チームリーダーの教科書
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チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる
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最近、読む本、購入する本、気になる本の中でインデックスコミュニケーションズが出版している本の割合が高くなってきています。少し前までは、サンマーク出版や幻冬社が目立っていたのですが・・・。自分の読む興味分野が変わってきたのか、と考えたのですが、前と比べて大きく変わったという気はしません。何より、こうして(古本とはいえ)またリーダー関係の本を手に取っていることが証拠です。ということは、インデックスコミュニケーションズが僕の興味範囲に合わせてきているということになります。(ないない
まぁ、とにかくインデックスコミュニケーションズの本は装丁がとてもキレイで、取り扱っているテーマも流行りのものが多くて好きです。
◆わかりやすく書かれたリーダー論入門書
本のタイトルに書いている「フジマキ流」は著者の藤巻幸夫さんのことです。彼は、現在「福助」の社長を経て、伊勢丹の衣料事業部長をしているそうです(もしかするとすでに変わっているかも・・・)。伊勢丹の有名な「解放区」も彼が94年に立ち上げ、成功を収めています。
本書は、
1.事前準備
2.チーム編成
3.ビジョンを掲げる
4.戦略を固める
5.チームの士気を高める
6.トラブルを防ぐ
7.次のリーダーを育てる
という流れで進んでいきます。リーダーはどのような人がなるのか、そしてどのようにしてチームは作られる(作る)のか、プロジェクト進行をより良く進めていくためにはリーダーはどのような働きかけをしていけばよういのか、そして次のリーダーを育て、自らがチームから離れていくまで時系列にそって書かれています。
各章の間には「福助」のプロジェクト成功事例が挟まれていて、本章の補足説明(具体的事例)としてより理解しやすいように工夫されています。また、「図解」とタイトルに書かれているだけあって、豊富に図が用いられています。具体的には1項目に1図、必ず右側は左側の説明をする図となっています。図の内容は本当にシンプルでかわいらしいものなのですが、図としてヴィジュアルで理解することの効果の大きさを実感することができます。
◆リーダーとは?
本の中で書かれていたリーダーの役割について自分なりにまとめてみます。
リーダーは、年齢や肩書きによって任せられるものではなく、「やりたいこと(ビジョン)がある人」が務めるものである。
リーダーはそのビジョンを多くの人に伝え共有していくことが始めの仕事。そして、そのビジョンに共感してくれる人を増やし、その中から適正や組み合わせを考え中がらチーム編成していく。
チーム編成では、気が合いそうな人同士を選ぶのではなく、様々な価値観や考え方を持った人を入れることを心がける。似たような感性の人たちばかりが集まるのでは、10のものを作ろうとしている時に、10のものしか生まれない。様々な感性の人たちの集まりは、衝突も多く、まとめるリーダーは大変だが、結果として10のものを作る予定が100のものを生み出すことになることも少なくない。そのような、一見バラバラなメンバーを1つのビジョンを共有することによって同じ方向に目を向けさせることがリーダーの役割である。
やりたいことがあり、そのことに対して責任を持つ覚悟のある人がリーダーになるのであって、リーダーは偉い人がなる、偉いからリーダーになるのではない。そのため、リーダーはメンバーから様々なことを教えてもらうことも大切であるし、ミスをすればメンバーに対してミスの理由・原因説明とともに謝罪することが重要になる。
リーダーはプロジェクトの進行を把握するために、現場に頻繁に足を運び、メンバーの様子や意見をすくい上げる努力を惜しまないようにする。また、プロジェクトが進むにつれて下がっていくビジョンへのモチベーションを維持するためにも、頻繁に言葉を変えてビジョンを、ビジョンの先にあるものをメンバーに語り、共有していく。
といったような内容が書かれていました。
◆まとめ
人は一人では生きていけないようになっています。そんな人生だからこそ、
確かなつながりを感じられる「人の輪」が広がることほど生きていて楽しいことはほかにない。
という著者の言葉(考え方)を持つことが楽しい、充実した人生を歩む秘訣なのかもしれません。
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