青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

【片恋物語】高校生編①出会いなんてロマンチックなものじゃない。

【片恋物語】高校生編②変化は突然やってくる。望もうと望むまいと。

【片恋物語】高校生編③落ちるのは簡単。免疫ができてないから。

【片恋物語】高校生編④止める術はない。加速するだけ。

【片恋物語】高校生編⑤錯覚しても仕方ない。誰も咎めなかったから。

【片恋物語】高校生編⑥気づいた時には同じ土俵にすら立ってない。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

とある平日の夜、
突然Mちゃんからメールが来た。

 

 

その言葉は何の準備もなく、
私の目に飛び込んできた。

 

 

 

 

 

M「実は私、Sとつき合ってるんだよね」

 

 

 

 

 

…………え?

 

 

 

 

 

SとMちゃんが。

 


彼氏と彼女。恋人同士。特別な関係。

 


何それ聞いてない。

 


いや、だからわざわざ
メールで報告してくれたのか。

 


部室で話をするには
ギャラリーが多すぎるし。

 


特に当事者であるSを目の前にして
他人に宣言しづらいだろうし。

 


同じ部活仲間として
毎日顔を合わせる以上、
早めに言っておくべきだと思ったのか。

 

 

 

 

 

ああ。

 


でも。

 


やっぱりそうなのか。

 


普通の友達があんな風に
スキンシップを取ったりしない。

 


あんなに顔を近づけて話したりしない。

 


あんなに親密な空気を出しておいて、
「ただの友達」なんて
おかしいに決まってる。

 


思い返せば引っかかる
部分はいくつもあった。

 


でも気づかない振りをした。

 


気づきたくなかった。

 


だって認めてしまうことになるから。

 


2人の仲の良さに嫉妬してたって。

 

 

 

 

 

Sのことが好きだって。

 

 

 

 

 

好きだと気づいた瞬間、
失恋するとは思わなかったけど。

 


漫画みたいな展開に
失笑するしかなかった。

 


Sとの距離が縮まって喜んだり、
デートで浮かれてた自分が馬鹿みたいで。

 


どんなにSと仲良くなっても、
友達以上の関係にはなれないのに。

 


じゃあ、何で私が
近づくのを受け入れたの?

 


何で2人きりで会ってくれたの?

 


Mちゃんという特別な存在がいるなら、
何で期待させるようなことをしたの?

 


Sが無自覚に優しさを
振りまいていたのだとしたら、
こんなに残酷なことはない。

 


勘違いする方が悪いと言うなら、
私がただ単に恋愛というものに
対して子供だっただけ。

 


それを改めればいいだけ。

 


そうだとしても、さすがにそんな
すぐに気持ちは切り替えられない。

 


これからSにどういう態度を
取れば良いんだろう…。

 

 

 

 

 

この日、Mちゃんのメールに
どう返したのか覚えてない。

 


自覚したのは、自分のSへの気持ちと、
それが一瞬で断ち切られたということ。

 


そして、SとMちゃんの関係を
理解するしかなかったということだけ。

 

 

 

 

 

⑦に続きます。↓

 

【片恋物語】高校生編⑦羨ましくて、妬ましくて。でも憧れる。

 

 

 

 

 

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