採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長 | Book Review’S ~本は成長の糧~

採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長

4763196057 採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長
安田 佳生

サンマーク出版 2004-10
売り上げランキング : 17,562
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
★★★★★★★★☆☆

この本は就職活動中に購入したものです。就職活動が終わってからすっかり忘れ去っていました。当時は、著者であるワイキューブ社長の安田さんの書籍3冊とも購入したのですが、この本だけは就職活動に直結していないと思って、読まなかったわけです。

◆社長に必要なのは「人材観」

採用のプロとタイトルにつけているだけあって、人材に関係する内容が豊富に書かれています。その中でも特に、社長に関して(タイトルに伸ばす社長つぶす社長と入れているので当然ですが・・・)書かれています。

仕事ができる人が必ずしも社長をしているわけではない。という考え方は今までの僕にはないものだったので、衝撃的でした。つまり、現代社会ではどんな人でも起業したいと思えば起業することができ、またビジネス自体も「たまたま」当たれば、一時的にでも売り上げを上げ成長することができるわけです。

また、仕事ができるといっても社長にとっては時にはその「仕事ができる」ことが弊害となってしまうこともあります。つまり、社員よりも仕事ができるために社長が全ての仕事と決定を下し、結果何も考えられず社長に意見を求めるだけしかできな社員ばかりが生まれるというわけです。

では社長にとって必要なものは何なのか、となった時に「人材観」が出てくるわけです。これは、社長が社員に対する考え方を表します。社員は社長を見て仕事をするので結果、社員の顧客に対する接客態度に表れてきます。

安田社長の実体験が印象的でした。それは、クライアントの企業に行った時、エレベーターを社員と待っていると、会長が出勤してきて社員はエレベーターに会長を先に乗せたというものです。

◆アウトプットの重要性

このブログを書いていることも、見出しに書いたアウトップトの重要性を感じているからなんですが、このアウトプットの重要性についても触れられていました。

研修やスキルアップを目指した学習だけではなかなか成長できないのはなぜか?

それはアウトプットする場を設けていないからと著者は書いています。

インプットすることはとても大切ですが、インプットするだけではその知識はまだ自分の中で消化されておらず、自分のものとして上手く活用することができないというわけです。さらにアウトプットを繰り返していくと、自分にとって今欠けているもの=次にインプットするものに気付くことができます。

アウトップトする場は、書く・話すが主にありますが、仕事の中で実践していくこと自体もアウトップトにつながっていくと思います。

◆ビジョン・理念の重要性

最後に引用して終わります。

昔は、お金や報酬によって、従業員のモチベーションをある程度高めることができたが、いまはもうできない。従業員のエネルギーを高めるためには、企業の中心となるビジョンや価値観、理念といったものをつくり、それを社員が共有していくことが必要なのだ。

ワイキューブではリッツカールトンの使用している「クレド」を採用し、これによって全社員に理念を浸透させるようにしています。理念があれば、判断するときに迷うこともなく、全社員が同じ方向に向かって仕事をすすめていくこともできるので、とても重要なことだと思います。

まだまだアウトプットが下手くそだな、と反省です。読んだ本をより短い時間で、簡潔にわかりやすく書いていくためにどうすればいいのか試行錯誤しながら続けていきたいと思います。

そんな僕が次に読もうと考えているのが、この本です。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因