こんにちは。
「食の安全を守る人々」を観ました。
よかったです。
もう一回観たい。
ドキュメンタリー映画です。
公式サイト…
予告編を見るだけでも、伝わってきます。
危機にある、地球と、子どもたちの健康。
持続可能な未来は?
除草剤ラウンドアップを学校の校庭にまく仕事をした男性がガンに。
裁判を起こし勝訴する。
お子さんのひどいアレルギーや自閉症が、
食事を変えたら治った母親が立ち上がる。
遺伝子組み換え食品、ゲノム編集食品は安全なのか?
韓国の小学校ではオーガニック給食が普及している。
日本でも給食をオーガニックに変えようとする人たちがいる。
農業と食は、未来を守れるか?破壊するか?
問われている。
アメリカ在住の女性、ゼン・ハニーカットさんの話が衝撃的。
長男さんのひどいアレルギーが、農薬の残留した小麦を避けて、
オーガニックの食事に変えたら劇的によくなったという。
そして、次男さんの自閉症。
やはりオーガニックの食事で治ったという。
いろいろな原因があると思うけど、
食べ物(の中の農薬や添加物など)が原因の自閉症もあると。
ネオニコチノイド系農薬の出荷量が増えていくグラフと、
発達障害児が増えていくグラフの、増え方が同じ。
そして、ゼンさんが除草剤に反対して活動をしたら、
ゼンさんの夫が仕事をクビになったという。
さらに衝撃なのは、
ゼンさんご家族に、除草剤を浴びせかけた事件があったことだ。
ヘリコプターで。
ひどい。
傷害罪だ。
いちばんたくさん浴びた次男さんは、エーラス・ダンロス症候群になり、
いまも闘病中だという。
でも、ゼンさんをサポートする夫さん。いいなあ。
ゼンさんが声をあげたことで、アメリカの母親、親たちが立ち上がった。
そして、アメリカのスーパーマーケットに、
オーガニック食品のコーナーができるようになったのだ。
そうえいば、うちの近所のスーパーも、
ふつうのスーパーの一角に自然食コーナーや有機野菜コーナーがある。
日本も少し変わってきたのかも。
「少しでいいからオーガニックのものを買いましょう」
「そうしてオーガニックの農家を支え、スーパーの売り場を確保し、未来を守りましょう」と呼び掛けるゼンさん。
全部オーガニックにすると高額だけど、
少しなら買える。
うちも、無農薬無肥料のお米を毎年、少し買っている。
ゲノム編集の魚を作っている研究者が、
「むしろ、ゲノム編集です」と魚に表示して売ってほしい、と語る場面は印象に残る。
政府は遺伝子組み換えやゲノム編集の表示をしないように法律を変え始めている。売れないから。
でも、ゲノム編集の食品を作る研究者は、誇りに思っていて、
「ゲノム編集だからと選んで買ってほしい」と笑顔で胸を張る。
消費者と感覚がずれている気がする…。
ところで、ゲノム編集するときに抗生物質耐性遺伝子が入ってしまうので、それを食べた人は抗生物質が効かなくなってしまうそうだ。
また、食べた人が今、大丈夫でも、
その孫世代の健康に影響が出る話も、こわかった。
「自分は食べても大丈夫」と思っても、
子どもや、そのまた子どもたちに影響が出るとしたら、大丈夫ではない。
遺伝子組み換え食品を食べさせたネズミが、ガンを発症する。
そういう実験結果があっても推進されるのはなぜなのか?
モンサント社(現バイエル社。名前を変えたのか…)は「除草剤ラウンドアップの主成分グリホサートは、「人体に残留しないから安全」と主張している。
そこで、日本の国会議員23名を含む28名の毛髪検査をしたら、
19名の毛髪にグリホサートやその成分が残留していたそうだ。
ラウンドアップは、日本のホームセンターでも大量に販売されているそうだ。…。
日本の上田市の保育園で、
ふだんの園児の絵と、
農薬の空中散布があった後に描いた園児の絵が違うことにも驚いた。
絵がぐちゃぐちゃになっているというか…。
子どもたちの脳神経に作用している可能性は高い。
農薬の空中散布反対運動をした、保育園園長の田口操さん。
上田市では、空中散布を廃止したそうだ。すごい。
田口さんは化学物質過敏症でもあり、その活動をなさるシーンも出てきた。
日本は、農薬の基準が諸外国に比べて、ゆるい。
しかも、さらにゆるくなっていく。
遺伝子組み換え食品の規制も、ゆるくなっていく動きがある。
経済が優先されてしまっている。
子どもたちの未来が危うい。
韓国では、小学校の給食にオーガニックの食材を使っているそうだ。
そのため、オーガニック農家も増えたという。いいなあ。
しかも、給食が無償だという。
子どもたちに税金を使ってくれていてうれしい。
日本でも、給食をオーガニックに変えようという動きが一部にある。
千葉県のいすみ市では、学校給食のお米を、無農薬で化学肥料を使わないお米に変えたそうだ。
ぜひ、全小学校に広まってほしい。
映画に出てきたゼンさんの本です!
・「UNSTOPPABLE(あきらめない) ~愛する子どもの「健康」を取り戻し、アメリカの「食」を動かした母親たちの軌跡」
(ゼン・ハニーカット著 松田紗奈訳 現代書館)
関連映画
・「いただきます みそをつくる子どもたち」をみて
・「いただきます ここは、発酵の楽園」をみて
・「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」をみて
「心の育児」クラス
2021年9月11日(土)10:00~11:30 オンライン
2021年9月11日(土)13:30~15:00 オンライン
2021年9月28日(火)13:00~14:30 豊倉助産院
2021年9月28日(火)10:30~12:00 豊倉助産院
「乳幼児から知っておきたい性教育のお話 心と体を守る女の子&男の子育児」
「パートナーとのコミュニケーション 心を伝える7つのヒント」
「自分の親とのコミュニケーション 大切な7つの知恵」(実父母・義父母)
「心の育児 コロナ編」 (ユーチューブで自由に視聴できます)
母乳110番 母乳&混合なんでも電話相談
TEL 080~5413~8033 無料(通話料のみ)
・2021年9月10日(金)10:00~12:00
・2021年9月24日(金)10:00~12:00
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