今年最後の日曜ということで、
いつもの(最近滞りがちでしたが)人魚本紹介のかわりに、
今年私が読んで印象に残った本を挙げようとおもいます。
ほぼ私の備忘録ですね(笑)。
なお、私が今年読んだ本というだけです。
今年発売された本ばかりではありません。
●政岡憲三の絵コンテ集「人魚姫の冠」(記事★)
生き生きと描かれた絵コンテと
かなり細部まで構想が進んでいたであろう物語。
ぜひアニメーションとして見たかったです。
●前田芳雄の童話「人魚の唄」(記事★)
仏教童話として書かれた作品。インドの説話がもとになっているようですが、
初めて読んだ話で印象に残りました。
絵柄も出版当時の昭和初期の雰囲気が出ていて気に入っています。
●佐藤靖彦 編著「ロシア英雄叙事詩の世界 ブィリーナを楽しむ」(記事★)
先日ロシア絵画を見に行ったから、というのもありますが、
「サトコ」の物語を事前に知っておくことができたのはよかったです。
英雄譚だけでなく、民話や習俗もロシアは面白そうです。
●ninikumi「珊瑚と人魚」(記事★)
こちらはコミック。
謎の女性“人魚”と主人公の関係がどうなっていくのか楽しみ。
絵柄もきれいで、好みです。
●いわさきちひろ「赤い蝋燭と人魚」(記事★)
今年はいわさきちひろ生誕100年ということで作品展が開かれたりして
ちひろの画業だけでなく、一人の女性としての生き方に世の関心が集まった年でした。
私もブログで取り上げるにあたって久しぶりに本作を読み返して
改めてちひろの絵に対する真摯な姿勢に胸を打たれました。
挿絵としては未完ではあるけれど、ずっと読み継がれていく本だと思います。
以上、今年の人魚本を振り返って特に印象に残っている5点を取り上げました。
古い本が多いけど、これはいつものことですね(;^_^A
今年は終盤に忙しさもあって休みがちだったので、
来年は気合を入れようと思います。
・・・って言いすぎました(即時撤回 笑)。
来年も素敵な人魚との出会いを期待して、
ぼちぼちマイペースでやっていきます!