「それは、自分の人生に必要なのか。」

幼稚園は、いつもおじいちゃんが
自転車で迎えに来てくれた。
囲碁をしたり、散歩したり、いつも一緒だった。
そんな大好きだったおじいちゃんは、
小学2年生の時に亡くなった。
それでも、事あるごとに
おじいちゃんには相談をしている。
お墓の前でだったり、心の中でだったり。
「ゆうや、お前は本当にそれがしたいのか?」
他の人が持っているものを、追い求めてるなあと
反省することは度々あります。
本当に、自分の人生に必要かを再度チェック。
おじいちゃんの前では、素直になってしまう。
それはずっと変わってないですね。
あの人が、周りが、世間が、ではなく
心の奥からの声で動きたいものです。
ちょっと最近、ブレてたので修正、修正。
骨折して治った骨は、以前より強い骨に
なっているそうです。
人もまた同じではないでしょうか。

本当にそれを求めてますか?
「小さいころ、君はね。」

土日休みは、お寺にお墓参りにくる
家族連れがチラホラ。
「こんにちは~」と挨拶して
顔を覚えてもらったりしてます。
まだ、知らない人が多いので。
先日の土曜日に、ある家族のお子さん。
3歳ぐらいの子が一生懸命、お墓に
「バイバ~イ、バイバ~イ」と帰りの挨拶。
ずっと、バイバイをして
帰るの渋っていて
ご両親は、もう帰るよ、という様子。
この子は本当に、おじいちゃんと会話しに
来たんだなあ、と胸が暖かくなりました。
素直っていいな。癒されるなあ、と
3歳の子が教えてくれた。
というよりも、想いださせてくれた。
その子は、どんな大人になっていくのだろう。
高校生ぐらいになったら、今日の話をしてみたいな。
「君は、こんなことをしてたんだよ」って。
高校生の君は、どう思うだろうか。
恥ずかしがるかな。
ちょうど反抗期かもしれないしね。
血は繋がってないけど、
家族のように、町の子ども達を見守っていく。
それもお坊さんの、お寺の仕事なんだろうな。
もっと、ちゃんとしなきゃなと想う
今日この頃です。