二宮金次郎も 大切にしていた考え方。
小さなことを積み重ねることが、
とんでもない所に辿りつくただ一つの道 イチロー
「小を積んで、大を為す」は、あの二宮金次郎も
大切にしていた考え方だそうです。
金次郎の家は、もともと地主(裕福な)農家の生まれ。
しかし、父母が早くに亡くなり土地を取り上げられてしまいます。
金次郎はそのどん底から、見事大地主へと返り咲くのですが
驚くのはそれを、10代のうちにやってのけるのです。
一体どんなことに取り組んだのか?、というと「少しの油菜の種を、まく」でした。
しかも、荒れ地にです。お金がない金次郎は、少しの種と荒れ地しかなかった。
それが、種をまき始めたのが15歳。
コツコツと耕しては植えること5年。
取り上げられた二宮家の土地を、買い戻すとこまでたどり着きます。
きっと金次郎は、知識も道具も優れたものではなかったと思います。
当たり前のことを、やり続けたんでしょうね。
今、本屋に行けば「成功するための○○のテクニック」みたいに
色んな技術・方法論が、あふれてますよね。
自分も「へぇ~、すごい!」と読んだりするのですが
でも、本当に人が成長するのは
「そんなの、当たり前だよ」ということを
積み重ねることなのかもしれません。
とんでもないところには辿りつく方法は、
小さなことを積み重ねること。
イチローの言葉を、今一度考えてみようと思います。

何を、積み重ねますか?
「早く」と「上手く」。
「早く」やろうとすると、
かえって遅くなる。
「上手く」やろうとすると、
想いがズレてくる。
仕事、人間関係、いろんなことに
あてはまることではないでしょうか。
今年の4月から、練習しはじめたお経も
少しずつ、少しずつ、読めるようになってきました。
ゆっくりでも丁寧に。
下手だとしても、想いをこめて。
「早く」「上手く」を考えてた時は
何かと、誰かと競ってたんだなあ。

競ってませんか?
気にならない領域。
あの人が、こんなことするんです。
この人が、こんなこと言うんです。
あの人や、この人に「怒り」をぶつける
そんなの時間を
あなたの時間にしてほしい。
あなたが本当に望んでることに
時間をそそぐのはどうだろう?
本当に望んでることに
夢中になっている時、
あの人も、この人も気にならないもんなあ。

何に、時間をそそいでますか?