干支の話-79 14・丁丑③

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14・丁丑の有名人は多い。

スポーツ選手はもっとたくさんリストアップされたが、割愛した。

 

丁も丑も派手な人は少ない。忍耐強く我が道を行って、個性的な能力を発揮する。

 

丁丑は『性格は温厚ながら、事に望んで激しい闘争心を作り出す。常に他力的で自分からの闘争ではない。攻撃を受けやすいともいえる』と説かれているが、実際は負けん気の強さが、結果的に争いを起こしているように思える。

 

野中広務さん、小沢一郎さん、田中真紀子さんという政治家をみると、人と和せない本性のようなものがあるようにも思える。

議論でも譲れない負けん気を持っている。

政治家だけではなく、一覧を見ると、能力ある曲者が揃っているという感がある。

 

天庫星(墓内)で激剋客観星が並ぶことにも原因はある。

自分だけの正しさを実感するためには譲れない自己主張(確認作業)があって、言いたいことを言わないわけにはいかないのだろう。

 

それは単なる思い込みではなく、自分なりに掘り下げた思考や学習から生まれていて、暗黙の使命として次世代へ送るべき譲れない自己主張なのだと思う。

 

どの分野にあっても、主張すべきことは主張して行く。エネルギーが溜まる直下車騎星の影響は語られているよりは大きいように思える。

 

スポーツの世界でも、例えば石井琢朗さんは『一言居士で、監督、コーチやチームの方針に納得がいかないと臆することなく意見することが多かった。また、退場処分は一度もないものの、審判の判定に納得がいかないと、激昂するシーンも多く見られた』とwikiにある。

 

歌手の長渕剛さんの不屈の闘争的自己主張は有名。

『デビュー前には、場末のバーでオリジナル曲を歌い続ける。この時はまさに地獄の環境で、毎夜のようにビール瓶や灰皿が飛び、泥酔した客や極道から「演歌やらんかい演歌!!」と罵声や蹴りを浴びつづける日々だった』

 

『「オールナイトニッポン」で学校で暴力を振るってしまった、という高校生リスナーからのメールに答える形で ”殴った自分が正しいと思えればいいんじゃないか。我慢ならない時、あまりにもひどいじゃないかという時、俺は一発やっていいと思う。これは「肉体言語」だよ。「暴力」じゃないの。ただし、要は殴り方なんですよ。俺も時として「肉体言語」がポーンと出ることはあるよ。でも反省はしてないし"と持論を展開している』

 

長渕さんほど顕著でなくても、どの人も、まじめさとゆるぎない強さと、奥行きのある広さを感じさせる。

 

『視野の広いスケールのある人物。ノンビリ屋とみられるも、関心を持ったことにはとことん掘り下げるので、興味と目的次第では大きな成果を上げることができる。

自分には厳しいが周りには寛大』という干支意味の言葉がそのままあてはまるように思える。

 

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