青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

高校生編はこちら。

 


【片恋物語】大学生編①喜びと悲しみは背中合わせにある。

【片恋物語】大学生編②愚かな自分と、容赦ない現実を思い知らされる。

【片恋物語】大学生編③罪悪感と幸福感の狭間で。

【片恋物語】大学生編④永遠は存在しない。感情は移ろうものだから。

【片恋物語】大学生編⑤素顔を見せられる。それだけは最初から変わらない。

【片恋物語】大学生編⑥降り積もるのは、信頼感と特別感ばかりで。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

それ以降、部活メンバーの集まりの時は、
Sの車に乗せてもらうことが定着した。

 


車移動だと行動範囲が広がるため、
車で集合することが普通になり、
学区は違えど家が近かった私を
拾ってくれるのは自然な成り行きだった。

 


他のメンバーも乗せることはあったけど、
1番最初に乗るのも
1番最後に降りるのも私だった。

 


だから、助手席が定位置に
なるのも自然の流れだった。

 


皆で遊んだ後に解散して
それぞれを送り届けた後、
私とSの2人だけになると必ず
ドライブに行くようになった。

 


その日散々喋ったのに
まだ喋り足りなくて、
車を運転するSの隣で
とめどなく話し続けた。

 


目的地もなく自由に走る深夜のドライブ。

 


他愛ない会話を繰り広げる、
2人だけの時間。

 


ただそれだけのことがひどく嬉しくて、
この時からドライブが大好きになった。

 

 

 

 

 

そんな風に部活メンバーと定期的に集い、
Sと静かな時間を楽しむ中で、
1度だけMちゃんと2人で会ったことがある。

 


あれは大学4年の秋。

 


MちゃんがSと別れて2年半ぐらい経った頃。

 


もちろんそれまでも他のメンバーを
交えて一緒に遊んでいたけど、
改めてMちゃんだけと向かい合う機会が
なかったから少し戸惑ったのを覚えている。

 


でもそんな密かな気負いも無意味だった。

 


ただご飯を食べてお喋りに
花を咲かせるだけだったけど、
以前と変わらず、皆といる時と
変わらず楽しい時間を過ごした。

 


Sとのことは、
Mちゃんの中では完全に終わったことで、
わざと避けるでもなく
敢えて触れるでもなく、
仲間として捉えていることに安堵した。

 


もっと言えば、別れて2年以上も経てば
とっくに次の恋人ができているもので、
今の彼氏と順調に交際している様子を
微笑ましく聞いていた。

 


そもそもMちゃんが部活に入ってくれた
から他の皆とも仲良くなれたわけで、
Sのことを抜きにしても、私にとって
Mちゃんは特別な存在だったのだ。

 


そんなMちゃんと、
変な気遣いをせずあの頃と同じように
話せるのはとても嬉しいことだった。

 


私にとって、2人の存在は
間違いなく特別な意味を持っていた。

 

 

 

 

 

そしてとうとう大学生活も終焉を迎えた。

 

 

 

 

 

⑦に続きます。↓

 

【片恋物語】大学生編⑦思い出は色褪せない。今は形を変えていくけれど。

 

 

 

 

 

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