皆さんは、千と千尋の神隠し に都市伝説があることはご存知でしょうか…
今回は、この都市伝説について語ろうと思います。
ズバリ、
「幻のエンディングについて」
です。
実は、自分はこの幻のエンディングを観た(と思いたい)派です。
勿論そんなものは存在しないはずです。
配給会社の東宝もジブリも公式にこの都市伝説については完全否定しています。
自分はモヤモヤした状態の観た派より、観てない派の意見になりたいぐらいですw
では何故そのような話をするかというと、この話には面白いことがあって、
「観た」という既視感を持っている方が意外にいる。
1割ぐらい要るんじゃないか…という現象が起きていたりします。
きっとないんだろうけど、
もし共感出来るところがあれば、
嘘として割り切るもよし、
自分だけが観た宝物にするもよし、
僕の解釈のように楽しむのもよし、
こういう都市伝説があるんだ。と参考程度に読んでいただければと思います。
今現在、テレビやDVDでの千と千尋の神隠しのラストシーンは、
「若干俯瞰した視点で、トンネルとは逆方向に車が走って木に隠れて見えなくなる…。」
という終わり方なんですが、
実はこの後の続きが、まさに幻のエンディングです。
(都市伝説全てのシーンを入れると、大体5分くらいなのかな?)
でも僕は、もう殆ど覚えてないのです…
しかし、1シーンだけどうしても記憶にこびりついているシーンがあるのです。
僕は観た派の人間だったので、2016年までは、
『どうして、テレビ版は途中でED入るんだろう。尺の都合上だろうなぁ〜。
ノーカット版ってイヤイヤ切ってるし。』
と、ずっと『テレビで流す映画ってやっぱりテレビ局側の都合の良いように流されるんだな。』と思ってましたが、
ふと思ったことに調べてみたら、都市伝説であったことが発覚!!
2001年に公開され、映画館で観た時から、
およそ15年の時を経て、都市伝説という真実に到着した限りでございますww(^▽^;)
(日テレさん…とりあえず、謝っときますw)
で、本題の幻のエンディングは、
主に5つのシーンから成り立っているので、それをまとめて書き記します。
(あるyoutubeの都市伝説検証動画を参考にしてます。(個人的に一番分かりやすく、検証がしやすい動画だった為)
ちなみにこの作成者さんは、都市伝説コピペ内容を元にマインクラフトで再現しているのですが、その都市伝説を唱えている方は、
「実際に公開当時映画館で流されてました。アフレコも映像化もされている。」と唱えています。動画のURLは、下記になります。
https://m.youtube.com/watch?v=gILVEGWQtPQ&feature=youtu.be
千と千尋 幻のラストシーン2 【minecraft】)
①千尋が車の中で来る前に着けていた髪留めが銭婆から貰った髪留めに変わったことに気が付き不思議がる。
(何故かは覚えていない。)
②新居に向かう途中、丘から引っ越し業者が既に到着しているのが見え、母が「もう業者さん来ちゃってるじゃないの〜」と父親に怒る。
③新居に到着後、引っ越し業者の1人から「遅れられると困りますよー」と注意される。
④千尋が1人何気なく新居の周りを歩いていると短い橋の架かった緑ある小川があることに気付く。
⑤橋から川を眺めていると千尋は一瞬ハッと悟ったかのような状態になりこの川がハクの生まれ変わり、新たな住み処であることに気付いた?かのように意味深に物語が終わる。
と、いった風に…
「千尋とハクが再会するグッドエンド寄り」の様な展開になってます。
自分は、
①に関しては、完全に記憶にない感じです。
②③はに関しては、観たというより聴いたことがある感じが強く、記憶がかなり曖昧です。映画の冒頭のシーンとごっちゃになっているイメージが強い為、これも対象外にします。
しかし、④⑤に関しては、観た記憶があります。
「千尋が橋の真ん中に立ち、小川見つめる。」
このシーンの記憶が今回投稿した画像になります。
(一部画力で再現出来てませんがw…失敬、一部所では無いことは予め御了承願いますorz)
この小さな橋に関しては、劇中何処にも出てきていないので、捏造出来るようなシーンと差し替えることは出来ないと考えております。
なのに鮮明に覚えています。そこだけは…
(絵は、⑤のシーンの想定で描きました。#千尋 が小川をじっと見つめるシーンです。
トレース元は、千尋がトンネルを振り返ってじっと見るシーンです。)
で、ここで疑問が生じるのが、
「幻のエンディング」が存在すると、あるシーンの意味合いが意味をなさなくなってしまうという欠点があります。
そのシーンが、
この間TVでやっていた千と千尋の神隠しを観てたんだけど…
「大当たり〜」の後、千尋とハクが手を繋いでトンネルがあった場所まで行くんだけど、
ここでの二人の別れる手に注目すると、
ワザワザ二人が握り合っている手だけを描写しており、
この時、千尋は再びハクと会えると信じているから直ぐにハクの手を離します。
一方ハクは、手を離した後も手の位置はそのまま。まるでなごり惜しむかの様に、しばらく時間が経つとゆっくり手を引っ込めます。
このハクの手の描写は、明らかにもう千尋とは会えないことを示唆しております。(湯婆婆に八つ裂きされるエンドが待ってます。)
となると「幻のエンディング」の方で二人が再会できてしまうと、ハクのなごり惜しむシーンが無駄に終わってしまいます。
言うなれば、今のDVDやテレビ版には、要らないシーンなのです。
しかし、当時劇場公開で観た記憶には、ハクの名残惜しむ手の動きの描写なんか全然興味無かったし、どんな動き方だったかなんて全然記憶にありませんww
(もし劇場公開時のハクの名残惜しむ描写が無ければ、幻のエンディングとして成立してもおかしくないのですが…(^▽^;))
それと他には、
宮崎駿監督の性格から考えてみると…
宮崎駿監督は、再会エンドを望んでいなかったのでないかと思います。
誤って公開された幻のエンディングバージョンは、一つの作品として成立しなければならない映画を、
宮崎駿監督の監督としてのプライドが許さなかったのでしょう。
だからこそ、東宝もジブリも「否定」という形を取らざるを得ないといった見解です。
宮崎駿監督は、引退宣言ですら何回も撤回する狸オヤジですしww
それともう一つ…
一番あり得ない怖い解釈の仕方ですが、
千と千尋の神隠しに「サブリミナル効果」なるものを差し込んだのかもしれません。
(ジョジョの奇妙な冒険 第6部のカタツムリ現象を知っている方は、僕の言いたいことが分かると思います。)
そんな事が出来るとは思いませんが、
24コマ中1コマに、幻のエンディングの画像を差し込み続け、
まるで幻のエンディングを観たような感覚に落とし入れている。という壮大な実験が行われたのでは?
と考えると非常に面白いです。
しかし、映画へのサブリミナル効果は、本当に効果があるのか明確には分かってません。
しかし日本では1999年に日本民間放送連盟 が
「通常知覚できない技法で、潜在意識に働きかける表現はしない。」
として、サブリミナル効果を映像に用いるのは禁止しています。
(昔のアニメには、よくアニメーターの遊び心として、24コマ中1コマに意味のない画像を差し込んだりしたそうです。コマ送りにすると見れます。
例:シティーハンター3 の第11話で麻原彰晃 の顔がワンフレームだけ差し込まれている。)
もし、その様な手法を使っていたのなら、当然東宝やジブリは、公式的には「否定」せざるを得ません。
しかし、その場合は②③のセリフまで視聴者に植え付ける必要がある。ことを考えると、
映像や音も視聴者に植え付ける新種の「サブリミナル効果」(ジブリ流)をやってのけたのかもしれません。
そう考えると、中々恐ろしい事をジブリは堂々とやっていた…みたいな恐怖すら感じますw
最後にもう一つは、僕の楽しい解釈の仕方ですが、
宮崎駿監督が視聴者への映像の「神隠し」を行ったのでは?と思ってます。
「観た視聴者」と
「観ていない視聴者」で
わざと食い違いを発生させている。
そう、それはまるで視聴者自身がトンネルの向こうで起こった出来事を
覚えているのか、
覚えていないのか、
の感覚と同じなのだと思う。
もし、千尋がトンネルの向こうの出来事を覚えていたとしても、その話を一体誰が信じるのだろうか…と同じことなのだと思います。
だから、宮崎駿監督はわざとこの都市伝説に対しては、ノーコメントのままにしているのかもしれません。
宮崎駿監督としては、「してやった!w」と心の中でほくそ笑んでいるのかもしれませんw
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以上が、「千と千尋の神隠し」の都市伝説「幻のラストシーン」の一つの楽しみ方です。
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最後に関係無い話ですが、
引退を撤回した宮崎駿監督。
次に作る作品はファンタジーではなく、
「近未来SF系」だと、個人的には胸が高まります。
(オンユアマーク の長編的な。)
ファンタジーは、もうやり尽くしてる感じがあるので…新しいジャンルで勝負してほしい気持ちがあります。