美術展入選のための傾向と対策4
さて
きれいな
花の絵を断念した私は
それじゃー
その前の年に亡くなった父を描こうかな～
と、人物画に切り換えたのですが
あとから考えると
この選択が良かったのです
人物画ってライバルが少ないんです
風景とか
静物の絵だったら
描き上げた後、自分の家に飾ることもできるし
人にあげることもできますよね。
けれど
人物画は、とっても飾りにくいでしょ～
30号（910×727mm）のサイズ
額に入れたらふすま半分ですよ
こんな大きな人物画飾ったら
自分の家に別の人間がいる感じになります
と、まあ
こんな、理由から、人物画を描いて
出展する方はすくなかったんです。
美術展入選のための傾向と対策3
審査員方々に「おっ」と思わすのは
他の絵と比べて独自性があること。
平たく言うと、見飽きた絵ではないこと
だって、審査委員の方々って
1日に何百枚の絵を見るんですよ
そりゃー、飽きますよ
今が真っ盛りで咲き誇っている
黄色のヒマワリの絵が何枚もつづいた後で
盛りの時期が過ぎ
花びらも葉っぱも茶色くしおれて
首をたれているヒマワリの絵を見れば・・・・
インパクトありますよね
そうして
「去り行く季節」とか
「移ろう若さ」とか
ヒマワリの種が描き込んであれば
「次の世代につながる
生命力」とか
テーマ性も感じるでしょ～
モチロン
画家さん自身が
しっかりとしたテーマをもって描いていなければ
審査員の方がたには伝わりませんよ
念のため
（画像はウィキペディアのヒマワリからです）
美術展入選のための傾向と対策2
「勤労者美術展」入選の
傾向と対策のアドバイスによると
きれいなだけの花の絵は、入選しにくいとのこと
花の絵を描くつもりだった私はガックリ
作戦変更して
人物画を描くことにしました
公募展の審査の第一段階の目的は
応募作品をある程度の数までに絞り込むこと
つまり、入選作をピックアップするのではなく
落選となるものを決めていき
残った物を入選作品とするのです
審査はこんな方法で行われるそうです。
まず何百と言う応募作品を
審査員の方々が並んで座っている前に
順番に運びます。
五人審査員がいるとすれば
その内 三人以上の
手が挙がった作品は
入選候補部屋に運ばれ
手が挙がらなかった作品は
落選部屋に運ばれます
規定の入選数より、入選候補部屋の作品数が
多い場合は、もう一度この作業が繰り返されます。
一度、落選部屋に運ばれた作品に
敗者復活はありません
入選作品となるためには
審査員の眼に触れた最初の段階で
「おっ、これは残しておこう」
と、手を挙げていただくことが肝心です
「良くも、悪くもないけど。。。」と迷われてしまい
手が挙がらなければ
ひえ～っ 落選部屋なのです。
美術展入選のための傾向と対策1
初めて描いた油絵で
あろう事か「勤労者美術展」で入賞出来たのは
お店のお客様の画家さん達のおかげでした
私が、「勤労者美術展」に応募するお話をすると
お客様がご自分の経験を踏まえ
「勤労者美術展」の傾向と対策を教えてくださったんです
■「勤労者美術展」では
オシャレな絵よりも
勤労者の日常を感じさす絵の方がベター
■つまり
外国の名所のきれいな風景よりも
畑で農作業している人を描いた方が入選しやすい
■花の絵の場合は
きれいなだけの花の絵ではダメ
■ヒマワリを描くなら
盛りを過ぎて立ち枯れて、花の首が下を向いてるぐらいがＯＫ
■器用に苦労なく描かれた絵よりも
へたくそでもその絵を描いた情熱が感じられるものが評価される
皆さんのお話を総合してみるとこのようなことでした。
へぇ～、そうなんだ
ちっともしらなかった
勉強になります
きれいな花の絵を描くつもりだった私は
予定変更です
私の油絵3
実は
「お父さん子」と画題をつけた油絵は
私が初めて描いた
油絵でした。
初めて油絵を描きながら公募展に出品
あろう事か入賞出来たのは
本当にラッキーなことでした
そのラッキーを可能にして下さったのは
お店のお客様の画家さん達
お客様が応援してくださらなければ、
初めての挑戦で30号（910×727mm）の絵を描き上げることは
出来ませんでした
有り難うございます。
大きな声では言えませんが(笑)
画家さんって本当に変人が多いんです
でも、私はそんな変人の画家さんが大好きです
私の油絵挑戦のドタバタを書いていきますね。
油絵に興味は有るけど
まだ描いた事のない方の参考になればうれしいな～