坊主・落語 OFFICIAL BLOG -280ページ目

「ごめんね」や「ありがとう」を 伝える時をもとう。


大切な友人Kさんが今、家族と向き合おうとしています。

家族に想いを伝えるということ。

もしかすると、人生で一番、「勇気」がいることかもしれません。


「いやいや清水の舞台から飛び降りる方が、ましだよ!」

なんて思うほど、怖さを感じます。

でも、だからこそ人生で一番「大切なもの」がそこにあるのではないかと想うのです。


人生の大きな舞台から、いざ飛び降りようとしてる友人の

背中をちゃんと押せるように(笑)、この詩を贈ります。


「最後だとわかっていたなら」 ノーマ コーネット マレック

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう


あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめてキスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう


あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう


確かに いつも明日は やってくる
見過ごしたことも取り返せる
やりまちがったことも
やり直す機会が いつでも与えられている


「あなたを愛してる」と言うことは
いつだってできるし
「何か手伝おうか?」と声をかけることも
いつだってできる


でも もしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるとしたら
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい


そして私達は 忘れないようにしたい


若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめるのは
今日が最後になるかもしれないことを


明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから


微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと


だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だと言うことを
そっと伝えよう


「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

$坊主からの手紙


この詩を読んたとき、「よし!!」と意気込んで

家族に立ち向かったものの、むなしく撃沈したのを思い出します(笑)

だけど上手くいかなくても、意識し「続」けたことで変化してきました。(まだまだ途中ですが)


「達成しよう」と鼻息をあらさずに

「積み重ねよう」と力を抜いてみるといいかもしれません。

大丈夫、幸運を祈ってます^^

坊主コーチ

どこか「名言みたいなこと」を伝えようとしてました。


「ハーブティ、お願いします」

「ミントですか?」

「・・・ミントがお勧めですか?」

「いえ、この前もミントを頼んでましたので^^」


よく行くcafeで、店員さんと

こんなやり取りをした。


たった数秒のやり取りで

すーっと疲れがとんでいく。


運んできてくれたハーブティは、もちろん美味しかったけど

たった数秒のそのやり取りが、

美味しさをより増してくれたのは間違いない。



たった一言、二言で

こんなにも幸せな気分になれるんだなあ。


どこか名言みたいな良いことを伝えようとしてる自分にとって

拍子抜けした事件でした(笑)



特別なことじゃなくて

自然とわいてくるそれを

伝えればいいんだなあ。



すごく「暖かさ」を感じました。

店員さん、ありがとう^^


本つい忘れること

特別なことじゃなくて、いいんだ。

「お坊さんになりました。」


ずっと逃げてきましたが

とうとう、「お坊さん」になりました。


周り道をしましたが、いや周り道と言っても

コーチング・心理カウンセリングをやってきたので

「心」というコンセプトからはズレてはないか。


まあ、ともかくお坊さんです。

と周りにいうと、定番のようにこう返ってきます。


「お肉食べないの?」

「お酒飲めないの?」

「彼女つくれないの?」


インドやチベットのお坊さんはともかく日本のお坊さんは、ふつうの暮らしです。

お肉も食べれば

飲み会もするし

恋でもしっかり悩みます(笑)


お坊さん=俗世間というのは、遠い国のはなし。

あ、もちろん、日本にもちゃんとしたお坊さんはいますが、

日本のお坊さんは、世間の暮らしとそう違わない。



お坊さんが結婚してるのって日本ぐらいじゃないかな。

去年、フランス人に「父はお坊さんです」って言ったら

「どいうことだ!?」と彼の目ん玉が飛び出そうでした(笑)



仕事で、恋愛で、人間関係で、二日酔いで、ふつうに悩む。

そんな変わった国のお坊さん。

だからこそ、伝えれないものもあるし、

でもだからこそ、伝えられるものもある。



特別なことは伝えれない。

だけど、だから自分なら伝えられること。

そんなメッセージを日々、感じ、丁寧に「伝」えて生きたい。



あえて、言葉にするとしたら

それを「使命」と呼ぶのかもしれません。


今日はちょっとした、決意表明です。

堤 祐弥