青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

大分間が空きましたが、

私小説の続きです。

 

 

第2章は大学生編。

 

 

高校生編はこちらから。

 

 

 

 

 

 

 

私達は大学生になった。

 


私とSは同じ大学、
Mちゃんは違う大学へと進んだ。

 


Mちゃんとは、高校の卒業式の日に、
Sとつき合って2周年記念の
スイーツを奢って以来、
会っていなかった。

 


以前からの約束を果たした時、
もう2年が経ったのかと
しみじみ思ったものだ。

 


その間、私はSが
Mちゃんにじゃれているところも、
頭を撫でているところも、
キスしているところも見た。

 


何でそんなものを見せつけられなきゃ
いけないんだろうと思ったけど、
2人がそういう関係性で、
私が2人の傍にいるから仕方ないと諦めた。

 


周りが見えなくなるほど
お互いのことが好きなんだなと
苦笑するしかなかった。

 


そんな人に出会えてつき合える
ことがとても羨ましかった。

 


自分がこの先、
そんな理想的な恋愛をするのか
どうか全く想像がつかない。

 


でも、夢だけは持っていたいと
2人を見てしみじみ思った。

 


とにかく、2年経っても
変わらず仲の良い2人だった。

 

 

 

 

 

そんなSとは、
大学の入学前に2人だけで会った。

 


数日後の新生活に向けての買い物と、
大学についての話が主だった。

 


どちらから会う約束をしたのかわからない。

 


でも、会えばやっぱり
嬉しいと思っている自分と
傷ついている自分がいた。

 


平気だと思っていたのに、
どことなく彼女の存在を気にする
Sの態度にショックを受けた。

 


困るなら初めから会うなんて
言わなければいいのに、
何て残酷な優しさなんだろう。

 


それ以上に、それでも会えてよかったと
感じる自分の愚かさに嫌気が差した。

 


何も望んでいないと嘯きながら、
求めている自分がただただ浅ましかった。

 

 

 

 

 

そんな不安定な気持ちを抱えながら、
新しい生活を迎えることになった。

 


ただ、Sとは学部が違ったため、
入学以降は会う機会がなかった。

 


様々な説明会、講義の吟味、友達作りと、
新しい環境に馴染むのに必死だった。

 


特に私は新しい場や雰囲気に
慣れるまで時間がかかる方で、
決めることも多くて毎日が
瞬く間に過ぎていった。

 

 

 

 

 

そんな時だ。

 


キャンパスで偶然Sに会ったのは。

 

 

 

 

 

②に続きます。↓

 

【片恋物語】大学生編②愚かな自分と、容赦ない現実を思い知らされる。

 

 

 

 

 

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