「先生。。。わたしは何を軸に作っていったらいいのか。。。他の受講生さんみたいに定まらないし、わたしは何をするにも遅くて。。。」
そんな呟き
お菓子を探究し、作っているみなさんは
いつかは〇〇を極めたい！
とか
お菓子を売りたい！
とか
お菓子の先生になりたい！
などなど
将来的な目標が明確な人もいれば
彼女のように
どこか自分の方向性がモヤモヤしてる人も
もちろんいる。
わたしが気になるのは
「〇〇さんはやりたいことが明確なのに。。。」
このワードだ。
自分と他の人を比べて、
自分は出来て無いと
モヤモヤしてるのは
時間の無駄でしか無い。
他の人より自分は劣っていると
自分で自分を低く設定しがちなのは、
謙虚でもなんでも無い。
ただただとても残念なことだ。
謙虚さとは違う。
自己肯定感が低いというのは。
他人(ひと)は他人(ひと)
自分は自分だ。
「わたしは何をするにも遅くて」
「ダメなの？丁寧に作ってるってことでしょ？
自分のリズムで作ることは
悪いことじゃないでしょう？
現場でやってるわけじゃ無いし」
行動することすら否定形だ。
正直、現場でもたもたしてると
確実に叱られるが
自分でやるなら叱られることは
全くない。当然ながら。
お菓子はひと通り作れるし感覚的にも悪くない
でもモヤモヤしてる人の傾向としてちょっと上げておくと
ひとつのアイテムをしっかり作り上げることをしたことが無い人が多い気がする。
どういうことかというと
パウンドやりますと言っておきながら
はじめの2、3回くらいは焼成するが
すぐに他のもの作りはじめる
例えば
シフォン焼きましたぁ
クッキー焼きましたぁ
と
あれ？パウンドは？もう終わり？？？
他のお菓子を作ることが悪いわけでは無いが
よし！出来た！
いい感じのパウンド仕上がった！
と自分が納得のいくところま到達していないまま中途半端で終了。
それでは自分の方向性は見えてこない。
見ようとしてないとも言える。
どんなお菓子も上手に作れてしまう方は
そうなりがちだ。
自分の方向性がしっかり見えてる人は
とことんひとつのアイテムを
掘り下げて掘り下げてブレがない。
たとえ違うアイテムを作ったとしても
どこか繋がっていて、違うものを作る意味、理由がはっきりしている。
お菓子作りのたのしみ方はひとそれぞれだ
しかし
自分の方向性でモヤモヤしてるならば、一度しっかりひとつのアイテムにとことん向き合ってみて欲しい。
必ず、自分のやりたいことのヒントが見えてくるはずだ。
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