青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

高校生編はこちら。


【片恋物語】大学生編①喜びと悲しみは背中合わせにある。

【片恋物語】大学生編②愚かな自分と、容赦ない現実を思い知らされる。

【片恋物語】大学生編③罪悪感と幸福感の狭間で。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

あんなことがあったのに。

 


あんなに痛手を受けたのに。

 


次の日、あっさりSに会ってしまった。

 


この頃はまだ1人で昼ご飯を食べていて、
講義室でも食堂でもなく
誰にも邪魔されない場所を見つけていた。

 


お昼時に、
そこに偶然Sもやってきたというわけだ。

 


それまであんなに会わなかったのに、
2日連続で顔を合わせるなんて
タイミングが悪いと言う他ない。

 


でも会ってしまったものは仕方ない。

 


私はSと一緒に昼ご飯を食べ、
午後の講義が始まるまでそこで過ごした。

 


私の方は、
昨日のかっこ悪い自分を思い返すと
気まずさしかなかったけど、
Sは何も気にしてないようで普通に
接してくれて泣きたいぐらいほっとした。

 

 

 

 

 

この距離がいいんだ。

 


この関係が、1番いいんだ。

 

 

 

 

 

私が立場をわきまえず踏み込み
そうになるから失敗する。

 


欲をかいてこれ以上近づこうと
するからバランスが崩れる。

 


1番居心地の良い距離感を
もう知ってるのに。

 


誰よりも仲の良い女友達
だって自覚してるのに。

 


これからもSと笑っていたいなら、
この距離を守らなければいけない。

 


友達として、適切な態度を
取らなければいけない。

 


それが双方にとって1番
安心できることだから。

 


そんなことを思いながら、
私はSと久しぶりの会話を楽しんだ。

 

 

 

 

 

そう考えていたはずなのに。

 

 

 

 

 

1ヶ月後には2人で
カラオケに行っていた。

 


これもタイミングが合って
しまったというのだろうか。

 


突然講義が休講になって、
その時丁度メールをしていた
Sも暇を持て余していたようで、
冗談で遊びにいくことを提案したら
あっさり実現してしまった。

 


これは私のせいだろうか。

 


多分、いや、絶対そうだろう。

 


Sは私だからこそ応じたのだろうし
(それぐらいは自惚れていいと思う)、
2人で遊んだところで何が変わる
わけでもないと信じているのだろう。

 


心が揺れているのは自分だけ。

 


どうしたらいいかわからなくて
戸惑っているのも自分だけ。

 


でも、こんなことは多分2度と
ないだろうと思うとやっぱり
嬉しかったし楽しかった。

 


その気持ちが事実である以上、
もう無駄に抗うことはやめた。

 


傍にいすぎて、
これ以上近くにも遠くにもいけないなら。

 


この関係に、
身を任せるしかないのかもしれない。

 


もうこの位置は変えられないから。

 

 

 

 

 

これからも、変わることはないから。

 

 

 

 

 

④に続きます。↓

 

【片恋物語】大学生編④永遠は存在しない。感情は移ろうものだから。

 

 

 

 

 

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