Book Review’S ~本は成長の糧~ -24ページ目

転職したいヤツに欲しい人材はいない

4334974791 転職したいヤツに欲しい人材はいない
梅森 浩一

光文社 2005-04-22
売り上げランキング : 52,422
おすすめ平均

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★★★★★★☆☆☆☆



明後日、ついに内定式を迎え社会人に一歩近づきますが、まだまだ学生の僕が読む本では決してないのですが、なんとなく気づけば手にとっていました。手に取った一つの理由は多分、多くのビジネス書・啓発書ではキャリアアップやキャリアプランを作る際に「転職」をひとつの選択肢として勧めているのを読んでいたせいだと思います。タイトルが正反対のしかも強烈な言葉と作者の顔で主張してきて、興味を持ちました。まんまと出版社のマーケティングにはまってしまったというわけですね(汗)

社会人さえ経験したことのない僕にとっては、すべて頭の中だけでの理解しかできませんでしたが、梅森さんの主張していることは非常にわかりやすく理解できました。言葉も難しい単語は一切使われず、丁寧な作りで読みやすい一冊です。

ただ、タイトルほどの強烈な内容は書かれていなくて、ぶっちゃけて言ってしまえば「当たり障りのない」誰しもが納得できる内容がつらつらと書かれているのが残念でした。

最近は、前述したように「転職・独立」することが一般化された「人材が流動化する」時代になってきています。このうなぎのぼりで増加している「転職」が必ずしも、転職した人にとって良い結果をもたらすわけではなく、失敗した人も成功した人の同数かそれ以上いるということに着目して、話が展開していきます。

「会社にぶら下がる」というサラリーマンとしての特権を十二分に活かし、個人も企業も「Win-Win」な関係でいることができたらベストあるいはベターな選択であるという論理は納得です。

すでに社会人として仕事をしている人、転職を考えている人にとっては「転職」についてオーソドックスなところからある程度具体的なことまで書かれているので、読んでみて損はない一冊だと思います。

ホストの世界 -真夜中への招待状-

4309014267 ホストの世界 -真夜中への招待状-
沢村 拓也

河出書房新社 2001-09-11
売り上げランキング : 126,087
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★★★★★★★★★★
一日一冊の更新が間に合っていなくてすいません・・・。少しずつペースアップしていきたいと思います。今は、本当にビジネス書から自己啓発といった僕がよく読んでいたものから、ミステリや小説にエッセイといったものまでジャンルを問わず読んでいくことを心がけています。統一感のないBook Reviewが続くと思いますが、大目に見てくださいね(笑)

ということで、今まで自分とは全く関係のない世界だったし、これからもそうなるであろうホストについて本からだけでも少し勉強させてもらおうと思って読んでみました。

著者自身が現役ホストとして働いているのもあって、内容はとても興味深くて面白いネタがたくさん書かれています。何よりも著者の文章力がとてもすぐれていて、読みやすいです。また一人称が「私」ではなく「俺」であったり、「ですます」を使わないところも雰囲気?が出ていて非常に好感が持てました。

僕自身もそうなのですが、ホストのことを全く知らない者にとっては、いかに偏見や先入観でホストという職業を見ていたのかと考えさせてくれる一冊になると思います。僕は極端にマイナスイメージを持っていたというわけではありませんが、やはりメディアが取り上げるホスト像というものに思考が縛られていて、あまり良い印象を持ってはいませんでした。

しかし、この本はホストという仕事はとても人間くさくて面白みがあって、刺激的だということを教えてくれました。だからといって、「やりたい!」とは全く思いませんでしたが・・・。

どんな人でも多くの顔を持っていて、その一方でその多くの顔を出すことができる場所が見当たらず困っている人もたくさんいます。ホストはそういう人(女の人)を「仕事・営業」という形で楽しませ、リラックスさせ、ニーズを引き出す努力をする。その対価としてお金を受け取る。ホストという仕事は華やかなイメージを持ちがちだったのですが、その裏にある地道な側面をほんとに少しだけだと思いますが、知ることができました。

この作品を通して、著者がとても人間的に大きい人物にうつりました。ホストとして、毎日多くの刺激を受けながら、多くの人と出会い、感じ、考えることによって磨かれたのだと思いました。作中では、ホストのことだけではなく、死生観や人生観についても考えさせてくれる部分があります。著者のことは全くしらないんですが(笑)

とても考えさせられた部分を勝手ながら引用させてもらいます。

振り向くと「過去」には延々と歩いてきた足跡が一本の道として残っている。
先の方には行き着く先の見えない「未来」への道が、
今時分が立っている「現在」と言う点から何百と分かれて伸びている。
そしてその一つ一つの道はそれぞれ違う未来へ通じている。
何もない平凡な日常を過ごしてるように感じてても、
自分が立っている一秒単位の「今」という点は常にいくつかの道への分岐点だ。
そこで知らず知らずの間に俺たちはいろんな選択をしながら進んでいる。
その無意識の選択が、全く違う未来へ続く
大きな分かれ目になっているかもしれないことに気付かないまま。
だから「今」は、一瞬なのだけれどすごく大切な時間だ。
常にそこに選択枠があることを意識してると、平凡な日常でも面白い。

ホストに興味がある人もない人も、ホストクラブに行ってみたい人も一度は読んでみて欲しい本です。

人生の地図

4902256010 人生の地図
高橋 歩

A‐Works 2003-12
売り上げランキング : 6,285
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★★★★★★★★★☆☆

長い間、更新をサボっていてすいませんでした。夏休みは海外に行っていたり、自然学校のリーダーとして子供たちと戯れておりました。そんなことをしているうちに、ブログを書くという行為が日常生活から抜け落ちていました。しかし・・・そんな状態でも「BOOK OFFで古本を購入する」という悪癖(苦笑)は無くならず、本は溜まる一方・・・。ということで、今日から再スタートとして少しずつ消化していきたいと思います。

ちなみに、Amazonでマーケットプレイスに出品を始めました。金欠なため、今まで購入した本を泣く泣く売りに出していきたいと思います(笑)更新が滞ることも多々あると思いますが、こんなブログを見てくださるみなさま暖かく見守りください。

更新内容も毎日気合の入った更新をしたいのですが、それだとまたまた途中で挫折することが目に見えていますので、気の抜けた更新をすることが増えると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

この本に興味を持ったのは、TSUTAYAで高橋歩 コーナーが設けられていたからです。たくさん本が出ていたのですが、「人生の地図」というフレーズと表紙の男の子がかわいくてこの本を購入することにしました。

内容は、写真と合計7つに分けられた人生における大切な要素にまつわる言葉(主に引用)が書かれています。写真が非常に多く使用されているので、読み終わるのは非常に早いです。僕はバイトの休憩中に読み終えることが出来ました。

言葉も、偉人と呼ばれている古い人たちばかりではなく、スラムダンクブラックジャックカイジ などの漫画からも多く引用されています。

心に残る言葉や、ハッと気づかされる言葉、気持ちを奮い立たせてくれる言葉などたくさんのステキなメッセージが込められています。疲れた時、何も手につかなくなった時、迷っている時などに、再び手にとってカフェなどでのんびりと読むには最適な本だと思います。

この本での一番の発見はアンパンマンマーチ(アンパンマンの主題歌)の歌詞が非常に心を打つものだったということです(笑)

興味のある方は、こちらのリンクから見てみてください。

アンパンマンマーチ

有名な「愛と勇気だけが友達さ」のフレーズもありますが、何よりも子供向け番組の主題歌とは思えない内容に改めて驚かされます。

完全に本の紹介から脱線してしまいましたね。

ということで、依然とは本の紹介の仕方が適当軽い感じになっています。

高橋歩について
 アユムチャンネル
 A-WORKS

営業脳をつくる!

4569636500 営業脳をつくる! 和田式「営業マン特別予備校」5日間トレーニング
和田 裕美

PHP研究所 2004-04-23
売り上げランキング : 45,098
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★★★★★★★☆☆☆

チェーン・スモーキング

4101235112 チェーン・スモーキング
沢木 耕太郎

新潮社 1996-03
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★★★★★★★★★☆

バタフライ・エフェクト

4812420873 バタフライ・エフェクト
ジェームズ・スワロウ

竹書房 2005-04
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★★★★★★★★☆☆

生き方―人間として一番大切なこと

4763195433 生き方―人間として一番大切なこと
稲盛 和夫

サンマーク出版 2004-07
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パイロットフィッシュ

4043740018 パイロットフィッシュ
大崎 善生

角川書店 2004-03-25
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★★★★★★★★☆☆

「聖の青春」を読んで、一瞬でファンになってしまった大崎善生さんの作品です。吉川英次文学新人賞受賞作ということで、期待に胸を膨らみつつ読みました。

◆あらすじ◆

主人公・山崎は「月刊エレクト」というアダルト雑誌の編集者。物語の始まりは、19年前に別れた由希子からの突然の電話だった。これがきっかけとなり、19年前の記憶の海に身を投げ出す山崎。

消えたようで消えていない記憶、忘れようと努めても忘れることの出来ない思い出の数々。

過去(記憶)と現在を行き来しながら、出会いと別れを考えさせられる。

自分なりの言葉で表現してみましたが、全然あらすじに触れられていませんね(^-^;

◆感性の集合体→記憶の集合体◆

あらすじでも触れましたが、この小説では「記憶」が大きなテーマとなっています(と僕が思っているだけかもしれませんが)。

人は若い頃は、好きなように自分の感性の赴くままに発言し、行動します。その姿は、恐れを知らない勇猛果敢な兵士の様相。

しかし、年を取るにつれて、その感性は鈍っていき「現在」ではなく、若い頃の「過去」に目を向けるようになります。

そして、過去の言動に後悔し、それを何とかして消し去ろうと努力します。それは決して勝ち目のない無謀な戦いであるにも関わらず・・・。それを象徴する人物がこの小説にも出てきます。山崎の旧友、森本はその戦いの果てにアルコールで脳を精神を傷つけてしまいます。

作中に出てくる一文がとても印象的だったので引用します。
唯一自分に大切なのは感性であり、その感性を振り回して生きていけばいいと思い込んでいた。

こんな感覚を覚える年齢はいつからなんでしょうか?まだ僕はその狭間で揺れる状態のようです。感性を振り回すことの恐怖を覚えることは、自分に守るものができたのか、振り回すだけの体力がなくなってしまったのか、理由は様々でしょうが、この感覚は年を取ることで避けることができないものの1つだと考えています。

大切なことは、作中でも書かれていましたが、それを自覚した上でどのように付き合うのか、になるんじゃないかと思います。

◆人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない◆

この見出しは、文庫の裏表紙にも書かれているこの作品の最初のフレーズです。

記憶」をテーマにするとともに、もう一つのテーマとして「出会いと別れ」がこの作品では描かれています。

つまり、人は一度出会うと(物理的に)別れたとしても、記憶の中では存在し続けるということですね。

これ以上書くと、内容がバレていってしまいそうなので、このあたりで感想は終了したいと思います。

最後に、印象的だった箇所を引用して終わります。

本当に偉い人間なんてどこにもいないし、成功した人間も幸福な人間もいなくて、
ただあるとすれば人間はその家庭をいつまでも辿っているということだけなのかもしれない。


100円コーナー

アジアンタムブルー 」が続編のようですね。みなさんのブログを見てみると、「パイロットフィッシュ」ほどの評価は得られていませんが、やはり続編というものは気になるので購入して読みたいと思います♪

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

4568221226 59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋
アルテイシア

美術出版社 2005-06-17
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★★★★★★★★★★


ずーっと更新していなくて本当にすいません・・・。もし、更新を楽しみにしている方がいれば、の話ですが。やっと生活のリズムを取り戻しつつあります。毎日更新を目指して頑張ります(>_<)再開、第1弾は本日ツタヤでジャケ買いをしたこの本です。

◆「電車男」なんて比じゃない!!◆

電車男 」が面白くないと言っているわけではありません。そして、「電車男 」と比較するのもどうかなーと思いつつもこんな小見出しを付けてしまいました。内容は似て非なる物だというのが僕の読後の感想です。

それにしても本当に面白い!!バイト帰りに購入して、夜11時から読み始めたのですが、2時半までぶっ通しで読み終えてしまいました。

この本は今、流行のインターネット発の書籍です。少し違いがあるとすれば、掲示板やブログではなくmixi というソーシャルネットワークサービス(SNS)内の日記から出されたということでしょうか。

僕自身、mixi には登録しているのですが、あまり利用していません。そのため、日々急増するmixiユーザー数を見ては、「どこにそこまでの魅力があるのか?」と疑問を持っていました。しかし、この本を読んでもっと積極的に利用してみようかな、なんて思っちゃいました。

ストーリーは、少しブームが去った感がありますが、「負け犬 」の雰囲気たっぷりなキャリア女性・アルテイシアが、ガンダム・昆虫・UMA・格闘技etc。。。のオタクであるモテない男性・59番に告白され、付き合う&その後といった感じです。すいません、文章力ないためにわかりにくいかもしれません。

純粋でひたむきでストレートに自分の思いをぶつける59番に自分にはない魅力を見つけるとともに、数多くの共感できる部分がありました。たとえば、高校時代に異性を意識して浮かれている友人を見ながら、「あいつらと一緒になんかなるものか」と思う一方で、焦りも少なからず感じる自分、といった具合に。

アルテイシアの日記ということで、アルテイシアの視点から書かれています。とても文章が上手で、何度も声を出して笑わされました。だからといって、面白おかしく書かれた薄っぺらい内容ではなく、アルテイシアのトラウマや葛藤、59番の想いなど様々なところで考えさせられたり、共感できたりしました。

二人の息の合ったやり取りが本当に自然で、素の自分を出せている様子に心温かくなりました。恋愛ってこういうもんだよね、って価値観をごちゃごちゃーっと崩されたり、築き直してくれたりした1冊でした。

◆引用&コメント◆

よーく見てると、キャリアとオタクはどこか似ている。
不器用で、周りから何と言われようと自分の道を曲げられない。


キャリア女性を地でいくアルテイシアだから、こう思えた・気付けたのだろうなぁって考えました。オタクの方からキャリアとの共通点を見つけ出そうとすることはなさそうですしね。僕はキャリアでもオタクでもありませんが、なんだか妙に納得してしまいました。オタクの人って本当にすごいと僕は思っています。ジャンルは何であれ、1つの物事に熱意と集中力を注ぎ込めるってとてもステキなことだと思います。もしキャリアとオタクの違いがあるとすれば、「曲げられない」のはキャリアで「曲げる気がない」のがオタクなのかなぁ、なんて適当な推測をしてみました。

「趣味だろうが仕事だろうが関係なく、好きな人にやりたいことがあったら、サポートできることは全部してあげたいし、困ったり辛い時には、全力でかばって守ってあげたい。俺に出来るのはそれだけだし」

59番のセリフですが、あまりのかっこよさにハッとさせられ反省しました。多分、このセリフをかっこいいなんて思う僕は59番の考え方からすると「おかしい!」ということになりそうです。究極の愛を感じるセリフでした。

日常こそが、人生なんだ

「眉間からイナズマ(本書参照w)」が出る感じでした。まさにその通りでございます。人は(僕は)弱くて自分に甘いから、ついつい非日常に救いを求めてしまいます。家訓として、毎朝この言葉を口に出していこうと思います。

読み終えてすぐに感想を書いたにも関わらず、このデキの悪さ・・・。継続って本当に大切ですね。もっともっと自分の感じたこと、伝えたいことを上手く伝えられるようになるためにも、日々更新を決意しました。

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ウェブログの心理学

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山下 清美 川浦 康至 川上 善郎 三浦 麻子

NTT出版 2005-03
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