《続き》


コンコン✊


辰哉「○○?お兄ちゃんだけど、入って良い?」


私「良いよ~(-△-)」


机の上に腕を置いて頬杖をつきながら返事をする私。


ガチャ🚪


辰哉「目黒、帰ったの?何か、めっちゃ不機嫌そうだったけど何かあった?」


私「へっΣ(//º□º//)💓!?べ、別に何も無いよ(^▽^;)?」


『まさか目黒くんにキスされたなんて、口が裂けてもお兄ちゃんには言えない…言ったら最後、目黒くんがお兄ちゃんに抹殺されそう(¬▽¬;)』


辰哉「本当に?お兄ちゃんに隠し事は無しだよ?」


私「分かってるよ💦お兄ちゃんに隠し事なんかしてもすぐバレるから無駄だって分かってるし😅」


辰哉「ふ~ん。分かってるなら良いけど…」


私「話はそれだけ?だったら私、お風呂に行きたいんだけど…😅」


辰哉「ああ、うん。話はそれだけだから…邪魔して悪かったね😊」


部屋から出て行こうとする辰哉お兄ちゃん。


辰哉「…本当に隠し事してないよね(¬"¬)?」


念を押して私に聞く辰哉お兄ちゃん。


私「してないからッ😣💢早く出てって!」


イラッとして口調がキツくなる私。


辰哉「○○が冷たい(;∩;)」


私「泣き真似とか要らないから💢早く出た出た✋😣✋」


辰哉お兄ちゃんの背中を押して部屋から追い出す私。


パタン🚪


私「全くもう!お兄ちゃんの過保護にも困ったもんだよ😡💢」


『明日、どうしよう?目黒くんに逢いづらいな😖』


次の日、目黒くんと顔を合わせるのが気まずかった私はいつもより早く家を出て学校に向かった。


駅のホームに着くと、私はカバンからスマホを取り出す。


私「……。」


○○<ラウールくん!今日は早目に学校行くので一緒に行けません。なので、目黒くんにも伝えておいて下さい。○○>


私「これで良しっと…ハァ~💧」


ラウールくんにLINEを送ると私は深くため息をつく。


『目黒くんの事を避けてしまった💧でも、仕方ないよね?昨日、あんな事があったからどんな顔して目黒くんに逢えば良いか分かんないんだもん😖』


落ち込みながらスマホをカバンの中に仕舞っていると、少し離れた所に渡辺先輩が立って居るのに気付いた。


私「あ!渡辺先輩だ(*^▽^*)❤️」


渡辺先輩の姿を見つけて嬉しくなった私は名前を呼びながら渡辺先輩の所へ走った。


私「渡辺先輩~👋😄」


渡辺「ん(¬_¬)?ッΣ(º□º;)!」


私を見てビックリする渡辺先輩。


私「おはようございます😄❤️」


笑顔で挨拶をする私。


渡辺「バカっ!お前な~、俺に話かけんなって言っただろ?何、普通に話掛けてんだよ(-"-)💢」


私「え…(・△・)?……あッΣ( ̄□ ̄;)!忘れてた😅」


渡辺「ハァ~~💧お前は本当に忘れっぽいヤツだな。この間言われたばっかの事を忘れんなよな(¬△¬;)」


深いため息をついて呆れる渡辺先輩。


私「すみません😖」


渡辺「まぁいいや。兎に角!今度からは気を付けろよ?次からは話掛けても無視するからな(-"-)」


私「え~💧何でそんな事言うんですか?今まで通り話すぐらい良いじゃないですか😖」


渡辺「駄目なの!…ほら、サッサとあっち行けよ(¬△¬)✋」


右手をヒラヒラさせて私に離れるように言う渡辺先輩。


私「む~ッ😡💢分かりましたよ!もう話掛けたりしません!渡辺先輩のケチんぼ😝」


渡辺先輩にアッカンベーをすると、私は少し離れた場所に移動した。


『なんなのよ、もうッ😡💢何で話し掛けちゃ駄目なの?意味分かんないよ😣💢』


少しすると電車が来てムカムカする気分で乗り込んだ。


『早目に来たのに混んでるし😡💢』


いつもよりは若干空いてる方だけど、やっぱり人は多くて座るのはおろか手摺も空いてない。


仕方なく足で踏ん張るものの、揺れでよろける軟弱な私。


私「あッ!す、すみません😣💦」


電車が揺れる度に足を踏んでしまったり、ぶつかったりしてしまい周りの人達に謝る私。


『どうしよう😖?どこか掴まる場所は…』


掴まる場所がないかキョロキョロと上を見回す私。


グイッ


私「わッΣ(º□º;)!?」


思いきり腕を引っ張られると、私の目の前には渡辺先輩が居て私がよろけないように右手を私の背中に回して支えてくれた。

『え…?渡辺先輩?いつの間に私の所まで来たんだろう😓?って!早くお礼言わないと😣💦』

私「あ…ありがとうございます(////)」

渡辺「礼なんかいいから、黙って大人しくしてろ。」

私の事は見ずにそっぽ向いたまま素っ気なく言う渡辺先輩。

私「…はい(////)」

『支えてくれてるだけって分かってるけど、この体勢はメチャメチャ恥ずかしい(//>_<//)💦』

渡辺先輩に抱きしめられてるような感じがして、学校がある駅に着くまで私の心臓はずっとドキドキしていたから苦し過ぎて死ぬんじゃないかと思った。


学校がある駅に着いて降りると、私はまた渡辺先輩にお礼を言った。


私「渡辺先輩、ありがとうございました!お陰で助かりました😅」


渡辺「今日だけ特別。これからは自分でなんとかしろよ(-△-)」


それだけ言ってサッサと歩いて行く渡辺先輩。


『渡辺先輩、口は悪いけどやっぱり優しいな(*^^*)❤️』


私「……。」


『そう言えば、目黒くんも入学式の日に守ってくれたな~。』


ふと、入学式の日に乗った満員電車で目黒くんも渡辺先輩のように人混みから守ってくれた光景が頭に浮かぶ。


私「目黒くん…。」


小さな声で呟くと、カバンの中のスマホがLINEの通知を知らせる。


📱🎵


私「LINE?ラウールくんかな(・_・)?」


カバンの中からスマホを取り出しLINEを確認する私。


私「ッΣ( ̄□ ̄;)!」


『目黒くんッ😱!?ど、どうしよう?見た方が良いのかな?でも、返事が出来る気がしないし。既読無視するくらいなら読まないままにした方が良い?でも、何て書いてあるのか気になるし…あ~、もうッ!どうすれば良いの~ッ(>△<)💦』


パニックになる私。


阿部「あれ?○○ちゃん?」


私「へ😓?」


声が聞こえた方を振り向くと、亮平くんがいつもの爽やか笑顔で手を振りながら立っている。


阿部「やっぱり○○ちゃんだ!おはよう👋😄」


私「亮平くん(* ´ ▽ ` *)❤️おはようございます(*^▽^*)」


阿部「今日は早いんだね😊」


私の所に歩いてくる亮平くん。


私「え😓?あ、はい💦ちょっと用事があって…りょ、亮平くんもお兄ちゃんと一緒じゃないんですね😅」


阿部「うん。今日は生徒会の仕事があったからね。学校まで一緒に行こっか😊」


私「あ!はいッ(*^▽^*)❤️」


『やったぁ~ッ(*>∇<)ノ亮平くんと2人で登校とか、めっちゃ嬉しい😆💕』


阿部「昨日渡したプリントは出来た😊?」


私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!」


『プリントの存在、スッカリ忘れてた😨昨日は目黒くんの事で勉強どころじゃなかったし…』


阿部「○○ちゃん?」


私「あ…💧えっと…実はまだ出来てなくて…すみません😖」


阿部「解き方が分からなかったら、いつでも電話とかLINEしてきて良いからね?深夜でも構わないし😊」


私「はい。ありがとうございます(*^▽^*)✨」


阿部「今日は行けないんだけど、明日は空いてるから英語をやろっか😊?○○ちゃんは明日の予定大丈夫?」


私「大丈夫です!っていうか、亮平くんの為なら予定が合ってもなんとかします✊😆」


阿部「ハハハ(笑)!そっかぁ~。ありがとう✨嬉しいよ😄」


亮平くんと楽しく話ながら歩いていると、アッと言う間に学校に着いてしまった。


阿部「じゃあまた。勉強頑張ってね👋😄」


私「はい!頑張ります(*^▽^*)❤️」


階段を上がって行く亮平くんを手を振りながら見送る私。


私「はぁ~✨やっぱ、亮平くんは素敵だなぁ~(* ´ ▽ ` *)❤️朝から一緒に居られてラッキーだった🎵」


トントン✋


私「ん?」


肩を叩かれて振り返ると、宮舘先輩と向井先輩が立っていた。


私「宮舘先輩と向井先輩!おはようございます😄」


向井「おはようさん😄」

宮舘「おはよう。素敵な朝だね😊✨」


私「そうですね😊」


向井「今週は部活が無いから○○ちゃんに会えなくて寂しかったんよ。やから、会えて嬉しいわ😄」


私「そうなんですか?私も向井先輩と宮舘先輩に会えて嬉しいです(*^^*)」


宮舘「○○ちゃん、お昼買い過ぎたから分けてあげるよ。サンドウィッチとおにぎり、どっちが良い😊?」


私「え😓?いえ、大丈夫です!申し訳ないですから✋😣✋」


宮舘「大丈夫!大丈夫!イッパイあるから😊」


向井「そうやで、○○ちゃん。遠慮なんかせんで好きなん貰い😄」


私「そうですか?…じゃあ、おにぎりを😅💦」


宮舘「おにぎりね。鮭、鶏そぼろ、おかか、ツナマヨ、昆布、色々あるけどどれが良い😊?」


私「えっと…ツナマヨで😅」


宮舘「ツナマヨね?…はい、どうぞ😊🍙」


カバンからツナマヨのおにぎりを1個取り出して私に渡す宮舘先輩。


私「ありがとうございます✨御馳走様です(*^^*)❤️」


宮舘「どういたしまして😊✨」


向井「俺はお菓子あげるわ。はい!チョコレート😄🍫」


板チョコを1枚カバンから取り出して私に渡す向井先輩。


私「あ、ありがとうございます😅」


『なんか私、餌付けされてない(¬▽¬;)?』


向井「ほなまたな~👋😄」

宮舘「😊✋」


向井先輩と宮舘先輩に手を振って分かれると教室に向かって歩いて行く私。


『宮舘先輩に貰ったおにぎり、教室に着いたら食べちゃおっかな~。今日、早く家出なきゃいけなかったから少ししか食べれなかったんだよね😌』


教室に着くと、私は宮舘先輩から貰ったおにぎりを食べた。


『……。』


私「御馳走様でした😌🎵あ~、お腹イッパイ❤️幸せ~(* ´ ▽ ` *)✨」


平野「深澤さん、おはよう😄✋」


私「あ!平野くん、おはよ~😄🎵」


平野「フフ(笑)。深澤さん、頬っぺにご飯粒ついてるよ😄」


私「えッΣ(//□//)!?嘘ッ!?やだ!恥ずかしいッ(//>△<//)💦」


慌ててカバンの中から手鏡を取り出して顔を見ると、鏡の端に目黒くんが教室に入ってくるのが見えた。


私「ッΣ( ̄□ ̄;)!」


『目黒くんッ😱!?』


ダッ💨


平野「え…?深澤さん😓?」


目黒くんの姿を見つけて、目黒くんとラウールくんが入ってきたドアとは違う方のドアからダッシュで逃げる私。


ラウール「え…?○○ちゃん?今、僕らの事を見て逃げなかった😓?朝も一人で行っちゃうし…何か怒ってんのかなぁ~😖?」


目黒「……。」


そして…


休み時間の度に目黒くんの事を分かりやすく避けまくり、やっと放課後になった。


今日は試験1週間前の為、部活も無い。


『あ~、やっと帰れる🎵同じ班で斜め後ろの席の目黒くんを避けるのは大変だった(* ̄∇ ̄*)✨目黒くんが他のクラスの女子に呼ばれてる間に早く帰ろ~っと😄』


ガラッ🚪


教室から出ようとドアを開けた瞬間、目の前に目黒くんが立っていた。


目黒「あ…😓!」


私「ッΣ( ̄□ ̄|||)!?」


『目黒くんッ😨!もう帰って来たの!?早くない😱!?』


目黒「○○、あのさ-」


私「ご、ごめん!私、職員室に用があったんだった😅💦」


目黒くんの横を走ってすり抜けようとする私。


目黒「待って!」

ガシッ✋

慌てて私の腕を掴んで引き止める目黒くん。

私「ッ!」

目黒「逃げないで…お願いだから。」

私「……。」

目黒「俺の事、嫌いになった?」

私「別に、そういう訳じゃ…」

女子①「あッ!目黒くんじゃん!やっと会えたぁ~😆💕」

女子②「え?嘘ッ😲!本当だぁ~!めっちゃイケメン😆💕」

廊下から目黒くんを見て騒いでいる女子達の声が聞こえてくる。

私「ハッΣ( ̄□ ̄|||)!」

『マズイ!こんな所を見られたら、また目黒くんファンの人達に嫌われる😱💥』

私「目黒くん、ごめんッ!私、用があるから😣💦」

バッ✋

目黒くんに掴まれていた手を振り払うと、私は目黒くんの横を猛ダッシュで走り抜けた。

目黒「え?ちょ、○○😓?」

目黒くんの声が聞こえたけど、私は構わず全速力で走り続けた。

~校舎裏~

私「ゼーゼー💧こ、ここまで来れば大丈夫でしょ(-△-|||)」

息を切らせながら壁に手をつく私。

私「あ…💧上履きのまま外に出て来ちゃったよ😖…ま、いっか。」

『目黒くん、流石に怒ったかな?あんな風に逃げちゃって…手も振り払っちゃったし😖✋』

私「ハァ~💧」

罪悪感で自分の手を見つめながら深いため息をつく私。

『取り合えず、もう少し時間を潰してから下駄箱に行こう。今行くと目黒くんに会いそうだし😖』

私「…ん?」


落ち込みながら子猫のタッキーが居た校舎裏を歩いていると、ボーッとしながら壁に寄り掛かって座っている渡辺先輩が居た。


渡辺「……。」

私「渡辺先輩(・△・)?」

『どうしたんだろう?何か落ち込んでる😖?』

渡辺先輩の様子が気になった私は、渡辺先輩に声を掛けずにはいられなかった。

私「わ、渡辺先輩ッ!」

渡辺「ん(¬_¬)?」

私の声に気付いて渡辺先輩が振り向くと、私は渡辺先輩の所へ走って行った。

私「どうしたんですか?こんな所に座り込んで具合でも悪いんですか😖?」

渡辺「…ハァ~💧お前には日本語が通じないのか?俺に話掛けんなって言ってんだろ(¬"¬)?また一人で居るし…目黒はどうしたんだよ?何で今日は一緒に居ねーの(-"-)?」

ため息をつくと呆れながら言う渡辺先輩。

私「別に目黒くんと四六時中一緒に居る訳じゃないし…私も目黒くんも一人になりたい時ぐらいあるし😖渡辺先輩に話掛けたのは、なんか表情が暗かったから心配で…大丈夫ですか😖?」

渡辺「大丈夫じゃなくても年下になんか相談しねーよ。特にお前みたいなお子様にはな(¬△¬)」

私「ムッ💢何ですか?その言い方!せっかく心配してるのに😡💢」

渡辺「心配してくれなんて頼んでねーし。余計なお世話なんだよ。深澤が心配するから、お子様はサッサとお家に帰んな(¬△¬)」

私「ムカッ💢言われなくても帰りますよーだ😝」

『本当に口が悪いんだから😡💢』

渡辺「……。」

うつ向いた渡辺先輩の顔が私には悲し気に見えて、やっぱり心配で声を掛けずには要られなかった。

『渡辺先輩…。』

私「あ、あのッ!」

渡辺「ん?」

私「私じゃ力になれないかもしれないけど、亮平くんや岩本先輩達なら絶対になんとかしてくれるから、悩みがあるなら頼って良いと思います!」

渡辺「…深澤の名前は無いのな。」

私「あッΣ( ̄□ ̄|||)!お兄ちゃんの事、スッカリ忘れてた💧お兄ちゃんも多分、頼りになると思います😅」

渡辺「プッ(笑)!お前、自分の兄貴の存在を忘れんなよ。深澤が聞いたら泣くぞ😄」

『あ…笑ってくれた(*^^*)❤️』

渡辺先輩が笑ってくれた事に安心する私。

渡辺「心配してくれてありがとうな。でも、本当に大丈夫だから😊」

優しい笑顔で私に言う渡辺先輩。

私「…分かりました。大丈夫なら良かったです😊」

本当は大丈夫じゃないんだろうな~とは思いつつも、私は渡辺先輩の言葉を信じたフリをした。

私「じゃあ私、そろそろ帰りますね😊」

渡辺「あ…○○!」

下駄箱に歩いて行こうとすると、渡辺先輩が呼び止める。

私「はい?」

渡辺「これからはマジで俺に話し掛けないでくれないか?学校では特に話し掛けないで欲しいし、近くにも来るな。」


『もしかして渡辺先輩、話し掛けるなって言ってるのに私が話し掛けるから悩んでたのかな?落ち込んでる原因が私だったなら私に相談なんか出来ないよね。』

私「…分かりました。もう話し掛けたりしません。迷惑掛けてすみませんでした😖」

渡辺先輩に頭を下げて謝ると、私は悲しくて泣きそうになるのを耐えながら足早に立ち去った。

渡辺「○○ッ!」

私「っ😓!?」

渡辺先輩の声が聞こえて思わず足を止める私。

渡辺「絶対に一人になるなよ!出来るだけ目黒と一緒に居ろ。」

私「…何でですか😖?」

意味が分からず渡辺先輩の方を向いて首を傾げる私。

渡辺「いいから!言われた通りにしてくれ…頼むから。」

『何で?意味分かんない…でも、そんな顔で言われたら「分かった」って言うしかないじゃん😖』

私「…分かりました。出来るだけ一人にならないように気を付けます😖」

渡辺「絶対だからな。これだけは守れよ?」

私「…はい😖」

渡辺「じゃあ、気を付けて帰れよ😊」

私「…はい😖」

渡辺先輩に返事をすると、私は渡辺先輩に背を向けて下駄箱の方へ歩いて行く。

本当は「また明日!」って笑って言いたかったけど、もう逢って挨拶する事も出来なさそうだから…

私には渡辺先輩が何を考えているのか全然分からなかったけど、何か理由があるんだろうなって事だけは分かったから寂しいけど渡辺先輩の言う事を聞く事にした。

~下駄箱~

トボトボとうつ向きながら下駄箱に行くと、下駄箱の前でしゃがみ込んでいるラウールくんが居た。

ラウール「あ!良かったぁ~✨会えて😄」

私を見てニッコリ笑うラウールくん。

私「ラウールくん😓どうしたの?こんな所に座り込んで…まだ帰らないの?」

ラウール「○○ちゃんと一緒に帰ろうと思って待ってたんだよ。靴があるからまだ帰ってないと思ったし😊」

私「そうなんだ?…目黒くんは?」

周りを見渡しても目黒くんの姿が無かったので、ラウールくんに聞いてみる私。

ラウール「めめなら帰ったよ。『俺が一緒に居ると○○はまた逃げるから』って…今朝も一人で行っちゃうし、めめと何かあったの😖?」

私「…うん。ちょっと…色々あって😖」

ラウール「そっか。僕、めめと○○ちゃんが笑って楽しそうにしてるのを見るのが好きだからさ…早く仲直りして欲しいな😊」

私「…うん😖」

ラウール「取り合えず、早く帰ろ?僕、お腹空いちゃったし😄」

私「…そうだね😊💦」

『確かに目黒くんとずっとこのままっていうのは嫌だし、早くなんとかしなきゃだよね。避けてるのは私だけだけど…でも、どういう顔をして会えば良いのか分かんないし💧時間が経てば今まで通りに戻れるのかな😖?』

私「ハァ~💧」

どうすれば良いか分からず深いため息をつく私。

ラウール「…😖」

心配そうな顔で私を見つめるラウールくん。

目黒くんとの事、渡辺先輩との事、考える事が色々あり過ぎて私の気持ちはドンドン暗くなっていった。


《続く》