用&コメント◆
七人の侍 → リーダー、コンテンツ企画、技術陣、参謀役、女房役、暴れ馬、若手組
これは一例として7つにカテゴライズしただけだとは思いますが、上手いなぁと思いました。参謀と女房の違いがあまりわからなかったのですが(^-^;コンテンツ企画が真理さんの役割でした。リーダーに榎さん、技術陣に徳広さん、川端さん、参謀役にマッキンゼー?、女房役に夏野さん(もしくは暴れ馬)、若手組に笹川さんといった感じでしょうか。
触れ忘れていたのですが、ハイパーネットの副社長であった夏野さんの大活躍もすごいと思いました。次々と論理的な展開で企画をすすめていき、営業では相手の呼吸を読みながらたくみに契約を取っていく。こんなビジネスマンになりたいと強く思いました。
理屈ではなく、人の心を捉える何かがなくては・・・。
過去から来る偏見を廃して、いま目の前にある考えや思考法を読みとってほしかった
どちらもマッキンゼーの社員の方に向けられた言葉です。あくまでも理論重視で白黒つけたがる、いわゆる「頭でっかち」なコンサルタント。最近は現場主義、顧客第一主義をどこのコンサルティングファームも謳っていますが、こういった過去のやり取りがコンサルタントの評判が悪い原因なんでしょうね。こういうコンサルタントの現状、現実に触れられた書物はあまり見ないので、そういう評判を聞くだけで実際はどうなんだろう?と思っていた僕としてはとても参考になる部分でした。
vodafoneユーザーなのでiモードとは縁がないのですが、プロジェクトXのように一つの開発秘話を知るのはとても面白いです。次は、iモード以前(こちらも105円でGET!!)を読みたいと思いますヾ(〃^∇^)ノ
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