Book Review’S ~本は成長の糧~ -22ページ目

すごい会議

4479791183 すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
大橋 禅太郎

大和書房 2005-05-18
売り上げランキング : 302
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★★★★★★★★☆☆


著者の大橋禅太郎さんは、アメリカのシリコンバレーでインターネット上のマーケティング会社「GAZOOBA(ガズーバ)」を立ち上げ、売却し多額のお金を得て、会社で経験したコーチングの手法を日本で広めている方です。

本書で扱われているのは、コーチングを会議という組織の中で取り入れる際の具体的な話になっています。この話の元となるのは、GAZOOBAにマネジメントコーチとしてやってきたハワード・ゴールマン氏が実際に会社の会議で使った手法となっています。

大橋さんの社会人になってから、起業までの生い立ちがまず書かれています。そして、行き詰った会社経営がハワード氏のコーチングによって進められる会議によってどのように変革されていくのか具体的に書かれています。よくある、理論だけの本ではなく実際の事例が取り扱われていることによって、他よりも理解しやすいのではないでしょうか。また大橋さんの文体はビジネス書にしては、軽く書かれている感じで1,2時間あれば読み終えることができる内容となっています。

一番印象に残ったのは
「放っておくと会議の時間の95%は『コメントの交換』に使われている」
「会議では『提案』『リクエスト』『明確化のための質問』以外の発言は、99%無駄な発言」
という箇所でした。

まさに今での僕のミーティング参加のスタイルだったので、とても反省させられました。つまり、何かを実行することが難しいと考えたとしても、それをただ「難しい」と発言するだけではなく、それをなんとかして実行に移すための方法や、それを実行したことによって得られる結果のための他のアイデアといった「代替案」を共に発言すべきだということです。「当然じゃないか」と思われる方も多いでしょうし、僕自身その通りだと思っていたのですが、こうしてテキストとして書かれていると納得度が段違いでした。

その他のポイントとしては、

・会議に参加している一人一人が「会議での成果を得られるかどうかの鍵を握っているのは自分自身である」という意識を持つ
・まずは紙に意見をそれぞれ書いてから出していく

  →他の人の意見に流されない、考えがまとまる、端的に意見をまとめられる
・その会議で何を得たいのか始める前に出席者で共有する
・「~できない」という弱みや改善点を「どのようにすれば~」という形に置き換える
  →疑問形にすることによって、それぞれが解答を探し始める
・各々の担当を明確化する=自分が何を期待されているのか把握する

といったものがありました。
前からは具体例、後ろからは付録としてその手法をまとめたものという形になっています。
今、売れている本なだけあって簡潔にまとめられていて良い本だと思います。

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県庁の星

4093861501 県庁の星
桂 望実

小学館 2005-09
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★★★★★★★★★☆


2006年2月25日に公開される、織田裕二と柴咲コウが出演している映画「県庁の星」の原作本です。少し前にテレビで踊る大走査線~レインボーブリッジを封鎖せよ~の時に、宣伝してるのを見て知りました。それを見ていなかったら、手にとって読もうとは思わなかったかも。

県庁の星

ライトノベルという感じですぐに読み終えることができます。またストーリー展開もありきたりといえばありきたりですが、飽きさせないようになっていて、一気に読み終えることができると思います。「悪くはない」という評価になりそうですが、個人的には好きな部類に入る作品でした。

あらすじは、県庁のエリート職員である野村が民間企業へ研修に1年間行くことから始まります。研修先の企業は大型スーパーマーケット。店長を筆頭にできない、やる気がない社員と「結果的に裏店長」としてスーパーマーケットを切り盛りしているパートの二宮。この野村と二宮の心境の変化、行動の変化、周りの変化が上手く描かれています。

公務員として、教えられたことしかできない、自分に責任や迷惑がかからないことしか考えることしかしてこなかった「使えない」野村。数字や書類ばかりにこだわり、そこからしか判断をすることができません。一方、二宮も思いやりを上手く表に表現することができず、社員と息子と上手く関係を築くことができません。それぞれ違った問題を抱えながら、それは「人」という点で共通しています。

そう、この本は「人」についていたってシンプルにキレイにテーマとして扱った本だと思います。そして、野村と二宮の二人とスーパーマーケット全体(=組織)の変化を見ていく楽しみがあります。残念だったところは、そのサッパリしたところが変化の描写に現れてしまったところでしょうか。もう少し詳しく書いてほしかったかな。

少し、いやかなりキレイに書きすぎている感はあります。そこが女性としての視点かな、と別に偏見というわけではなく素直に思いました。後半は思わず微笑んでしまうような和やかな一冊です。

映画はどのような内容になるのか少し楽しみになりました。

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チームリーダーの教科書

4757302886 チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる
藤巻 幸夫

インデックスコミュニケーションズ 2005-02
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★★★★★★★★★☆


最近、読む本、購入する本、気になる本の中でインデックスコミュニケーションズが出版している本の割合が高くなってきています。少し前までは、サンマーク出版や幻冬社が目立っていたのですが・・・。自分の読む興味分野が変わってきたのか、と考えたのですが、前と比べて大きく変わったという気はしません。何より、こうして(古本とはいえ)またリーダー関係の本を手に取っていることが証拠です。ということは、インデックスコミュニケーションズが僕の興味範囲に合わせてきているということになります。(ないない

まぁ、とにかくインデックスコミュニケーションズの本は装丁がとてもキレイで、取り扱っているテーマも流行りのものが多くて好きです。

◆わかりやすく書かれたリーダー論入門書

本のタイトルに書いている「フジマキ流」は著者の藤巻幸夫さんのことです。彼は、現在「福助」の社長を経て、伊勢丹の衣料事業部長をしているそうです(もしかするとすでに変わっているかも・・・)。伊勢丹の有名な「解放区」も彼が94年に立ち上げ、成功を収めています。

本書は、

1.事前準備

2.チーム編成

3.ビジョンを掲げる

4.戦略を固める

5.チームの士気を高める

6.トラブルを防ぐ

7.次のリーダーを育てる


という流れで進んでいきます。リーダーはどのような人がなるのか、そしてどのようにしてチームは作られる(作る)のか、プロジェクト進行をより良く進めていくためにはリーダーはどのような働きかけをしていけばよういのか、そして次のリーダーを育て、自らがチームから離れていくまで時系列にそって書かれています。

各章の間には「福助」のプロジェクト成功事例が挟まれていて、本章の補足説明(具体的事例)としてより理解しやすいように工夫されています。また、「図解」とタイトルに書かれているだけあって、豊富に図が用いられています。具体的には1項目に1図、必ず右側は左側の説明をする図となっています。図の内容は本当にシンプルでかわいらしいものなのですが、図としてヴィジュアルで理解することの効果の大きさを実感することができます。

◆リーダーとは?

本の中で書かれていたリーダーの役割について自分なりにまとめてみます。

リーダーは、年齢や肩書きによって任せられるものではなく、「やりたいこと(ビジョン)がある人」が務めるものである。

リーダーはそのビジョンを多くの人に伝え共有していくことが始めの仕事。そして、そのビジョンに共感してくれる人を増やし、その中から適正や組み合わせを考え中がらチーム編成していく。

チーム編成では、気が合いそうな人同士を選ぶのではなく、様々な価値観や考え方を持った人を入れることを心がける。似たような感性の人たちばかりが集まるのでは、10のものを作ろうとしている時に、10のものしか生まれない。様々な感性の人たちの集まりは、衝突も多く、まとめるリーダーは大変だが、結果として10のものを作る予定が100のものを生み出すことになることも少なくない。そのような、一見バラバラなメンバーを1つのビジョンを共有することによって同じ方向に目を向けさせることがリーダーの役割である。

やりたいことがあり、そのことに対して責任を持つ覚悟のある人がリーダーになるのであって、リーダーは偉い人がなる、偉いからリーダーになるのではない。そのため、リーダーはメンバーから様々なことを教えてもらうことも大切であるし、ミスをすればメンバーに対してミスの理由・原因説明とともに謝罪することが重要になる。

リーダーはプロジェクトの進行を把握するために、現場に頻繁に足を運び、メンバーの様子や意見をすくい上げる努力を惜しまないようにする。また、プロジェクトが進むにつれて下がっていくビジョンへのモチベーションを維持するためにも、頻繁に言葉を変えてビジョンを、ビジョンの先にあるものをメンバーに語り、共有していく。

といったような内容が書かれていました。

◆まとめ

人は一人では生きていけないようになっています。そんな人生だからこそ、

確かなつながりを感じられる「人の輪」が広がることほど生きていて楽しいことはほかにない。

という著者の言葉(考え方)を持つことが楽しい、充実した人生を歩む秘訣なのかもしれません。

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サービスの底力!

4569640230 サービスの底力!―「顧客満足度日本一」ホンダクリオ新神奈川が実践していること
相澤 賢二

PHP研究所 2005-02
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★★★★★★★★☆☆

もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法

もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法
古谷 昇

PHP研究所 2004-01-24
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★★★★★★★★★☆

野村ノート

4093876045 野村ノート
野村 克也

小学館 2005-09
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★★★★★★★★☆☆


正直に打ち明けると、僕の中の野村監督のイメージはあまりいいものではありませんでした。その理由も漠然としたもので、今思えばマスメディアの影響が強かったのだなぁと思います。何も考えないでいるとこういうケースになることが多々あるので、注意しないといけません。そんな野村監督へのイメージですが、この本を読んで変わりました。ファンになったと言っては大げさですが、好きになったのは確実です。

本の内容は9割以上が野球に関係することで、野球に疎い僕にとっては退屈する部分も多々あったのですが、その話の中から著者の人材観や人生観、組織論などが見ることができました。

まず、著者の指摘していたことで最もだと感じたことは、現在の日本野球の監督に対する評価の仕方です。マスメディアやファンはペナントレースでのチームの結果だけで監督の力量を評価します。しかし、一年や二年で弱かったチームが強くなるなんてことはめったにないそうで、本当に評価するべきなのは戦力を強化するにあたっての監督の指導内容やビジョンであると書いています。

野球に詳しくないので、仕方ないといえば仕方ないのですが、野村監督が現役時代にプレイングマネージャーをしていたことを知りませんでした。そんなにすごい選手だったのか・・・というのが素直な感想です。この本では野球の理論が書かれていますが、それと共に野村克也という一人の野球人の半生を知ることができます。

阪神の監督時代に三年連続最下位だったことが、僕自身が野村監督に持つ印象が悪い最も大きな理由だったのですが、この本を読んで、星野監督が阪神を優勝に導くことができたのも、野村監督が三年間阪神の監督をしたからこそ、だったのではないかと思えました。

全ての理論に説得力があり、理論派で冷たいのかと思えば人情を大切にする情に溢れる人でもある。監督業にとって情があるということは、邪魔をすることが多く、冷淡になることが大切だと著者は言っていますが、そういうところもひっくるめて素敵な人だと感じます。

最初の方に載っていた言葉がとても印象的だったので載せておきます。ヒンズー教の教えから引用したものだそうです。

心が変われば態度が変わる

態度が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

運命が変われば人生が変わる

とてもいい言葉だと思います。

来年には楽天の監督に就任しますが、この本を読んで楽天がどのようなチームに変わるのか楽しみになりました。

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Thanksgiving Day:「野村ノート」で野村マジックにヽ(゜ロ゜;)ノ
ポロと旅する~あさちゃん。と一緒: 野村克也「野村ノート」
野村ノート|乱読日記
itchy1976の日記:野村克也『野村ノート』
ば○こう○ちの納得いかないコーナー:「野村ノート」

採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長

4763196057 採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長
安田 佳生

サンマーク出版 2004-10
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★★★★★★★★☆☆

この本は就職活動中に購入したものです。就職活動が終わってからすっかり忘れ去っていました。当時は、著者であるワイキューブ社長の安田さんの書籍3冊とも購入したのですが、この本だけは就職活動に直結していないと思って、読まなかったわけです。

◆社長に必要なのは「人材観」

採用のプロとタイトルにつけているだけあって、人材に関係する内容が豊富に書かれています。その中でも特に、社長に関して(タイトルに伸ばす社長つぶす社長と入れているので当然ですが・・・)書かれています。

仕事ができる人が必ずしも社長をしているわけではない。という考え方は今までの僕にはないものだったので、衝撃的でした。つまり、現代社会ではどんな人でも起業したいと思えば起業することができ、またビジネス自体も「たまたま」当たれば、一時的にでも売り上げを上げ成長することができるわけです。

また、仕事ができるといっても社長にとっては時にはその「仕事ができる」ことが弊害となってしまうこともあります。つまり、社員よりも仕事ができるために社長が全ての仕事と決定を下し、結果何も考えられず社長に意見を求めるだけしかできな社員ばかりが生まれるというわけです。

では社長にとって必要なものは何なのか、となった時に「人材観」が出てくるわけです。これは、社長が社員に対する考え方を表します。社員は社長を見て仕事をするので結果、社員の顧客に対する接客態度に表れてきます。

安田社長の実体験が印象的でした。それは、クライアントの企業に行った時、エレベーターを社員と待っていると、会長が出勤してきて社員はエレベーターに会長を先に乗せたというものです。

◆アウトプットの重要性

このブログを書いていることも、見出しに書いたアウトップトの重要性を感じているからなんですが、このアウトプットの重要性についても触れられていました。

研修やスキルアップを目指した学習だけではなかなか成長できないのはなぜか?

それはアウトプットする場を設けていないからと著者は書いています。

インプットすることはとても大切ですが、インプットするだけではその知識はまだ自分の中で消化されておらず、自分のものとして上手く活用することができないというわけです。さらにアウトプットを繰り返していくと、自分にとって今欠けているもの=次にインプットするものに気付くことができます。

アウトップトする場は、書く・話すが主にありますが、仕事の中で実践していくこと自体もアウトップトにつながっていくと思います。

◆ビジョン・理念の重要性

最後に引用して終わります。

昔は、お金や報酬によって、従業員のモチベーションをある程度高めることができたが、いまはもうできない。従業員のエネルギーを高めるためには、企業の中心となるビジョンや価値観、理念といったものをつくり、それを社員が共有していくことが必要なのだ。

ワイキューブではリッツカールトンの使用している「クレド」を採用し、これによって全社員に理念を浸透させるようにしています。理念があれば、判断するときに迷うこともなく、全社員が同じ方向に向かって仕事をすすめていくこともできるので、とても重要なことだと思います。

まだまだアウトプットが下手くそだな、と反省です。読んだ本をより短い時間で、簡潔にわかりやすく書いていくためにどうすればいいのか試行錯誤しながら続けていきたいと思います。

そんな僕が次に読もうと考えているのが、この本です。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因

ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ

4408017264 ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ
寄藤 文平 藤田 紘一郎

実業之日本社 2005-04-16
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★★★★★★★★☆☆


ウンコについて書いている本、かつ「大人たばこ養成講座」でユニークな絵で楽しませてくれている寄藤文平さんが初めて書いた本ということで興味を持ちました。

確かに現代人は、昔の人に比べると自分の排泄物=ウンコに対する意識を持っていません。トイレの形式も和式はほとんどなくなり、洋式になりました。和式では、自分自身が出したウンコを見ることも多かったのが、洋式では全く見ることもなく流してしまうことの方が多いはずです。

そんな現代人にとって、遠い存在となってしまった「ウンコ」についてじっくり考えて、ウンコから健康管理・自然のサイクル・環境問題・人類の在り方などなど多くのトピックに触れられているのが本書です。

現代は、汚いことを良しとしない風潮が極端に強くなってきています。例えば、子供達が泥だらけになって帰ってくることを許さない親も最近では多いのではないでしょうか?僕の世代ではなかったのですが、もっとむかしだと肥溜めにはまって帰ってきたり、ウンコに爆竹をさして遊んだりといったより汚い遊びが行われていたと聞きます。

「気持ちの中にウンコを戻す」

どういうこと??ってなるかもしれませんが、本書ではこのことを

自分のウンコをきちんとよく見て、自分はウンコを作っているんだと思い直す。

と書いています。また、

ウンコは、健康にも精神状態にも深く関わっています。人が豊かな生活をするためには、ウンコが必要なのです。

とも書いています。そこまで自分達にとってウンコが重要な存在だと理解している人、認識している人は特に若い人(僕も含め)にはいないのではないでしょうか?「ウンコ」という言葉が使われる時、女の子は極度に嫌がり、男の子は小学生のようにはしゃぎ出す、なんて馬鹿げた光景も少なくないと思います。それは、ウンコの教育が行われてこなかったから仕方ないことなのかもしれません。

ウンコに関する本とはいえ、ウンコという単語を打ちすぎて感覚が麻痺してきました・・・。

寄藤さんの絵が良いアクセントとなり、飽きさせないことと、真面目なことを書いてしまいましたが、全体的に楽しく面白く、それでいてウンコの大切さを学ぶことのできるとてもいい一冊だと思います。世代を選ばないという点でも優れた一冊です。

◆おまけ

この本で一番の発見は「ウンコのウンチク」というコーナーでの

「本屋や図書館に行くとどうしてウンコがしたくなるの?」

に対する回答でした。僕は毎回のようにこの現象に悩まされていて、原因を知りたかったので目を見開いて回答を見ました。気になる回答は、本は木のパルプからできているから本屋さんは森と同じ、そして木の成分をかぐとウンコが出るように体の仕組みができているからというものでした。

回答自体はたいした内容でなくても、もやもやしたものが晴れて気分はウンコをし終えたばかりのすがすがしい気持ちになりました。

最後までウンコ、ウンコと書きすぎてすみません・・・。

はだかの起原―不適者は生きのびる

4907818475 はだかの起原―不適者は生きのびる
島 泰三

木楽舎 2004-09
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★★★★★★★★★★

落ちこぼれタケダを変える

4532312302 落ちこぼれタケダを変える
武田 国男

日本経済新聞社 2005-06
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★★★★★★★☆☆☆


この本を購入したのは、就職活動で東京から新大阪に戻って、帰りの電車の時間つぶしになりそうな本を探しに本屋に立ち寄った時でした。店頭に並んだこのインパクトのある顔に思わず惹かれて購入してしまいました。まさに衝動買いというやつです。

◆落ちこぼれではない落ちこぼれ

のっけから、わかりにくい見出しをつけてしまってすみません。この本の内容は、日経新聞で掲載されていた「私の履歴書」が書籍化されたもので、6割ぐらいは作者の経歴を辿りながら、作者自身がどのような人物なのか知ることができるようになっています。

ではなぜ?落ちこぼれではない落ちこぼれだと僕が感じたのか。それは、彼自身が自分自身を評価する時に「落ちこぼれ」だと評価しているものの、社会的に見た時に彼は疑う余地も無く成功者として評価されるからです。人の評価は他人がしているものが正しいと何かの本で読みましたが、それが当てはまるケースは大概、自己評価が他己評価よりも上回るケースではないでしょうか?その点、逆の評価をしている作者はそれだけで稀な人だと言えます。

とは言うものの、成功者と呼ばれる人たちは決まって、謙虚な姿勢というものを身に付けていらっしゃいます。そう考えると、稀だと言ったものの実は普通のことかもしれません。作者も作中の文体や内容から極端に謙虚に自己を評価し、表現しています。書いている内容が二転三転してすみません。

僕がこの本を通して感じた作者への印象は、「落ちこぼれ」と自らにレッテルを貼り、学生生活ではカンニング、卒業後も馬鹿なことをしていながら、一度腹をくくると決して妥協を許さず、結果が出るまで諦めず成功を納めていく姿が馬鹿な振りをした織田信長のようにも見えてきました。

◆血筋の影響はやはり大きい

経営者の家系だとここまで、待遇が違うのかというほど仕事の面では優遇されています。三男であった作者が社長になれたのは、まさに運、もしくは運命ですが、三男であってもビジネスマンとしての教養やセンスを身に付けるために海外でのビジネスの経験を積ませてもらえるのは、ただの社員には考えられないことだと思います。

もちろん、そういったチャンスをひとつひとつ利用し自分の成長へと結びつけたのは作者の努力の成果です。ただ、環境によってやはり与えられるチャンスというものはそれぞれ違ってくるというのをわからせてもらえる一例でした。

◆最後に

彼が経営者として成功した要因のひとつがこれらの言葉に詰まっていると思うので載せておきます。

今、社長業をしていて、つくづく思うが、日頃仕事に真剣に携わっているから物事のポイントが見えてくるのであって、行き当たりバッタリで核心をつかめるはずがない。また、地道な努力を続け、あらゆる角度から万全の備えをした後でなければ「運」などついて来るものではない。

上に立つ人の条件は、「誰を使って、何をやりたいか」という志を持つことだ。自分でやる必要はない。後はそれをいかにして実行していくかの問題だ。


今回は、読み終わってから数ヶ月が経っていたので、まとまりのない支離滅裂な感想となってしまいました。なるべく読み終えてすぐに書評を書くようにしないといけないな、と感じた一冊です・・・。