青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

高校生編はこちら。

 

【片恋物語】大学生編①喜びと悲しみは背中合わせにある。

【片恋物語】大学生編②愚かな自分と、容赦ない現実を思い知らされる。

【片恋物語】大学生編③罪悪感と幸福感の狭間で。

【片恋物語】大学生編④永遠は存在しない。感情は移ろうものだから。

【片恋物語】大学生編⑤素顔を見せられる。それだけは最初から変わらない。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 


大学2年からはとにかく忙しかった。

 


毎日の講義やゼミに加え、
講義外の講座を受講してみたり、
車の免許を取りに教習所に通ったり、
生まれて初めてバイトを始めたり、
常に何かを掛け持ちしていた。

 


その隙間を縫うように、
図書館で大量の本を借りて読んだり、
少しずつライブに行き始めたり、
友達とショッピングをしたり、
気づけば何かしら動いていた。

 


つまり、それなりに大学生活を
楽しんでいたのだと思う。

 


そうこうしているうちに
大学3年の冬になり、
就活に向けての準備や説明会が
当たり前のようにスケジュール帳に
書かれ始めるようになった。

 


遊ぶためだけに大学に入った身としては
就職なんて嫌で嫌で仕方なかったけど、
他にやりたいことがあるわけでもなく、
他に稼ぐ手段を知っているわけでもなく、
とりあえず無難な事務職に就こうと
重い腰を上げようとしていた頃だった。

 

 

 

 

 

久しぶりにSとデートをした。

 

 

 

 

 

大晦日の迫る年末で、
大学はとっくに冬休みに入っていた。

 


Mちゃんと別れてから2年弱。

 


その間に部活メンバーで
遊んだこともあるし、
構内ですれ違ってちょっと
立ち話をしたこともある。

 


でも、2人きりで会うのは初めてだった。

 


というか、元々部活メンバーで
集まる予定だったのが、
皆都合がつかなくて空いていたのが
2人のみだったというだけの話だ。

 


この時に初めてSの運転する
車に乗せてもらった。

 


彼はいつの間にか免許を取って、
親の車を使うようになっていた。

 


家族以外が運転する隣に座るのが
初めてでちょっとどきどきした。

 


いつものカラオケとご飯という
ありきたりなコースだったのに、
行き帰りにSの車の助手席に乗る
というだけで一気に新鮮さが増した。

 


多分、日々の忙しなさに
疲れていたせいもあったのだろう。

 


久々に誰かと話してすっきりしたし、
その相手が何も気を遣わなくていい
Sだったから余計にリラックスできた。

 


ふとした拍子に出る高校の頃の
話がやたら懐かしかった。

 


何でも言えて、何でも聞けて、
1番素直な自分を出せる。

 


今の自分の気持ちがどうであろうと、
最も信頼できて心を開ける相手だと
改めて思った。

 

 

 

 

 

⑥に続きます。↓

 

【片恋物語】大学生編⑥降り積もるのは、信頼感と特別感ばかりで。

 

 

 

 

 

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