昨日は、ケースをご覧いただきました。
遅くなりましたが、今日は、Bry.ブライオニアのマテリアメディカをご紹介いたします。
ブルーローズのブログをご覧いただいているかたには、Bryブライオニアは、もうずいぶんおなじみのレメディとなっていると思いますが、これまでは、急性のレメディとして、身体的症状の特徴に基づいて服用していただいてまいりました。
もちろん慢性のレメディとしても用います。
昨日のケースでは、少し精神的症状も関係しましたので、今日は、精神的症状・身体的症状ともに、ご紹介させていただきたいと思います。
Bry.ブライオニア
植物。ウリ科のつる性植物。ホワイトブリオニー。
特に関係の深い部位 （レメディは、全身に関係するものです）
循環器・血液・漿膜(頭・胸・心臓・腹)・肝臓・運動系(神経・筋肉)・関節・リンパ腺・右側
主な精神的特徴
「乾燥」精神的渇き。安全・安定・保障を求める。
金銭的に安定していても、貧困・物質的支えの喪失を病的に恐れる。
家やお金など自分を物質的に安定させるものに執着し、懸命に働く。
現世的価値にしっかり根づこうとする。
経済的安定を得ることが生きる目的。
非常に勤勉で多忙。真面目。
ビジネス志向。お金や仕事の話ばかりする。
物欲が強く節約家。唯物主義的。
ビジネス・精神的肉体的尽力・疲労困憊の夢を見る。
物質面の安全が脅かされるとイライラ・不安・失望する。
不調の時は引きこもる。社交の場では脅かされるように感じる。
譫妄状態の時は、（家に中にいても）家に帰りたいと言う。
自分を守るために接触を避け、隠れようとする。
社会との接触を持たず、家族・友人・共同体から派生する安定感を自分に許さない。
頼れるのは自分一人だけ。疑い深い。
打ち解けない。孤独を好む。一匹狼。
他人に依存するのを嫌う。
責任感があり、経済的破綻時には家族の面倒を見る、頼りになる人。
他人の感情には無神経。
無口で頑固。片意地をはる。
慰め・好意・援助にも苛立ち憤る。
質問に答えない。人に干渉・邪魔されるのを嫌う。
安全を感じる場所で一人になりたい。
境界を作り、静けさを保ち、ドアを閉めることのできる環境を強く求める。
子供はおんぶや抱っこを嫌がる。気まぐれ。
情緒的なもの・芸術・哲学を愛する気持ちはあまりない。ドライ。
精神・感情の鈍麻。回復への絶望。
雷・窒息を恐れる。
古い習慣を変えない。
定評のあるものを偏愛。
主な身体的特徴
強い乾燥と激しい痛み。
水分代謝の障害を補うため大量に欲するが、枯渇感が消えない。
脱水状態。癒せない喉の渇き。
水に対する執着が強く、排泄しないため（汗・尿）、新たな水分を吸収できない。
分泌物はわずかで粘性がある。
乾燥した皮膚・粘膜・唇・乾いた咳・便秘。
経血がなかなか出てこない。
水分不足のため、わずかな動きでも痛みが悪化（一度に大量に飲む）。
重く縫われるようなシクシクした痛み。鋭く刺すような痛み。
患部を固定・圧迫すると改善。
行動の機敏さ・柔軟さが制約され、症状も進まない。
ゆっくり始まる炎症性の症状（Gels.ジェルセミウム）。
数日かけてだんだん悪くなる。
症状の改善も遅く、症状を出し切れない。
呼吸するだけでも痛いので、浅い呼吸をして、姿勢を変えるのを避け、体を硬くしてじっと静かに寝ている。
痛みが極度に強くなると、逆に落ち着きがなくなる（Rhus-t. ルス・トックス）。
口内が渇き、苦みを感じる。
舌が白や茶色の苔で覆われる。
温血タイプ。顔面は暗赤色。ほてってむくむ。
寒さと熱さが共存する時に悪化。
リウマチ性の痛みは温かくすることで好転、充血性の痛みは冷やすことで好転。
頭部 片頭痛(左) 頭重感 充血性の破裂しそうな、割れるような痛み 左目の上・額・前頭部から頭蓋骨基底部・後頭部に放散 寝返りや動きでめまい すべての物が回るようなめまい
咳 痛みの激しい乾いた咳 鋭く刺すような、走るような痛み 胸を手で押さえなければならない 血の混じった痰
気管支炎 肺炎・胸膜炎(右) 乳腺炎 熱く硬くなり、腫れて重い わずかな動きでもズキズキと鋭く痛む 赤くはない
消化器系 吐き気(起き上がると) 胆汁・水の苦い嘔吐 胃が重い 食後の腹部膨満 疝痛 虫垂炎 腹膜炎 極度の便秘（硬く乾燥した大きな黒い便） 下痢(暑い季節に冷たい物を飲む時)
神経痛 坐骨神経痛 寝返りが打てない腰痛 関節痛(Arn.アル二カの後に) 捻挫 脱臼 骨折 リウマチ
風邪 インフルエンザ 麻疹 おたふく風邪 熱中症
（冷・温）飲み物・牡蠣・温かいミルク・コーヒー・ビール・ワイン・酸味のある食べ物を欲する。
コーヒー・脂っこい食べ物・肉類・ミルクを嫌悪。
【好転要因】
強い圧迫 痛い方・左を下にして寝る 静寂 休息 発汗 (冷・温)飲み物 冷たい食物
【悪化要因】
動き（わずかでも） 触られる 話す 眼球運動 深呼吸 起き上がる 咳 くしゃみ 飲食 豆 キャベツ フルーツ パン 天候の変化 乾燥した寒い天候 冷湿布 午前中 午後９時 睡眠中 新月 風邪をひく
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クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。